2014年05月16日

神奈川新町、西川口

/新町立麺食堂スタンダップ@神奈川新町にて冷煮干中華/焼麺春日@西川口にて焼ラーメン/

 以前の客先へ出向かなければならない。
 まあ、仕事なので、行けと言われればどこへでも行きますけどね。

 ほんのちょっぴり早く現場をでて、途中下車して新町立麺食堂スタンダップ@神奈川新町へ。 冷しが販売開始していたので一日でも早く食べたかったのですが、なんとなく後で後での訪問になってしまい、誠に申し訳ありません。

 店先の「冷し塩ソバあります」の貼り紙を横目で見つつ入店、「いらっしゃい、久し振りですね」と店長さんから挨拶され、誠に申し訳ありません。
 念のため冷しの販売を確認しつつオーダー、お冷や代わりのウーロン茶(だと思う)を飲みながらラーメンの出来上がりを待ちます。
 ふと卓上のメニューに目をやると、消費税増税後も値上げされていません。

 なぜラーメン業界だけ「お店側が頑張る」構図になっているのでしょうか。
 「利益を増やすため」ではなく仕入れや税金が値上がりしているのだから、消費者に正しく転化された方がいいと思うけど、お店にはお店の都合があるのでしょう。
 などと飲食店経営経験の無い頭で何を考えても答えなんかでないと考えていると、冷煮干中華750円(10杯限定)が出来上がってきました。説明書きには『鶏昆布出汁煮、トマトピクルス梅風味、半熟塩玉子、水菜のサラダ、カリカリ煮干し、別添:梅酢』とあります。

 キンキンに冷やされた丼にキンキンに冷やされたスープ、冷やしたからと言って旨味が縮こまったりせず、むしろ口の中で温度が上がる程に「味が広がる」感じが素晴らしいです。
 しっかりと茹で上げた後でしっかりと冷水で締めてある丸山製麺の細麺、薄くスープをまとってとても美味しいです。
 スープが冷たいと味が一辺倒になりがちですので、味変に洋辛子、山葵が使われることが一般的ですが。

 スタンダップの冷やしは脇役に辛味ではなく酸味を準備、先ずは水菜サラダのドレッシングが「あっ」と味の変化を気づかせ、トマトピクルスの酸味が「うっ」と力強く語りかけ、別皿の梅酢で「おっ」と全体的に味変を楽しむことが出来ます。
 鶏のささみは一口大に割き分けてあって食べやすく、半熟玉子は甘味を演出、カリカリに焼いた煮干しは食感の乏しさを補ってくれます。
 こんなに色々と楽しめて、美味しいのにたったの750円ってどういうことなんだよ、都内だったら900円はしますね。
 スルッと食べてしまってご馳走様、ああ、美味しかった。

 その後、客先作業。
 簡単に済むとは思っていませんでしたが、やっぱり客先に来ると色々とやることがある。
 やっと仕事が終わって外に出るとあたりが真っ暗、一杯飲んで帰りたいなぁ。

 西川口には店構えは中華料理屋なのにラーメン屋のラーメンを出す店が多いので、一杯だけ飲んでラーメンを食べるかと。
 焼麺春日@西川口(埼玉県川口市)、西川口駅から徒歩5分でしょうか。

 店先にはランチタイムのみではなく終日販売の定食メニュー680円(税別表記、以下同様)のポスターが掲げられ、ランチタイムは100円でコーヒーが飲み放題です。
 「焼麺」とあるので劔@高田馬場との関係が気になりつつ店内へ。
 奥右手に厨房があって面したカウンター席は7席、手前のスペースには4人掛けテーブルが3卓、2人掛けテーブルが3卓、計25席。
 券売機が見当たらないので空いている席を探していると「お好きな席へどうぞ」と案内され、テレビが見える2人席に座りました。

 先ずは生ビール280円、キュウリ冷菜280円で今夜は西川口で一人お疲れ様会。
 ビールの値段を見た時に「少し量が少ないかな」と思いましたが、中生ほどはないけど十分な量、料理はキュウリだけではなくサニーレタスをあしらい、黒胡麻を散らして値段不相応の量と美味しさ。
 テーブルに置かれたメニューを改めて見てみると、料理はエビチリやら唐揚げやら20品以上用意され、餃子料理はスープ餃子も合わせて6種類。
 ラーメンは焼きラーメンと普通のが同数、他にタンメン、タンタンメン、鶏そば等、焼きそばや冷やしラーメンもあり、麺の大盛りは50円増しです。
 アルコールはビール、酎ハイ、ホッピー、サワー、果実酒、カクテル、ワイン、焼酎、日本酒、ジュースと一通り揃ってます。

 ビールを飲み終わったタイミングで料理も食べ終わりそうだったので、ラーメンをお願いしました。
 オーダーすると「こちらを擦って、ラーメンを半分くらい食べたら合わせてお楽しみ下さい」と小すり鉢を渡されます。
 メニュー構成が劔@高田馬場にそっくり(というか同じ)でしたのでもしやと思いましたが、この鰹節と胡麻(うろ覚え)を擦って待つ段階で間違いないかと。
 程なくして焼ラーメン700円、麺相だけみたら「支店」と思うほどです。

 レンゲでスープを味わってみると、劔@高田馬場から取り寄せたんじゃないかと思うほど再現性が高いベジボタと濃厚豚骨出汁のWスープ。
 濃厚豚骨のみだと味が強すぎて麺の味や香りが活きない、ベジポタのみだと味の方向性が別れてしまう、だからこそのWスープ、後味のすっきりさも素晴らしいです。
 焼麺は劔@高田馬場では全体を丸く固めに焼いていましたが(2012年6月当時)、春日では「香ばしさより食べ易さ優先」の片面だけ1/3ほど焼いてあり、カリカリとした固い食感と香りを感じつつ食べやすいです。

 また、焼いた部分の麺をスープに長く浸しておくとスープを良く吸って、これまた美味しいですね。
 丼に入りきれないほど大きなチャーシュー、極太のメンマ、小切りされた万能ねぎ、どれもこれも劔@高田馬場インスパイアの域ではありません。
 カスターセットに胡椒を用意していないのも頷けます、スルッと食べてしまってご馳走様、ああ、美味しかった。
 席を立って会計してお店を後にしました。

 開店当初は高田馬場の店との関係を否定されていた様ですが、東京の高田馬場のお店で修業されたとのこと。
 ラーメン以外の料理構成などここまで変わってしまうと、初期の店は3ヵ月で閉店して別の店になった様な印象を受けました。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
スタンダップのラーメンを、食べてきました。

おいしいラーメンでしたね。

しかしながら。あっ、うっ、おっと擬音語が出る味はわかりませんでした。

どのトッピングも、紫蘇をベースにした香りが生かされていると思います。

その統一感を書かないのは何か訳があるのですか?
Posted by タジン at 2014年05月20日 00:04
タジンさん

 コメントありがとうございます。
 紫蘇をベースですか、私には分かりませんでした。
Posted by ふらわ at 2014年05月20日 06:39
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