こちらは川崎市のマンションに住む主婦の
最近掃除が楽しくてしかたがないという
ずいぶんとパワフルな掃除ぶり
きっかけは以前使っていた
しかも以前は取れなかったかなり細かいホコリまで取れるようになった
これこれこれ!お線香立ってるとこにある灰みたいな。
家中のホコリがどんどんたまっていく。
これが今までにない快感なのだ
そんな中川さんの掃除機は…
家電量販店の売り場にずらりと並ぶ掃除機
以前はほとんどが
今やずいぶんと劣勢に立たされてしまった。
こちらの店舗では紙パック式はたったこれだけ。
売り場を占拠するのはサイクロン式だ
最近では国内の大手家電メーカーもサイクロン式を続々と投入している
そんななか圧倒的強さを誇るのが
しかも驚くべきはその価格。
なんとダイソンの掃除機8万円があたりまえ
大きな進化はないと見られていた掃除機の分野でそれまでなかった新たな方式を生み出し市場を一変させたダイソン
自信高らかにうたい上げるこのキャッチコピー
吸引力が変わらないとはいったいどういうことなのか?
ゴミを吸い込めば吸い込むほど紙パックの内側がホコリで目詰まりし吸引力は落ちてしまっていた
掃除機に入ってきたゴミを空気の回転で下にはじき出し分離してしまうため吸引力の低下が起きにくいというのだ
そんなダイソンの圧倒的な強さを生み出す場所がマレーシアにある
それがこの建物
中へ案内されると…
囲いのなかで何百台もの掃除機が動き続けていた
ここにダイソンの掃除機が高くても売れる理由がある
実はこれ商品の寿命を調べているのだ
あらゆる稼動部分にさまざまな負荷をかけ10年間壊れない圧倒的な丈夫さを作り上げているのだ
このコンクリートの床への衝撃テストは…
なんと1万回
更にこちらではどんな床にどんなゴミが落ちると吸い込みにくくなるのか研究しているという
日本市場向けの畳も
使用するゴミは世界中のあらゆる種類のものが集められていた
意外にやっかいなのがカーペット
これも世界中のさまざまな性質のものを揃えひとつずつ検証していくのだ
こうした地道な研究がよりゴミを集められる新たなヘッドの開発につながる
これは商品化された
静電気の発生を抑えフローリングのゴミが以前に比べ取れやすくなった
そんなダイソンは現在
その本社はイギリスにある
田舎町マルムズベリーにあるこの建物が
そこに現れたのが家電の世界を一変させた男。
サイクロン掃除機の発明者…
実はダイソンの肩書き社長ではなく
創業以来現場の商品作りを自ら技術者としてリードし続けてきた
ジェームズ・ダイソンは
世界的にも有名な王立美術大学でデザインを学びその後いくつもの発明をヒットさせた
最大の特徴は船底が平らになっている点
これによって水上でスピーディーな移動が可能となり更にどんな場所にでも舟をつけられるとかなりの引き合いがあったという
更にタイヤがボールのような手押し車
やわらかい地面だとタイヤが埋まりやすかった一輪車の欠点を解決。
ヒット商品となった
そんなジェームズ・ダイソンとはどんな男なのか。
社員たちに聞いてみるとほとんど同じような答えが返ってきた
誰もが口を揃える辛抱強さ。
華やかに登場したかに見えたサイクロン式だが…
そこにはイギリスで伝説となっている執念の開発物語があった。
それは1978年のささいな出来事が始まりだった
その日家で掃除をしていたダイソンは吸い込みの悪い掃除機にいらだっていた
しかし家には替えの紙パックはなかった
そこでダイソン応急処置としてゴミでいっぱいになった紙パックを切り開き中のゴミを取り出すことを思いつく
こうしてまた穴をテープで塞げば吸い込むようになるだろうと考えたのだ。
ところが…
結局ダイソンは一度ゴミを吸うと目詰まりしてしまう当時の紙パックの欠点をつきとめそして怒った
倉庫の片隅でたった1人の掃除機作りが始まった
ダイソンがその日から作った試作品の数が壁に書かれていた
結局完成したのは5年後。
なんと…
しかし若きダイソンには課題があった。
掃除機を製品として量産し売るだけの資金がなかったのだ
ダイソンはサイクロン技術を買ってくれるところはないかヨーロッパアメリカと飛び回り実に20社近いメーカーに売り込みに回った。
しかしそのすべてが失敗
逆に契約をめぐって訴訟にまで巻き込まれるありさまだった
それでも諦めなかったダイソン。
自分で会社をつくり掃除機を発売したのは最初の試作品から実に15年の歳月が流れていた
不屈の執念が紙パック掃除機が君臨した歴史にサイクロンという新たな1ページを記した
その後もダイソンはサイクロン掃除機を大胆に進化させていく一方誰もが驚いた羽のない扇風機
独創的なものづくりで注目を集めている
そんなダイソンの大胆な商品がまた新たにお目見えしようとしている。
先駆けて取り付けられたのはホテルのトイレ
どうやら蛇口のようだがいったいこれは何なのか?
この細いすき間に秘密があるという
これが何かはスタジオで
(拍手)
今宵は家電の常識を変えた…
今夜のゲストはイギリスからわざわざお越しいただいたんですが…。
あっ音聞こえましたね。
(掃除機の音)掃除機の音が。
(掃除機の音)
(拍手)ようこそいらっしゃいました!そうなんです今夜のゲストはサイクロン方式の掃除機で世界を席巻するよろしくお願いします。
向こうがVTRに先ほど出てきた蛇口ですね最新型の…。
説明しましょうか。
はいお願いします。
まずここで…。
手を洗います。
そして手を入れると…。
乾きました。
お〜!ここに2つのウイングがあってそれぞれに細いすき間があって空気はここから出てきます。
およそ時速600キロです。
車のフロントガラスのワイパーのような感じで水を手からこすり落とすのです。
今までの暖かい空気を出すハンドドライヤーは手の水分まで蒸発させてしまいますがこれはこすり落とすだけなんです。
ほんとだ全然たれない。
そうこういうふうにやるんです。
いつもこういうアイディアも自分の経験からアイディアが浮かぶんですか?日本の商品は安売り競争にさらされることが多いんですけどもダイソンは値崩れしませんよね。
そういった日本の傾向に関してはどう思われますか?ここに…。
フリップがありますのでサイクロン方式の掃除機が世に出るまでですね。
ここはひとりでやってたんですか?はい。
途中でもう諦めたらみたいな話になりそうですけどね。
まずここまででね。
5,127回もやってたら…。
このときはお金…インカム入ってこないですよね。
でここから始まるんですね。
ライセンスの…。
そうです。
別の会社に私のサイクロン技術の使用ライセンスを与えて…。
この人たちはなんで契約しなかったんですか?う〜ん…不思議。
その一種のパッションというか情熱っていうのは何から来ているんでしょう?エネルギーの一番のコアというか核になったのは何なんでしょう?本の中でダイソンさんは「僕は賢い人間ではなく根気強い人間でいるつもりだ」っておっしゃってますけどそれはそのとおりですか?まったくそのとおりです。
このあとは…村上龍も買っちゃった
熱烈ファンを生み出すデザインの秘密を初公開!この円い机の上にダイソンのすべてが!
東京ミッドタウンにあるおしゃれな雑貨屋さん。
所狭しと並ぶのは海外から取り寄せた思わず部屋に飾りたくなるキッチン用品に一度は手にしたいこだわりのデジタルアイテムまで
そんな店内にどこかで見たことのある形が。
家電量販店じゃないのにダイソンの製品が置かれていた。
その理由は?
家電の概念を超えた優れたデザインが評価されているのだ
なんとこの方ダイソンの小型掃除機を衝動買いしていた
やはり気に入ったのがデザイン
でも本当ははるか昔…。
だってさ
実はこのデザインエンジニアにこそ
デザインでも人々を魅了するダイソン。
イギリスの本社の中には至るところにダイソンが理想的と考えるデザインの商品が掲げられている。
こちらの自転車は歴史的名車といわれる
こちらには懐かしい
更にずいぶん古そうなベビーカーの広告も
なかでも特に重要だというデザインがダイソンの仕事部屋のこの机に置かれたもの
更にこの戦闘機は…
実はこれらの製品には共通点があるという
ダイソンの考える優れたデザインとは見た目の美しさのことではない
そんな考え方のダイソン。
存在感あるユニークな形の製品を生み出しながら実は社内に1人のデザイナーもいないという
すべては新たな価値を生み出せる優れた技術者デザインエンジニアというプロたちが商品作りを担っているのだ
彼らが働くのは本社にあるこの巨大な建物
2,000人ものデザインエンジニアが働いている
デザインエンジニアたちはいったいどんな製品作りをしているのか?特別に教えてもらった
ある画期的な商品を生み出した
彼はもっと使いやすい掃除機にするため大きかったこのモーターを小型化することに挑んだ。
そして研究の末生み出したのが新開発の
そしてこのデジタルモーターが今までにない使いやすい掃除機を生み出す。
それがこの
最大の特徴は以前のものよりひと回り小さくなったボディー
機能を追求した結果更なる洗練されたデザインの商品が完成した
このデジタルモーター新製品エアブレードの強力な風を生み出すモーターにも使われるなど次なる画期的な製品を生み出している
ここは70億円を投じて建設した
新たな技術で新たな価値を生み出すデザインエンジニアたち。
外見だけのデザインじゃないその存在感がダイソンの強さを物語っている
これちょっと見ていただきたいんですけれどもVTRにもありましたがこちらがダイソンさんの部屋の机の上の写真を用意させていただきました。
何かを変えたようなのが多いですよね。
それでは…。
いちばん聞きたい質問なんですけど現状ですねデザインという仕事とエンジニアリングという仕事はカテゴリーとして違うものになってるんですけどこれからデザインエンジニアっていう職業というか仕事っていうのは大事になっていくとお考えなんでしょうか?昔こういうことを言った人がいて昔の自動車メーカーは本当に自動車を愛する人々によって作られてたと。
自動車にすごく詳しくて常にいい自動車を作ろうとした。
でも今会社が巨大になってくるとCEOという人たちは例えば自動車会社でもどこの会社でも自動車を愛する人ではなくマネージメントが上手な人が入ってくることが多いですよね。
そういったプロダクツとマネージメントっていうのが分かれてくるっていう状況に対してどういうふうな考えをお持ちですか?
実はジェームズ・ダイソン。
日本とはかなり深い縁のある男だ
ウォークマンを宝物にしているだけあって…。
ソニーの盛田昭夫や本田宗一郎には特別な感情を抱いてきた
しかしそんな思いだけじゃない驚くべき縁がダイソンと日本には隠されている
その手がかりがロンドン科学博物館にある
生活を変えたさまざまな製品の進化をたどるコーナー
そのなかの
ハタキから始まるその物語の最後に登場するのが…
ジェームズ・ダイソンが発明したピンクの掃除機
現在のダイソンの製品とイメージは少し違うが確かに…
しかしよく見るとその下に…
実はサイクロン掃除機の誕生に日本がひと役買っていたのだ
日本の企業とサイクロン掃除機の知られざる物語。
ダイソンの日本への思いとは?
えっとどうして日本はサイクロンを受け入れてGフォースを出したんでしょう?世界で最初に。
じゃあ日本に対するイメージは悪くないですね。
日本のメーカーの現状っていうかいいところと悪いところをどういうふうにご覧になってますか?第一消費者が求めてるっていうのもありますからね。
細かいモデルチェンジを。
例えばこのデジタルモーターは開発に15年かかり大金をつぎ込みました。
このあとはダイソンが私財を投じて挑むもの
この日ダイソンの日本オフィスである表彰式が開かれていた
この3名にはおめでとうございます。
準優勝だというこの3人。
賞をもらった理由は…。
この義手だ
モーターの数を減らし3Dプリンターを駆使して作った今までにない低コストの義手だという
この賞の名前は
毎年世界中の若手エンジニアからさまざまな製品アイディアを募集するダイソンが私財を投じて設立した賞だ
ロンドンの王立美術学校の敷地内にあるその名もダイソンビル
ここではダイソン・アワードの受賞者たちが作ったベンチャー企業をビジネスが軌道に乗るまで支援している
この男性が売ろうとしているのは生のコーヒー豆を焙煎する機械。
本来プロがやるような焙煎が家庭でできるという
秘密はこのスマートフォン。
豆によって違う最適な焙煎温度や時間のデータを機械に送ることで本格的な焙煎が自動でできる
その開発の動機は意外なところにあった
一方こちらの女性が製品化したアイディアは…
実物を見せてくれた。
一見するとただカラフルな仕切りのようだが…。
簡単に曲げられる
新素材で作ったこのスクリーンで医療現場に長年あった問題点を解決。
すでにロンドン市内で導入する病院も現れ始めた
ダイソン・アワードのお話をうかがいたいんですけど実際に事業に何か結びつくようなものは今出てきてるんですか?とにかくジェームズ・ダイソンって人はですね1人で5年間で5,127もプロトタイプを作って巨大なものに対する挑戦の歴史だったと思うんですね。
世界中にそういった若者がいると思うんですよ。
自分で戦いを挑もうと…。
そういった人たちに何かアドバイスがあるとジェームズ・ダイソンからのアドバイスってみんな喜ぶだろうなと思って。
あ〜。
このあと村上龍がダイソンの掃除機に見た光景
収録を終えて村上龍はこんなことを考えた
2014/05/15(木) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
カンブリア宮殿【世界を席巻!常識破りの家電メーカー・ダイソン】[字]
サイクロン式掃除機や、羽のない扇風機…高い性能と先進的なデザインの家電で世界を席巻するダイソン。創業者ダイソン氏の「ものづくり哲学」に迫る!
詳細情報
番組内容
家電製品が激しい価格戦争を繰り広げる中、値崩れすることなく、高い物であれば10万円近くもする掃除機がある。イギリスの家電メーカー・ダイソンのサイクロン式掃除機だ。従来の紙パック式掃除機よりも吸引力が高く、また、デザインが先進的で、消費者の心をつかんだ。創業者のダイソン氏は、大幅な技術革新はこれ以上ないと思われていた掃除機に独自の技術を搭載し、家電業界に革命を起こしたのだ。
番組内容つづき
ダイソンはこのほか、羽根のない扇風機など、ユニークな家電を世に送り出している。番組では今回、ダイソンの強さの秘密に迫るべく、イギリスの本社を取材。そこではなんと、2000人のエンジニアが日夜新製品の開発・研究に取り組んでいた。5000以上の試作品を経て生み出されたサイクロン式掃除機。決してあきらめない不屈の精神を持つダイソン氏の「ものづくり哲学」をひもとく。
出演者
【ゲスト】
ダイソン創業者 ジェームズ・ダイソン
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子
関連情報
【ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
【公式Facebook】
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