「トクボウ警察庁特殊防犯課」第七話★悪徳「派遣ボーイフレンド」 2014.05.15

(美由紀)朝倉君。
珈琲いれたら…話があるの。
(朝倉)どうぞ。
もう3年経つわねここに来て。
今後この特防課は鶴井の息のかかった官僚・企業を矯正執行の対象から除外します。
鶴井派には手を出さないと…。
叶さん。
3年前私は周囲の反対を無視してある企業の不正を捜査していた。
その結果警察内で孤立して特防課という閑職に追いやられた。
あの時左遷を覚悟でついてきてくれた朝倉君には感謝しています。
この場所で自分の信じた正義を貫くためには矯正執行という手段をとるしかなかった。
でも今回のアオスブレインの件で改めてわかったの。
鶴井派を敵に回せば警察にいられなくなる。
実は3年前私が調べていたのも鶴井派の身内企業だったのよ。
叶さんはあの頃から鶴井派を…。
あの頃より鶴井の勢力はずっと強大になってるわ。
政財界にまで手を伸ばし陰で権力を蓄えてるみたいね。
鶴井の最終目的は何でしょうか?ツルイ警備はまるで私設軍隊のようでした。
もしかしたら鶴井はもっと大きなものを見ているのかもしれない。
いずれこの国を…。
そんな奴を野放しにするんですか?野放しにするとは言ってない。
特防課として公に動くのはやめると言ったの。
鶴井派を止めるのは私ひとりの仕事よ。
これは私の闘いなの。
朝倉君を巻き込みたくない。
だからもう二度と鶴井派には手を出さないで。

(千鶴)マンション?
(朔也)そう。
一緒に住もうって言ってたじゃん。
すっごくお買い得なやつ見つけたんだ。
え?5千万!?いいでしょ?ここならさ幸せな新婚生活送れると思うな〜。
でも〜この車も買ったばかりじゃない?え〜いいじゃん。
千鶴何でも買ってくれるって言ったじゃん。
そんな簡単に言って…そんなの今は無理よ。
え〜マジで?今の部屋で十分じゃない。
二部屋あるしさ。
ホントにダメ?絶対無理。
ふ〜ん…そっか。
じゃあさもう終わりにしようよ。
(千鶴)え?なんかもう気持ち醒めちゃった。
朔也君?どうしたの?だからもう顔も見たくないって言ってんの。
これからはさもし俺に会いたかったら事務所経由で指名して。
まあ指名されても受けるかどうかはわかんないけどさ。
そんな…私あなたのために何でもしてきたじゃない。
なのに…ひどい。
チッめんどくせ〜。
()あの〜…ここ駐停車禁止ですよほら。
うっせ〜な。
あいや君さ…。
わかったよ。
おらお前もいい加減降りろよ!早くしろっつってんだよ!《なんて奴だ!泣いてる女の人に》じゃあねバイバイ。
大丈夫ですか?あの…。
水…ずいぶん濁ってますよ。
水死体っていうのは醜いもんですよ。
発見される時はそんな濁った水をガッブガブ飲んで膨張した皮膚がブッヨブヨになって誰だかわからないぐらいグッチャグチャに…。
気持ち悪い…うえっ。

暗躍する社会の害虫に対し更生を促す行為…
そしてその判断から実行までの全てを一任されている部署それが…
通称トクボウである
遅いじゃないですか朝倉さん。
人のこと呼び出しといて。
僕だっていろいろあるんだよ。
あのその時は連絡してくださいよこんなに雨が降ってるのに。
風呂は後にするから。
もう〜。
お待たせしました〜。
今日は韓国の卵料理ケランチムでございます。
いただきます。
うんまあまあかな。
まあまあって…シェフのやる気を削ぐ感想ですね。
君シェフだったんですか?あっいえちが…。
シェフ…ムフ。
あっそういえばさっきここに来る途中でひどい男をみかけたんですよ。
へぇ〜。
一緒に車に乗ってた女の人が泣いてるのに「お前もいい加減降りろよ!」とか言って…。
あの女の人どうしたかなぁ。
思いつめた顔して泣きながら行っちゃったけど朝倉さんも見かけませんでしたか?ただいま〜。
(比留間)おかえり。
ったく使えねぇ〜。
どうした?千鶴の奴マンションのひとつも買えないんすよ。
たった5千万なのに。
時間の無駄だったな。
なんだカス掴んだな。
しっかりしろよ。
お前らしくないぞ。
ま大丈夫ですよ。
こんな奴なんか目じゃないくらいの太い客がいますから。
そうか期待してるぞ。
任せといてください。
今度はしっかり決めます。
ジャーン。
(マリエ)マンション?
(朔也)そう。
一緒に住もうって言ってたじゃん。
すっごくお買い得なやつ見つけたんだ。
ここならさ幸せな新婚生活送れると思うな〜。
うんいいよ。
えっマジで!?でもさぁもっと広い方がいいんじゃないかな?あ…さすがはマリエ。
じゃあさもっとハイクラスなやつ見繕うよ。
うん。
(警官)ここ駐停車禁止ですよ。
ああ!?ふざけないでよおじさん。
ちょっと停めてただけでしょ?いいじゃないこのくらい。
こんなことでいちゃもんつけるなんてあんたたちヒマね。
何を言ってるんだね君は。
あんまりひどいと公務執行妨害になるよ。
お巡りさん悪いこと言わないからやめた方がいいよ。
マリエの親父さん偉〜い人なんだから。
偉い人?言っとくけど私北柴田建の娘よ。
北柴田建って…。
(警官)前警察庁長官現法務大臣のあの北柴田さん!?《あれ?あの男昨日の…》わかったでしょ?私はあんたたちのようなたかが巡査がキップ切れるような相手じゃないの。
どうしたんですか?この女が北柴田大臣の娘だと言い張ってるんですよ。
え!?
(警官)いい加減なこと言うと怒るぞ。
なによあんたたちみたいな下っ端が私にそんな口聞いていいと思ってるの!?ここの人は間違いなく北柴田大臣の娘さんです…。
ええっ!?どう?わかったでしょ?
(警官)申し訳ございませんでした!
(マリエ)あんたたちこのままだとクビね!どうかクビだけはご勘弁を!《待てよつまり北柴田大臣の娘さんがあの男に二股かけられてるってこと!?》北柴田さんこの男…。
以後気をつけてね。
じゃあねバイバイ。
(マリエ)いいんじゃない?
(朔也)じゃあここで決まり。
あっ名義は俺でいいよね?どっちにしろ一緒に住むんだし。
好きにしていいよ。
お金用意しとくね〜。
うん。
あっそれから…。
はい。
今月の分。
いつもゴメンね。
このぐらい全然平気だよ。
私のために派遣ボーイフレンド辞めてくれたわけだし。
これからも私が養ってあげるから朔也はデザインに専念して。
ありがとう。
フフフ…。
朔也が世界的デザイナーになったらあのドレス着て結婚式しようね。
聞いて下さいよ昨日のひどい男今日は北柴田大臣のお嬢さんと一緒にいたんです。
へえ。
信じられないですよね。
二股ですよ?絶対騙してると思うんですよね。
君の言ってるひどい男っていうのはこいつのことですか?こいつ…派遣ボーイフレンドの従業員だったんだ。
てことはあれは二股じゃなくて仕事だったってこと?昨日の女の人も…やっぱり北柴田大臣のお嬢さんも騙されてるんじゃ!やっぱりイケメン揃いだなあ。
君は…無理だね。
何言ってるんですか!自分だってね豊島署の婦警から可愛いねって言われるんですからね。
自分で言いましたね?ムフ。
自分裏を取りに行ってきます。
もし本当にあいつが悪い奴だったら北柴田大臣にもお伝えしなきゃ!
(比留間)新人の津田恵一君だ。
《あれ?この人口が…》宏に裕太それからうちのナンバーワンの朔也だ。
よろしく。
どうも。
(比留間)派遣ボーイフレンドは女性に…トキメキを与えるのが仕事だ。
女性たちに喜んでもらえるよう頑張ってくれよ。
はい。
《何がトキメキだ。
あの女の人は泣いてたじゃないか》今日は12時から常連のフジコさんが入ってるな。
特に指名はないようだが…新人!お前行ってみろ!はい。
焼肉ごちそうさまでした。
美味しかったです。
(フジコ)そうよかったわ。
あのフジコさんはうちのナンバーワンの朔也さんとはデートしたことあるんですか?そうねえ1〜2回ぐらいはあるけど…。
でも恵一君の方が断然カワイイ!ねえ…2人っきりになれる場所行かない?え?いやでもそれって禁止ですよね?じゃいいわ。
時間もないからここで。
ここ!?ちょっとちょっと!止めて下さいそれも禁止です!いいじゃないのよ減るもんじゃないし。
ああ…助けて!あ〜っ!イヤーッ!!アーッ!!
(留守電)只今電話に出ることが…。
相変わらず使えないな。
あなたのお友達の君?友達というか何と言うか。
そんなに使えないなら私が行くしかないわね。
え?相手は派遣ボーイフレンドなんだし一肌脱いであげるって言ってんの。
いやいや失礼します。
あ朝倉君。
はい。
電報届いてたわよ。
電報?ご指名ありがとうございます。
すっごいなぁ。
こんなお店なかなか来られないですよ。
女ひとりじゃ入りづらいお店でしょ。
だから一緒に食事する男の子探してたの。
あ…美由紀さんぐらいお綺麗だったらいくらでも恋人できるんじゃないですか?そういうの面倒だから。
今は仕事が楽しくて恋愛も結婚も後回しなの。
派遣ボーイフレンドなら自分の都合に合わせられるし後腐れなくていいじゃない。
綺麗な指輪ですね。
うちのジュエリーショップで扱ってるの。
(朔也)へえ。
見せてもらってもいいですか?ええ。
(朔也)ああ…本当に綺麗だ…だけど美由紀さんの方がもっと綺麗です。
見え透いたお世辞は嫌いよ。
あ…気分を悪くしたらごめんなさい。
けどお世辞じゃないですよ。
俺本当のことしか言いませんから。
それがもうお世辞にしか聞こえないって言ってんの。
あ…ハハハ…美由紀さんきついな。
ジュエリーのデザインもするんですか?俺デザイナーになるのが夢だから興味あります。
あなたデザイナーの卵なの?まだデザインだけじゃ食えないんですけど。
だからこんなバイトしてるんです。
本当は女の人と話すのもあんまり得意じゃなくて。
けど夢を追うためですから。
そう。
あ!知ってます?ここのお店のスイーツビターショコラが…。
フランスのロレーヌ地方産でマイクセレクションで金賞獲ったんでしょ?それがどうしたの?いえ…別に…。
今日はごちそうさまでした。
楽しかったです。
また会えますか?どうかしら。
美由紀さん!お願いだからもう二度と会えないとか言わないで下さい。
俺今日全然いいところ見せらんなかったから…。
リベンジさせて下さい。
これ。
今うちで商品化しようとしてるカフスのサンプル。
今度会う時までずっとつけて使い心地とか意見くれない?だったらまた指名してあげてもいいけど。
ホントですか?言っとくけど1日でも外したら…許さないから。
絶対外さない!寝る時もつけます。
だからもう一度会って下さい。
(朔也)ただいま。
おう!どうだった?今日の客は参りましたよ。
童顔のくせにすげえドSで。
までもああいうのもたまにはプレイだと思っていいかな。
それになんていったってねすげえ金持ってそうでしたから。
ジュエリーショップ経営しててしかも独身。
こっちも太い客になりそうですよ。
さすが…鮮やかな仕事ぶりですね叶さん。
まあね。
こういう男はちょっといたぶってやった方が引きがいいのよ。
(盗聴器:比留間の声)いつもの手を使ったのか?夢を追うとか親と死に別れたってのは鉄板なんすけどね。
今日は反応薄くて。
この女にはデザイナーの卵ってのも効かなかったしな〜。
お前さあ相手によって少しは設定変えた方がいいんじゃねえの。
まそうですかね。
でも結果的にはちょろかったっすよ。
でいくら引っ張れそうだ?ああジュエリーショップ経営だし5千万…いや7千万はいけるかな?期待してるぞ。
他はどうだ?あこいつ億ションいけましたから。
(比留間)そうか!まだまだ引っ張れそうですよ。
次は別荘も勧めてみようと思って。
いつも通り転売の方はこっちで進めとくよ。
最近女が札束に見えるんすよ。
どんなにブスでもどんなに性格悪くても金のためならいくらでもいけます。
お前も悪い男だなあ。
アハハ…。
覚悟しなさい。
キャンセルされた?すいません…。
ダメじゃないか!フジコさんはお得意様なんだぞ。
いやいやでもですねあの…キキキスを強要されましてですね規約違反ですよね?規約?そんなの表向きだけに決まってんだろ。
でも個室で2人きりになってはいけないとかお酒は一緒に飲んではいけないとかそういうのも…。
守る必要ないだろ。
どんな手を使ってもいいから女に金を使わせるのが仕事だ。
例えブスでもなんでも金のためだと思ってキスぐらい我慢しろよ。
《最低だこいつ》基本的にさぁトキメキを求めてる女ってのは現状に不満があったりストレスを抱えてたりするわけ。
そこの弱みにつけ込むんだよ。
結婚できなくて寂しい女は結婚をちらつかせる。
欲求不満な女は抱いてやる。
特にエッチは効くぜ〜。
女ってのはエッチをすると男のことをどんどん好きになるからな〜。
ちょっとテクニック使ってやったらイチコロだよ。
何でも言うこと聞くようになる。
アハハハ!《ホント腐ってる》嬉しいよもう一度会えて。
私も。
(サキ)ねえこれカワイイ!
(エミリ)お揃いで持ったらよくない?マリエちゃん。
いいよ私買ったげる。
(サキ)え?いいの?
(エミリ)やった!これとあとそれから…これとこれお願い。
(店員)はいかしこまりました。
うわ〜高い。
高すぎて死にたい。
バッグに50万。
特殊な鉄板でも入ってるんですか?んな訳ないでしょ!あっそうですか。
ただの革製品に何十万も支払うなんてお金持ちの考えてることはよくわかりません。
友達を金で釣る気持ちもわかりませんし。
あっ…自分に自信がないのかな?それとも1人になるのが怖いとか?おじさん何なの?ケンカ売ってんの!?違いますナンパです。
ナンパ?ありえない!私にはあなたの1000倍かっこいいデザイナーの彼氏が居るの。
そのかっこいい彼氏は今どこで何をしてるか知ってますか?もちろん知ってるよ。
今の時間は…デザイン事務所で働いてる。
本当にそれを信じてるんですか?さすがお嬢様。
詰めが甘いんだな。
失礼な人ね!私のパパは北柴田建なのよ!パパの一言であなたの仕事も会社もどうにでもできるんだから!どうぞご自由に。
僕には脅しは通じないんだな。
金にも出世にも興味ありませんから。
僕は…人生に絶望してるんです。
えっ?真実を知りたければ東都グランドホテルに行ってみてください。
どういうこと?ねぇ!
(ドアが開く音)
(伊達)Welcomeback!あれ?あれデカイ。
ワオ!
(柏木)なんなんだ。
あの叶さんが帰って来たのかなと思って。
叶君は居ないのか。
柏木警視長は何の御用で?
(咳払い)えっ?まさかまた叶さんに何か!?いや…叶君ともちゃんと話をしなくてはと思ってね。
こないだ…間違いが起こってしまったから。
Oh…Isee.あれこの箱は!?いや叶君がスイーツが好きだと聞いたんでね。
オオウ!僕の差し入れはこれですよ。
すっぽんで〜す!コラーゲンたっぷりお肌ぶりぶり。
Skinso….はあ叶と朝倉…あいつらまた何か…。
いいのかなぁ〜?
(朔也)何が?お酒を飲むのも2人きりになるのも禁止じゃなかった?いいんだ。
今はプライベートな時間だから。
プライベート?俺美由紀さんとは仕事抜きで会いたいんだ。
普通の男と女として。
ここの代金も俺に払わせて。
どうしてそんなことするの?俺…美由紀さんのこと本気で好きになっちゃったから。
最近ね美由紀さんのことばっか考えちゃう。
他の女の人たちの彼氏の振りをするのが苦しいんだ。
責任取ってくれる?責任?俺…美由紀さんの専属ボーイフレンドになりたい。
ねぇ一緒に暮らしてくれない?一緒に住んだらさ朝も夜も一緒にいられるでしょ?いいわよ。
本当に?美由紀さん…。
(ドアが開く音)何してんの?マリエ!誰よこの女!まさか浮気!?えっ!?こっちの女こそ誰よ!美由紀さん聞いて。
この女とは何でもないから。
ただの客だから。
何言ってんの?私の専属ボーイフレンドになりたいって言ったでしょ?あっ!それ私にも言ってた。
朔也どういうこと?チッ。
鈍いな。
まだわかんねぇのかよ。
俺は美由紀さんのことが好きなの!お前とは付き合えねぇよ!こんな女のどこがいいのよ!一緒に住もうって言ったでしょ?朔也のためにマンションも買ったのに?私にも同じこと言ったわよね?ヤダもしかしてこれってあなたの手口なの!?えっ?いやあのちが…とにかくお前もう帰れよ!何よ全部嘘だったの!?ひどい。
私本気であなたと結婚するつもりだったのに!そんなの無理だろ!お前のパパが俺みたいなのと結婚許すわけねぇし!私のこと好きって言ったでしょ?
(朔也)はぁ!?好きなわけないだろ!わがままで自己中なお前なんか誰が好きになんだよ!金とパパの力以外お前には何の価値もねぇよ!あ〜あなんかもう気持ちが醒めちゃった。
えっ?だからもう顔も見たくないって言ってんの。
えっ!?そんな美由紀さん!触らないで!チクショー!何なんだよもう!結局1人ですね。
あなた何者なの?私たちは警察庁生活安全局特殊防犯課の者です。
派遣ボーイフレンドについて調べてたの。
私のこと笑ってたの?騙されてるバカな女だって!どうやらあなたの周りには父親の金と権力が目当ての連中ばかりのようですね。
私だってわかってるわよそんなこと!子供の頃からみんな…私の後ろにパパを見てた。
誰も私自身を見てくれなかった。
朔也だけが初めて私を見てくれてると思ったの。
だけど結局…バカみたい。
ええ。
あなたはバカです。
自分自身を見てくれと言うくせに父親の力を振りかざす。
そういうのを甘ったれていると言うんだ。
誰かに見てほしかったらどうしようもなく弱くて何者でもない自分をまず認めろ。
そこから必死で自分を磨け!自分と戦え!二度と父親の力を振りかざすな!少なくとも僕は…そうやって生きてきました。
あ〜あ今日は朝倉君の分まで仕事したから疲れちゃった。
あと頼んだわよ。
明日報告して。
あっはい。
では僕もこれで。
どこ行くの?害虫駆除です。
えっ?ああ死にたい。
くそっ!津田ビール持ってこい!はい!どうした?落ち着け。
飲まずにやってらんないっすよ!いっぺんに2人も太い客なくして。
何!?くそっマリエのやつ何であの場所がわかったんだよ。
失礼します。
《朝倉さん?》何か御用ですか?私警察庁生活安全局特殊防犯課指導係警視朝倉草平…です。
警察!?警察の方がどうかしたんですか?あなたたちは派遣ボーイフレンド業を隠れ蓑にして客である女性と肉体関係を持ちする気もない結婚をちらつかせ車やマンションを買わせ転売していますよね?言いがかりはやめて下さい。
うちではちゃんと規約を守って運営しています。
女性にトキメキを売るのがモットーですから。
肉体関係なんてありえませんよ。
おかしいですね。
朔也さんと肉体関係を持ったと証言する女性客が調べただけでも何人か居ましたけど。
(比留間)それはプライベートな時間でのことじゃないんですか?営業時間外のことについてはあくまでも個人の責任です。
ふっ確かに付き合った女は何人か居ました。
最初は本気で結婚するつもりだったし…。
けど途中で気持ちが醒めて…。
普通の恋愛ではよくあることでしょ?あくまでも普通の恋愛だと言い張るんですね?普通の恋愛なんかじゃない。
何だお前。
どうした?自分は…豊島署のです。
お前も警察か!自分はこの耳で聞いた。
お前たちは女の人を金としか思ってない!最初から騙すつもりで近づいたんだ!ハハハッもしそれが本当だったとして何が悪いんだえ?俺みたいなイケメンと結婚する夢見せてときめかせてやったんだから感謝してほしいぐらいだぜ。
何だと!?そもそもこんな商売に乗ってくる方が悪いんだよ。
自分の抱えてる不満やストレスのはけ口に金を出して男買ってんだろ?そんな女カモにして何が悪いんだよ!であんたらどうするつもりなんだ?おとり捜査は証拠にはならないはずだよなぁ。
逮捕できるもんならしてみろよ。
そんなことはわかってるよ!逮捕なんかしない!どういうことだ?特殊防犯課トクボウの仕事は起訴じゃない。
防犯のための矯正執行だ。
起訴するためには合法的な証拠が必要だが矯正執行に証拠などいらない。
ねっ朝倉さん。
はい続きどうぞ!うざい。
えぇ…。
うおっ!あぁ…。
待て!朔也!マリエ!ここは通さない!なんだよマリエ。
俺たちの仲だろ?俺やっぱお前のことが…。
もうあんたには騙されない!あんたなんかクズよ!女の敵!なんだと〜!うるせ〜!どけ!!え?あぁ…。
面倒かけやがってこのブタ野郎が!ブタ野郎?あぁ…。
今度はお前の番だよ。
このイカ野郎が!ん…何するんだ?おぉ…おい!あぁ…。
あは〜。
やめろ〜!俺は怒るぞ!怒ったら怖いんだぞ俺!やめろよ!!俺はイケメンなんだぞ。
聞いてんのかよ!イケメンが痛いんだよ!イケメンが痛いっつってんのに何やってんだよ!すごい…。
朝倉草平矯正執行入ります!うっ…。
うっ!な何を!?やめろ!金のためなら相手が誰でもキスできるんじゃないのか?ほらキスしろよ。
金やるからさ。
お俺にそんな趣味はない!君すっぱいイカ。
はい!ううう…。
ほらほらほら!うっ…くっせ〜!来るな!来るな!!あぁ…。
あぁ…やめろ〜!《うわ…今回の矯正執行今までで一番きついかも》どうする?解いてほしかったら本当のこと言えよ。
このゲロブタ野郎が!俺はただ命じられただけだ。
女から金巻き上げて絶対に捕まらない方法があるって社長に言われて。
ふざけるな!俺はやってない。
こいつが勝手にやったんだ。
俺も被害者だ!ウソつくんじゃねぇよ!ウソつきはお前だろ!ほらほらほら…!!どうだ?トキメクだろ?2人の唇がもう少しでドッキングだ。
口内菌がたくさん移るぞ〜。
そう思うとドキドキするだろ。
それが…トキメクってことだ。
《訳わかんないけどうれしそう》わかった認めるよ。
最初から結婚するつもりなんてなかった。
金を巻き上げるのが目的だった!
(比留間)俺も認める。
客の中から金のありそうな奴見繕って結婚ちらつかせ車とかマンションとか買わせるよう命じた。
認めたんだから早く解いてくれよ!僕が欲しいのは業務改善の兆候だ。
つまりお前たちの反省の声なんだよ!ごめんなさい。
ごめんなさい。
今まで巻き上げたもの全部返します。
人間はな1人じゃ生きられない生き物なんだ。
みんな誰かに愛されたい。
誰かに認められたい。
そんな孤独を常に抱えながらもがいているんだ。
金を持っていても社会的地位があってもその孤独を埋められない。
お前らはその孤独につけ込み食い物にしたんだ!この寄生虫野郎が!そんなに誰かに寄生したきゃお前らがくっつくがいい!あぁ…。
あっあっ…。
うぅ…。
やめろ〜!!来るな来るなうぅ…。
《うわ見たくない…》
(犬の遠吠え)3か月以内に業務内容の改善が見られなかった場合再度矯正執行を行う場合もありますので気をつけてください。
えっ!?あっあぁ〜。
あぁ〜…。
待ちなさいよ!北柴田さん今日ここで見たことは誰にも言わないでください。
いいわよその代わり…私も草平さんに縛られたい!《ななんで!?一体何があったの?》あなたみたいな人初めて。
私のことを本気で叱ってくれて…。
すっごく好きになっちゃった!君!マリエ嬢をご自宅まで送りなさい。
マリエさん!あれ?強い。
マリエさんさあ行きましょう!どうぞ乗ってください。
(マリエ)私諦めない。
パパの力を借りずにあなたのこと絶対落としてみせるから!草平さん草平さん好き〜!!草平さ〜ん!はぁ…死にたい。

(大藪)正気か?君は。
(鶴井)わたくしはこの国の何ものにも囚われない国防を願っているだけです。
私の理想はあなたの希望にはなりませんか?大藪公平元民自党副総裁。
(鶴井)政界のドン。
影の終身総理大臣。
そう言われ続けてきたあなたも今はこうして年老いて弱っている。
(西村)口を慎め!
(鶴井)これまでの人生で築いてきた知恵と人脈と権力…生きてきた証を次の世代に。
若い世代に注ぎ込みたいという欲はないものですか?男として。
(森田)大藪元副総裁!こちらの先生がこれほどお願いしてるのに…。
なんとか言ったらどうなんですか!森田!!余計だ。
この方は無為に沈黙を選ぶ方ではない。
若いものが失礼しました。
悪いがたった今私の待ち人が来たようだ。
この話の続きはまたの機会に。
鶴井浩二君。
待ち人…ですか。
先生私は天秤にかけられてますかな?口に出さずにおれぬところが若いな。
いや若さを見せつけたか…。
フッフ…確かに面白い男だ。
あれの事がなければ肩入れしてやってもいいかもしれん。
…が鶴井の言うとおり私も年老いた。
ああれを中に。
草平久しぶりだな。
2014/05/15(木) 23:59〜00:54
読売テレビ1
「トクボウ警察庁特殊防犯課」第七話★悪徳「派遣ボーイフレンド」[字][デ]

「矯正執行、入ります。」法では裁けない悪人たちを徹底的に更生させる!…脱力系なのにハードボイルドなニューヒーローの活躍を描く今までにない痛快刑事ドラマ!

詳細情報
出演者
伊原剛志

松下洸平
宅間孝行

川野直輝
岡本玲
姜暢雄
吉田鋼太郎
品川徹

川平慈英
安達祐実ほか
番組内容
【第7話】女性がお金を払った分だけデートが出来る「派遣ボーイフレンド」事務所の内偵を進める朝倉(伊原剛志)と辻(松下洸平)。
そこでは客である女性と肉体関係を持ち、結婚をエサに車やマンションを買わせて転売するという詐欺行為が行われていた。辻の捜査に進展がないのを見兼ねた叶(安達祐実)は自らおとり捜査に赴き彼らの悪質な詐欺行為の証拠をつかむが…
一方、野望を持つ鶴井(吉田鋼太郎)と朝倉が接近…。
制作
【原作】
『トクボウ 朝倉草平』高橋秀武(集英社 ジャンプコミックス デラックス刊)
音楽
【主題歌】
『HANDs』AAA(avex trax)着うた配信中!
番組ホームページ
http://www.ytv.co.jp/tokubou/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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