シリーズ世界遺産100「中世都市トルン〜ポーランド〜」 2014.05.15

(テーマ音楽)
(江守徹)中世に描かれた川沿いの港町。
町は今も昔のままの美しい姿をとどめています。
ポーランドを縦断しバルト海にそそぐヴィスワ川。
川岸の町トルンにはかつて港があり貿易の中継地として栄えました。
14世紀から15世紀にかけて町は最も栄え穀物や塩織物や銅などが交易されました。
商人たちは町や家を美しく飾ることに金を惜しまずトルンは当時からその美しさで知られていました。
そんな商人の息子に生まれたのが後に地動説を唱えたニコラウス・コペルニクスです。
台座にはこう書かれています。
「トルン市民コペルニクスは地球を動かし空と太陽を止めた」。
銅像の後ろに建つのが町の象徴市庁舎です。
その壁にあるトルンの紋章。
町の門が半分開き半分閉じています。
これは外との貿易を活発にし利益は町の中に蓄えるという意味です。
町の歴史に深くかかわるのがこの城跡です。
城はドイツ騎士団の根拠地でした。
十字軍の遠征から引き揚げたドイツ騎士団は今度はポーランドの北部に侵入してきました。
異教徒と戦いキリスト教を広めるという実のもとに強力な武力で各地を制覇していきました。
1454年トルン市民は騎士団の無法に対して蜂起し頑丈な城を徹底的に破壊しました。
ドイツ騎士団を追い出して町はますます活気にあふれました。
文化や芸術が開花しゴシック様式の美しい家が並び建ちました。
この家の最上部には星が瞬いています。
当時は番地がないためそれぞれの家が目印を付けたのです。
ニコラウス・コペルニクスの生家です。
トルン商人の典型的な住まいといえます。
ニコラウスの父は手広く商売し人々に信頼されていました。
祖父はドイツ騎士団に強く反発しその戦いに財産を投じました。
中世の薫りに満ちたトルン。
お土産を求めるならこの店はいかがでしょう。
伝統の味ピェルニックがいっぱいです。
ピェルニックはポーランドの人なら誰でも知っている有名なお菓子。
ショウガやナツメグシナモンなどのスパイスがたっぷりと入っています。
昔はいろいろな形をしたピェルニックを大人がお酒と緒に味わったそうです。
たっぷりと寝かせた生地を型にはめ込んでいきます。
トルン市民だけでなく外国の商人たちやドイツ騎士団もピェルニックを買い求めたと言われます。
いよいよかまどに入れるようですね。
あとは焼き上がるのを待つだけです。
スパイスの香りがほどよく刺激的なピェルニック。
中世のままの町ではお菓子の味も中世のままなのです。
2014/05/15(木) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「中世都市トルン〜ポーランド〜」[字]

地動説のふるさと ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
地動説のふるさと ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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サンプリングレート : 48kHz

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