オンコの原生林と牧場風景の中をハイキング!北海道「焼尻島」

記事作成日:2014/05/19 17:19:35 │ 最終更新日:2014/05/19 18:14:22

初夏〜夏にかけて観光シーズンを迎える、北海道の日本海側に浮かぶ原生林に覆われた小島「焼尻島」は、ハイキング初心者にもオススメのスポット!
島内は平坦な道が続くので歩きやすく、大自然や島の歴史・暮らしなど、多種多様な風景を見ることができます。
ここでは、焼尻島の魅力を満喫できる、オンコの原生林と北海道を感じることのできる牧場風景を楽しめるコースをご紹介いたします。

自然いっぱいの焼尻島を歩こう!

写真:うさ

最初に、記事内のコースを説明いたします。
※各ポイントの詳しい位置情報は、記事の一番下のMEMOのリンクから「天売島・焼尻島 手描きまっぷPDF」を参考にしてくださいね!

●焼尻港フェリーターミナルを出発し、オンコ自然林へ向かいます。その時厳島神社経由は上り坂がきつめなので、足腰に不安を覚える方は会津藩士の墓前からオンコ自然林へ入ることをオススメいたします。

●オンコ自然林を歩いて島の中心部を走る道にでましょう。視界が一気に開け一面牧草地が広がり、かわいいめん羊を見ることができます。
この道は引き返しますので、時間と相談の上で牧草地帯を楽しんだら来た道を引き返し、オンコ自然林に戻ってくださいね。
また、オンコ自然林との交差点付近にお手洗いがありますので、トイレ休憩が可能です。

●次は、ウグイス谷を経由しオンコの荘(しょう)へ向かいます。オンコの荘の後は道なりに進み、ラナルドマクドナルド上陸記念碑のある白浜海岸方面へ。海や灯台を眺めつつ焼尻港フェリーターミナルへ戻ります。
ゆっくり歩いて約3時間のコースになります。

焼尻島についてもお話いたしましょう。
焼尻島は、道北の羽幌町にある羽幌港フェリーターミナルから、フェリーで1時間(高速船で35分)の日本海側に浮かぶ周囲12kmの島です。島の3分の1が深い原生林に覆われ、約50種類の自然林とたくさんの草花が咲き誇る美しい島です。
2011年放送のテレビドラマ「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地となったことでも有名です。

写真はオンコ自然林です。焼尻島には約5万本のオンコの木が自生しています。オンコとミズナラなどの木々が作る森では、緑の美しいグラデーションを楽しむことができます。森林浴を楽しみながらゆっくり歩いてくださいね!
※オンコとは、北海道でのイチイの呼び名です。

厳しい自然がつくりだした神秘的な空間「オンコの荘」

写真:うさ

オンコ自然林の中を歩いてゆくと、視界に入る風景に変化が訪れます。
本来オンコは15m〜20mの樹高を持つ植物ですが、「オンコの荘(しょう)」と呼ばれる場所に育つ木々は、樹高が1m〜2mほどしかありません。その代わり枝がくねくねと曲がりながら横に広がり、その大きさは10mにもなります!
海から吹きつける強い風や、厳しい冬の雪の重みによって、本来上に伸びるはずの枝が横に広がり、300年の歳月をかけ今の形をつくりだしました。ここでは、自然の厳しさに耐え生きてゆく植物の強さを感じることができます。

このオンコの荘ですが、木の中に入ることができます。大人が20人以上入っても大丈夫な広さですから驚きです!
中からは枝が横に伸びる様子をじっくり見ることができますので、厳しい焼尻島の自然のつくりだした神秘を観察してみてくださいね。

また、オンコ自然林の深い森では、日光を求め複雑な形に変化した枝・幹を持つ木々が多数存在します。「天狗の腰掛」や「鶴」など、名前が付いている木々もありますので、見つけながら歩いてみてくださいね!

これぞ北海道!どこまでも続く牧草地帯を歩こう!

写真:うさ

焼尻島は、畜産業も盛んな島。
島の中心を走る通称「オンコ海道」にでると、どこまでも続く牧草地が丘陵いっぱいに広がり、牧草ロールがあちこちに転がる、これぞ北海道!と感じる風景が待っています。
ここは80ヘクタールの土地を持つ、羽幌町営(指定管理会社:萌州ファーム株式会社)の「めん羊牧場」で、約700頭の羊が育てられています。
夏の暑い日は日陰にいることが多い羊ですが、探してみてくださいね!

焼尻島の羊は、地元でも滅多に口にできない高級食材

写真:うさ

焼尻島に育つ羊をご紹介いたします。
ここで育つ羊は、顔と足が黒い毛で覆われていて、見た目もかわいい「サフォーク種」です。
焼尻島には、外敵となる野良犬や蛇がおらず、羊達はストレスフリーの中生活することができます。また、潮風により塩分やミネラルを豊富に含んだ牧草を毎日食べることによって、その肉は臭みがなく、とても柔らかく、脂は白く甘みがあり、国内最高峰とも言われています。
高級サフォーク肉「プレ・サレ焼尻」としてブランド化もされており、G8北海道洞爺湖サミットの首脳晩餐会にて各国首相に振る舞われたことでも有名です。

この「プレ・サレ焼尻」ですが、その年に生まれた子羊、年間約200頭のみ出荷のため、流通量が大変少なく地元でもなかなか食べることのできない幻のお肉と言われています。
しかし、6月中旬に開催される「サフォークまつりin焼尻」では、そんな希少なお肉を楽しむことができますよ!(2014年度は、今までの「焼尻めん羊まつり」から、名称が変更になっています)
北海道旅行がまつり期間中なら、旅先に焼尻島を入れて、是非ハイキングと美味しいお肉を楽しんでくださいね!もちろん、お肉を目当てに北海道に来る価値も十分にあるイベントです。

※2014年の「サフォークまつりin焼尻」は、6/21(土)・22(日)の開催です。

日本最初の英語教師、ラナルドマクドナルド上陸記念碑

写真:うさ

焼尻島には、日本が鎖国中の1848年一人のアメリカ人が上陸しました。それがラナルドマクドナルドです。彼は焼尻島が無人島だと思い込み、4泊後利尻島へ向かいますが、密入国の疑いで掴まり、宗谷・松前の後長崎に送られました。
長崎に収監されていた約半年の間に、日本人に英語を教えた日本初の英語教師と、伝えられています。
彼がアメリカへ強制送還された4年後、長崎ではペリーが来航し開国を迫る、誰もが知っている大きな歴史が起こります。その時通訳をしたのが、彼から英語を学んだ教え子達です。
そんな偉大なアメリカ人「ラナルドマクドナルド」が最初に上陸したことを記念して建てられた「トーテムポール」を眺めながら、歴史を感じてみませんか?

この付近一帯は、6月中旬には、エゾカンゾウが満開になり、美しい風景を見せてくれます。
目の前に広がる、白浜海岸の景観も美しく、夏場は「白浜キャンプ場(白浜野営場)」でキャンプを楽しむこともできますよ!

北海道の島旅にでかけましょう!

焼尻島ハイキング風景をご紹介しましたが、これはほんの一部。焼尻島にはまだまだ見所がたくさんあります。
紹介したコースでは、焼尻郷土資料館で島の開拓史を勉強したり、焼尻港を上から眺めることもできます。
島内外周をぐるっと周って、鷹の巣園地からお隣の天売島を眺めるのもヨシ、「幸せの黄色いハンカチ」ロケ地を訪ねるのもよいでしょう。
時間と体力と相談しつつ、ハイキングを楽しんでくださいね!

焼尻島には深い原生林がありますが、すぐ隣の天売島には大きな木はありません。2つの島を比べながら巡る旅もまたオススメです。
今度の旅は是非北海道に島旅にいらしてください!美味しい海産物も待っています!

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掲載内容は執筆時点のものです。

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ナビゲーター

ブロガー

ナビゲーター紹介

自分の足を使って色々な四季の風景を見るのが大好きな北海道札幌在住のナビゲーターうさです。
四季の風景を楽しみつつ北海道を交通機関(バスツアーなども含めて)+自分の足であちこち出掛けています。
北海…

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