NHK高校講座 芸術「書道 書の基本〜もう一度初歩から〜」 2014.05.15

情報やメディアが選択できるようになった今何をどのように選択するのか一人一人が考える事が重要なのです。
皆さ〜んこんにちは〜日笠陽子です。
皆さんどうやったら書道って上達できると思いますか?私はねぇそうだな〜。
腹筋!腕立て!そしてスクワット!さあ今日はもう一度基本からチャレンジしますよ。
スリーツーワンゴー!ウ〜ウッ!書道用語や筆使いなどなど知っているようでよく知らない事をもう一度学び直すつもりで頑張りましょう。
そうなんですよね。
意外と知らない事多いんですよね。
そうでしょ。
基本の筆使い知ってますか?知ってますよ…そうです。
今回は道具についても勉強しましょうね。
いやあのね聞いてます?起筆!今日の舞台は……が挑戦します。
基礎が分かると書道は楽しいと思いますので筆の使い方起筆送筆収筆この辺をゆっくり丁寧に学んでいきたいと思います。
まず「木」という字をみんなで書いてみたいと思います。
自分が一番かっこいいなって思う形の「木」をこれから一枚書いてみましょう。
まずは自分なりに「木」という字を書いてみます。
でもかっこいいっていわれてもなかなか思うとおりには書けないですねぇ。
う〜ん先生どうしたらいいのでしょうか?筆をどう使うと面白くなるかなという話をしようと思います。
筆たっぷり根元の方まで墨をよく含ませて下さい。
持っている筆を紙に沈められる所まで沈めてみて下さい。
一番弾力が利かなくなる所までぐっと押してみます。
筆圧…力をかけた時の力が5だとします。
筆を下まで沈めて5。
まっすぐのままちょっと浮かせます4。
もう少し浮かせて真ん中ぐらい3。
そ〜っと上げます2。
最後爪先立ちで1。
そ〜っと離して0。
筆圧をコントロールするコツ。
分かりましたね。
今度は…半紙の左側に3ぐらい筆を沈めてみましょう。
右にそのままず〜っと引っ張っていきます。
そのあと321000。
うんきれいに書けましたね。
では確認です。
最初に筆を入れる所が起筆。
送筆で筆を送って。
そして最後に筆を離す所が収筆です。
覚えておくと役に立ちますよ。
一番最後の収筆は3で終わってパッと離してしまうのではなくいつも321。
で0の事まで考えます。
000の時に次の線があったらそちらに向かって移動をする。
でまた1234とスタートしていくんですね。
なるほど。
321の000で次へ行く。
あ〜なるほど納得だ。
筆順いろいろあるけれど今日の「筆順ちぇっく」は…まずは12と。
さあ次は…どうだっけな?どっち行くんだっけ。
あっ点が先。
でこっち側行ってからで点を打って…。
最後にシュッと。
「卵」の出来上がり。
ランランランと。
ではここでもう一度「木」の字の話に戻ります。
唐の時代の遂良という書家が書いた「雁塔聖教序」という古典の中から取ってきた「木」という字です。
細い中にも先ほど学んだ321という太さの変化がたくさんあります。
見ていると次の点画に向かう筆の流れがイメージできますね。
では遂良の書き方をよく観察して引く時のリズムだとか筆の弾力ね432…この使い方を考えて早速書いてみましょう。
はいどうぞ。
それでは筆の動きを意識しながら「木」を書いてみましょう。
筆圧と次の一画への動きを意識すると…。
そうそうそうそう。
ちょっとしたところに注意するだけで見違えるように良くなりました。
書道に必要な道具の中でも筆墨硯紙は「文房四宝」と呼ばれ大切にされています。
なんちゃって〜!書道を極めたい私日笠はなんと今日は道具が欲しいという事でこちらのお店に来てしまいました。
それでは行ってみたいと思います。
開け!頼もう!あっ先生!こんにちは。
こんにちは。
先生今日は一人じゃ心細いので是非案内して頂きたいと思います。
お願いします。
今日は書道の道具選びその第一歩です。
先生すごくいっぱいありますね。
書道の道具は筆から墨からいろいろありますから今日はそれを探してみたいと思います。
はい。
まずは筆選び。
あ〜たくさんありますねぇ。
(長野)こういう道具屋さんにお見えになった時には「どういう用具がいいでしょうか」ってお店の人にお願いして…聞いてみていいと思いますね。
大体四号を中心に…。
四号?これが四号ですね。
「四号」と書いてますね。
ホントだ。
四号を中心に弾力のある筆といいますかそういうものが書きやすいという事になると思います。
筆は何本ぐらいあったらいいんでしょうか。
(長野)そうですね。
勉強のし始めですから半紙用の筆と小筆が1本あれば最初はよろしいんじゃないでしょうか。
こちらとこちらを頂きます。
あっ買います!続いては硯。
お店の方にお薦めを聞いてみると…。
このくらいの大きさがよろしいのではないかと…。
中国の安徽省という所で採れる硯なんですけど。
初歩の方にも大きさの割に値段的にもお手ごろですので。
大きさがいろいろありますけどどれがいいですかね。
(長野)どれでもいいんです。
多分これが日笠さんが小学校の時に使ってたセットの中に入ってた大きさの。
これでしたっけ?大体こんな大きさですね。
これは持ち運ぶのにいいかもしれませんけども例えば自宅でやるとなるとこのぐらい大きくても…。
海が大きい方が水もいっぱい入れられて墨もいっぱい作れますから。
自宅でやるにはこんなものがいいかなという感じがします。
最後に墨も見てみましょう。
(店主)こんなところですね。
大きさからするとこの硯でしたらこのぐらいの大きさがちょうどすりやすいんではないかと思うんですけども。
当ててみましょうか。
(店主)持ちやすい大きさがいいと思うんですけども。
すっすっ。
(長野)うんそんな感じ。
持つ方向が違うんだけどね。
アハハハ。
恥ずかしい今の。
すっすっ!こんな感じですか?
(長野)そんな感じですね。
あと文鎮。
紙を押さえるやつですね。
それらがそろうとこれらが硯と墨と筆で出来上がります。
う〜んなるほど。
今度は長野先生のアトリエでプロの道具を見せてもらっちゃいましょう!ドン!先生。
ようこそ。
来ちゃいました。
お邪魔致します。
うわ〜さすがは長野先生。
筆だけでなく硯や墨も表現に合わせて使い分けているんだそうです。
この筆だったらどの墨が合うとかあるんですか?どのくらいの濃さが合うとか。
どのぐらいのスピードで書いたらいいのか。
こちらのやや硬めだとどのぐらいのスピードかそういうのを計算していく訳ですね。
やっぱり先生ぐらいのプロになると硯だったり墨だったりそして筆だったりを使い分けれるんですね。
いろんな道具を使えるように頑張ります。
頑張りましょう。
先生今日はありがとうございました。
お邪魔しました。
ナイスアトリエ!「書の実践」後半です。
ではこれから墨について墨といっても濃さのお話。
濃さを変えるとどんな変化が出るのかというのを実際やってみたいと思います。
という事でまずは薄い墨淡墨で「花」という字を書いてみます。
ほわ〜んとにじみが出てきました。
今度は濃い墨濃墨で同じ「花」を書きます。
字の形は同じなのにだいぶ雰囲気が違いますね。
ふ〜ん…。
ここでは墨の濃淡による表現の違いを体感していきます。
淡墨を作る時でも最初は普通の濃さの墨をすります。
そのあとで水を加えて墨の色を調整していくんです。
うんいい感じですねぇ。
(生徒)あぁ…すごいです。
何か消えていくような感じ。
今まで書いていた書のイメージとはだいぶ違いますね。
墨でぼやけてカスミソウの方が合うと思います。
こちらは濃墨。
まったりと濃くすった墨です。
書き心地はどうですか?めちゃめちゃ濃いですね。
濃い墨と薄い墨二手に分かれて実感中です。
初心に帰ってこの一筆!出来ました!「初〜か〜」。
帰ってきたわ。
私たち…書道パフォーマンスで全国的に知られています。
でこちらが書道部。
お〜書いてますね書いてますね。
書道ガールズです。
古典の臨書を中心に書道に明け暮れる毎日です。
教室の壁にこんな貼り紙を発見。
ん?「熱血書道十訓」。
なになに?「命がけ」?わっ熱いなぁ。
この日は岩手県からやって来る高校生を歓迎するパフォーマンス。
あら?何やってるんですか?こ…これはエアギターならぬエア書道?ふ〜ん。
こうして体全体で表現するんですね。
(書道部員)大高校歓迎パフォーマンスを行います。
さあいよいよ本番。
どうですか?迫力ある筆使い。
部員が一体となってのパフォーマンスです。
リズムに乗って踊るように書いていますねぇ。
さあいよいよ完成。
力強いメッセージ伝わりましたよ。
(部員たち)ありがとうございました!最後は淡墨と濃墨のグループを入れ替えます。
淡墨と比べて濃墨にはどんな特徴があるのかなぁ。
チューリップとか。
濃墨の方がはっきりして力強い表現になります。
こっちの方が書きやすいですね。
淡墨はにじみを生かして繊細な表現になります。
墨の濃さによって表現に変化をつける。
今日の実践。
自分なりの「花」が書けたようですね。
字形をいろいろ工夫するのも作品表現の手ですけれども墨色を変えるとイメージに合うお花の表現に。
墨の濃さを調節する。
出来上がりもさまざまですよね。
こういう楽しみ方もあります。
世界に一つだけの…。
(生徒たち)花!ここには貴重な青銅器が展示されています。
主に中国殷の時代からその後の周の時代にかけて儀式用の器などとして作られた青銅器。
金文の「金」は青銅器の事です。
書かれている内容はその器の由来など。
ここには文末に「子々孫々末永く用いなさい」と書いてあります。
鋳込まれた文字なので柔らかく丸みを帯びているのが特徴です。
金文はやがて現代の漢字へとつながっていったのです。
う〜ん勉強になります。
日笠さん今日は金文の拓本を集めた和綴じした本を持ってまいりました。
あら!貴重なものなんですよね。
そうですね。
ジャン!先生文字ですか?これ。
鋳固められた文字ですね。
それに上から紙を当てて拓本にしてありますから白と黒が反転している。
白くなってる部分がへこんでてこの辺は金文の…青銅器の表面という事です。
もっと文章量の多いのを見て頂きましょう。
わ〜!目がシパシパしますね。
そうですね。
今の文字と思われるような…。
これは?「王」ですか?そうですね。
これは?何ですか?これ。
「日」?うんちょっと近いんですけどね。
何ですか?「目」?これは分かるんじゃないですか?書を書く時には起筆から送筆収筆という筆の動きを意識します。
収筆から次の起筆への流れが大切です。
書道にはいろいろな道具があります。
筆硯墨などそれぞれの特徴を知って表現に生かしていきます。
主に中国殷の時代から周の時代にかけて青銅器に鋳込まれた文字が「金文」です。
柔らかく丸みを帯びているのが特徴です。
2014/05/15(木) 14:20〜14:40
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 芸術「書道 書の基本〜もう一度初歩から〜」[字]

美術と書道の2本柱で芸術に親しみます。第一線の作家とともに楽しむ創作ワークショップや鑑賞のヒントを満載したアニメなどを通して、美術や書道の魅力を伝えます。

詳細情報
番組内容
今回は、書の基本用語や道具などについて学ぶ。実践の場所は、NHK学園高等学校。川合広太郎、蒲池真純先生の指導のもと、初歩から学びなおすつもりで演習に取り組む。
出演者
【講師】東京学芸大学教授…長野秀章,NHK学園高等学校教諭…川合広太郎,NHK学園高等学校講師…蒲池真純,【きき手】日笠陽子,【語り】西脇保

ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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