(倉木)俺達が見てるのは真実の断片にしかすぎない本当の真実とはほど遠いものだ俺は本当の真実をすべて知りたいだけだもうゆがめられた真実は見飽きた妻は俺を愛してくれていた異常なほどに
(新谷)俺が何をしたんだ
(赤井)本当に記憶がないのか?
(津城)金串を首に刺されそうに?それはおかしな話だな事故で記憶をなくして妹のことを何も覚えてないんです俺にはホントに妹がいるのか?
(瞳)宏美宏美って子
(大杉)あれは女の人?
(みゆき)違うお化け人をバラバラにしてたバラバラ?
(美希)私はあの日新谷宏美をつけていました
(中神)次は新谷をやります私にやらせてください思い出したか?お前は必ず百舌の早贄にされる仲間になる気はありませんよまさか私もありません我々も誰が爆弾を筧に仕掛けたのか謎の女が誰なのか分かっていないんです
(葵美)私が絶対にあなたの記憶を戻す手伝いをしますありがとうこれを見たら何か思い出すかも
(東)お前が巻き込んだよ殺してから再会させてやる新谷さんやめろやめろやめろ!こんなかわい子ちゃんを巻き添えにするなんて
(新谷)離せ!悪いやつだなお前は!
(新谷)中島さん中島さん大丈夫ですか?アルバム返さないと…巻き込んでしまってすいません少し眠りますえッ?おやすみなさい新谷さんおやすみなさい
(ドアが開く)
(中神)ハハハハハ…どうだ思い出したか?も〜う仕方ないやつだなお前はよしじゃあ思い出させてやるよやめろやめろ!・
(中神)ハハハハハハッ我々は大きな勘違いをしていたようだ・
(新谷)あああッああ…意識戻せ
(美竹)はい
(中神)絵本うわッ何だよきったねえなおい女こいつから何か預かってねえか?
(小林)おねえちゃん返事ぐらいしようよあらッ
(朝岡)あ〜あこりゃダメだ
(朝岡)面倒だな
(小林)お前が殴りすぎたんだよ!運んどけ
(朝岡)はいどうやら死んじゃったみたいああ〜ッ!あ〜ッ!かわいそうになお前の巻き添えになったせいでなこの病院で処理しとくよあ〜ッ!跡形もなく溶かしちゃうんだよああ〜ッ!あ〜ッ!あ〜ッ!
百舌の早贄
それは百舌という鳥が行う奇妙な習性のことをいう
百舌は捕らえた獲物を枝に串刺しにし
食べることなく飛び去るのだ
この習性には多くの説があるが
何のために行われているのかはいまだに分かっていない
当たり前だ分かるはずがない
他のやつらに
俺達の衝動が
百舌
この名前はこの世界で二人しか知らない
《
(新谷)宏美は百舌だ》
(宏美)和彦がつけてくれた名前
《
(父親)宏美はホントにかわいいな》・
(津城)記憶喪失になって戻ってきたのは新谷和彦じゃないちょっと待ってくださいもう一度確認させてくださいじゃあ我々が追っていたのは誰なんですか?俺が見た男は写真の新谷和彦だった我々は固定観念にとらわれていたんですよ指紋が一致したなら間違いないつまり戻ってきたのは…新谷宏美だわけが分からん!新谷宏美は新谷和彦の一卵性双生児の弟だ弟?おいだがお前が追ってたのは女だったんだろ?外見は女でした
(津城)だが我々は新谷宏美の素顔を知りませんでしたそう…新谷宏美という人物は…和彦の弟が女装していたんだ何だって?間違いない記憶喪失で現れた男の指紋が新谷宏美の指紋と一致したんですからね《・
(教師)じゃあ各班ごとに色や形大きさなど》《カエルがどんな様子かよ〜く観察して》《気づいたことを先生に教えてください》《
(子供達)は〜い》《・
(男の子)うわ〜ッ》《
(女の子達)キャーッ》《どうした?》《どうしたの?》《キャーッ!》《
(教師)どうしてあんなことを?》《
(宏美)刺したかったの》《お前達の家庭は複雑だ》《お前のお父さんが男のお前に宏美って名前つけたり》《そんな格好させたり》《おかしいの?》《おかしいっていうかお前が自分のことを》《女の子だって思ってるんだったら話は別だけど》《思ってないよ》《どうしてお父さんに言わないの》《・
(新谷)父に名前を変えろと言えばすむと思いますか》《えッ?》《宏美の名前は》《生まれてくる前に死んだ姉の名前なんです》《宏美がもし名前を変えたいなんて言ったら》《父は宏美を家から追い出すかもしれません》《先生は宏美がホントは男だっていうことを》《みんなに気づかれないようにしてください》《
(宏美)お兄ちゃん私って出来損ないなの?》《
(新谷)そんなことない》《私は女の子でいればいいの?》《ああつらいだろうけど今はな》《でも私女の子嫌いじゃないよ》《宏美》《お前のことは何があっても俺が守ってやる》《うん》《
(寺門)はいはいご飯だよ》
俺は抑えきれなかった
日に日に大きくなっていく自分の衝動を…
《
(宏美が何度も刺している)》《
(新谷)宏美》《俺達が帰ってきたらお父さんは死んでいたいいな》
父親を殺したことにより
俺は自分の衝動を完全に止めることが
できなくなってしまった
お前達が新谷和彦をマークして新谷宏美にたどり着いたときには妹だと思ってたんだよな?はい何週間も監視していましたが男性とは気づきませんでした一体何のために新谷宏美は女装してたんだ分からないだが状況から見て新谷宏美は偽装や身元を隠すために女装していたわけではなく常習的に女装していたんだろう《やめろやめてくれ》《何なんだよお前は》《やめろ来るな!》《お前の獲物は俺が決める》
それでもそんな自分を和彦は受け入れてくれた
それから和彦は衝動を止められない俺が
無差別殺人犯として逮捕されないように
裏組織の連中と手を組み
殺し屋として扱いコントロールしてくれた
和彦が持ってくる殺しの依頼は
何一つ殺人事件として表沙汰になることはなく
俺は人殺しの百舌として
多くの人間を殺した
そして和彦は依頼者達にも
自分が犯行を行っているように見せて
俺の正体を隠し続けてくれた
《
(東)頼んだぞ》
完璧だったんだ
あの爆弾事件が起きるまでは
じゃあ俺達の前に現れた記憶喪失の男は新谷和彦だと思っていたが実は女装のとれた新谷宏美だったってのか?そういうことになります事件当日君は新谷宏美を追っていたんだな?はい私は新谷宏美を尾行し宏美は筧のあとをつけていました宏美は筧を追ってあの喫茶店に入り私も店内に入りました筧は写真を見ながら店内を見渡していましたするとすでに店内にいたサングラスをかけた謎の女が筧に手をあげました筧はその女の前に座り宏美は筧と距離をとった席に座りました
殺しの依頼を受けてから一週間
筧は全く隙を見せなかった
尾行するのは難しくはなかったが
やみくもに仕掛けるわけにはいかなかった
逃げることも計算しておかなければならないからだ
だがもう我慢の限界だった
《
(筧)ちょっとトイレに》筧が席を立ちトイレに向かい新谷もそのあとを追ってトイレに向かいました
俺はトイレに向かう筧の背中を見て
もしチャンスがあればひと思いに殺ってしまおうと決意した
(水が流れる音が聞こえる)《もしもしはいはい今トイレなんで5分後に…》《5分後にかけ直します》
失敗がさらに俺をいらだたせた
二人が視界から見えなくなったので私もトイレに向かおうか迷っていましたその間しばらく君は謎の女から目を離していたということだなはいトイレに向かおうと思ったとき新谷宏美だけがトイレから戻ってきました
俺がトイレから戻ってくると
女が筧のカバンに何かを入れていた
カバンを元の位置に戻すと女は席を立とうとした
宏美が戻ってくると謎の女が伝票を持って立ち上がりました
女が動き出した女を追えという直感に突き動かされた
謎の女が店を出ると宏美もその女を追って店を出ました
女の様子に何か異常なものを感じ
それが筧の弱点を突く手がかりになるような予感がした
どうせ筧のねぐらは分かっている
この女の素性を探ればこの膠着した局面を打開する
ヒントがつかめるかもしれない
喫茶店を出た女はすぐに近くの雑居ビルに入っていった
そのビルの前で新谷宏美はどれぐらい待ってたんだ?10分ほどですその間人の出入りは?ビルから何人かの人が出てきましたが謎の女の姿はありませんでしたやがて宏美もビルに入っていきました
各フロアの廊下には人影がなく
ビル全体が息絶えていた
サングラスとコートに気を取られ
それ以外の女に注意を払わなかったのは
大失敗だった
ビルから出てきた何人かの女の中に
あの女がいたはずだった
筧がまだ喫茶店に残っていればいいがと念じながら
道を急いだ
ビルから出た宏美はまた喫茶店の方へ歩いていきましたそして喫茶店へ戻るとちょうど筧が店から出てきました宏美は再び筧を追いかけました《
(クラクション)》
筧の足取りはどこかヤケクソだった
かなり頭にきているように見えた
頭にきた人間は
必ずどこかでミスを犯すものだ
《
(沼田)ちょいちょい三人揃ってどこ行くんですか?》
女達がホームレスに絡まれていた
《向こうにいいとこあるんだよ》《・
(筧)おい!》
それを見た筧が突然走りだした
そして…
《
(男)救急車呼んでくれ救急車!》《救急車早く!》
俺は何が起こったのか分からず
フラフラと立ち上がった
筧は跡形もなく消え去っていた
俺は自分の手で筧を殺せなかったいらだちを抑えて
ICチップを回収するために
ちらばるガレキをどけて筧の体の一部を探した
《
(泣いている)》少女の泣き声がしましたあの女の子の絵は新谷宏美だったんだなあれが?《
(みゆきが泣いている)》
筧の上着から所持品を見つけ
俺はその場をあとにした
《大丈夫?》周りのほこりが晴れる頃に私は…完全に新谷宏美を見失いました
俺は爆弾事件で筧が死んだということと
回収したものの隠し場所を報告するために
すぐ和彦に会いにいった
だがアパートに着くと
和彦が赤井達と出てきた
まるで連れ出すように和彦を囲んでいた赤井達のあとを
俺は追った
《・
(女)お茶にビールに…》《・
(赤井)おねえちゃん》《好きなの頼め》《
(桜樹)ありがとうございます》
和彦の顔にはこれといった緊張や恐怖の色はなかった
しかし俺の本能が何か危険を告げていた
どこへ行こうとしているのか分からないが
少なくともこれは和彦の意思によるものではないと
そう直感した
《よいしょ》《はい行きましょうか》《はあ〜ッボロがよ!》
本能的に分かった
このままでは和彦が殺されると
《
(及川)ICチップのありかも聞いてないですよ》《
(赤井)うるせえ》
最悪の事態を想像した
崖には誰もいなかった
俺は和彦が突き落とされたのだと思った
だが奈落の底に落ちたと思っていた和彦は助かっていた
《
(宏美)兄ちゃん!》
木の枝に挟み込まれて
その姿はまるで
百舌の早贄のように見えた
《兄ちゃん!》《宏美…》《兄ちゃん!》《お前に謝らなきゃいけないことがあるんだ》《そんなのいいから早く!》《許してくれ…》《百舌…》
東達は爆弾事件のあと
和彦を連れ出し
崖から墜落死させた
筧が死んだのを確認して
永遠に和彦の口を封じようとしたんだ
(桜樹)泣いてんの?
(桜樹)なあ泣いてんのかおいお前達は死んでも償えない罪を犯したお前達は永遠に呪われる俺にな・
(中神)とばすなよ
(物音)何だ?何だ?何だ何だ?何だ?
(東)記憶が戻ったってことか…・
(朝岡)うッ!
(宏美)ハハハハハ…ハハハハハ…
(白石)うわ〜ッ!
(小林)チックショウ
(小林が刺される)
(中神)フフハハハハハ…ハハハハハ…ハハハハハ…何着てんだおいハハハハッこの変態野郎!ヒヒヒハハハハ…野郎…ハハハハハ…似合ってるよかわいいよヘヘヘヘヘッタイプかもあれッあれッあれッ…化け物がよみがえったのか…新谷はどこに向かった?俺達とは全く違う目的でやつは動いてる・
(津城)まずは新谷宏美の足取りをつかむ完全に行方が分からない消えた?百舌も私も衝動に駆られてるんだね記憶が戻って一番にすることはICチップだ警部ダルマを信じていますか?夢でダルマを見たのか?もしかしてお前も見たことがあるのか?やっかいなことでも抱えてんの?ああ最上級のな室井警視監はグラークα作戦をご存じですよね?あの作戦は極秘だ知ってるだろ
(津城)あなたの力で公安警察の闇を暴きませんか?全部作りもんに見えてきたよ真実を知るまでは俺は空っぽのままなんです初めまして新谷宏美君2014/05/15(木) 21:00〜21:54
MBS毎日放送
木曜ドラマ劇場「MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜」 第6話[字][デ]
「よみがえる殺し屋…妹の正体は」▽ついに新谷が記憶を取り戻し、ある衝撃の真実が明らかになる。大きな勘違いに気づいた倉木たちの前に現れる、爆発事件の日の真実とは。
詳細情報
番組内容
ICチップの在り処を思い出せない新谷(池松壮亮)に対して、中神(吉田鋼太郎)たちの拷問が続く。葵美(有村架純)の前で激しいショックを受け続け、意識朦朧とする新谷。その目に、葵美が彼の実家から持ってきた絵本が映る。表紙に描かれている不思議なマーク…新谷の脳裏に、失われていた記憶が一気に蘇っていく。自らの生い立ち、新谷兄妹の関係、そして爆発事件の日の出来事…。
出演者
西島秀俊
香川照之
真木よう子
○
吉田鋼太郎
有村架純
池松壮亮
奥貫 薫
田口浩正
田中要次
○
長谷川博己
○
石田ゆり子
小日向文世
ほか
原作・脚本
【原作】
逢坂剛「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」(集英社文庫刊)
【脚本】
仁志光佑
監督・演出
【監督】
羽住英一郎
音楽
【音楽】
菅野祐悟
制作
【制作協力】ROBOT
【製作著作】TBS・WOWOW
【番組HP】
http://www.tbs.co.jp/mozu_tbs/
【Twitter】
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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