(護)薫友樹朝だぞ〜。
(ムックの鳴き声)
(友樹)おっびっくりした。
(護)起きろほら。
(ムックの鳴き声)お前ら寝過ぎなあ。
(薫)マルモ朝から元気だね。
俺はいつでも元気なの。
ほら起きて早く支度しろ。
(友樹・薫)は〜い。
友樹行くよ。
よいしょ。
(友樹)ごちそうさま。
行くよ。
いってきます。
(友樹)いってきます。
はい気を付けていってらっしゃい。
はい。
《笹倉はとっくにあゆみさんのこと許してたんだよ》《薫と友樹あゆみさんのとこに戻すわ》・
(真島)ただ今戻りました。
高木さん電話鳴ってますよ。
高木さん?えっ?あっ。
(真島)何ぼ〜っとしてるんですか。
悪い。
(民子)高木君ちょっと疲れてんじゃない?たまには息抜きしないと子育て大変でしょ?まあはい。
(梅原)高木ちょっと出られるか?あっえっと。
今行きます。
(梅原)どうだこっちの仕事は慣れたか?ええ何とかやってます。
(梅原)苦情係も大変だな。
急にどうしたんすか?
(梅原)鮫島さんから話行ってるだろ?はい聞いてます。
どうだ開発部に戻ってくる気はねえか。
いや。
あの耳かきボールペンな今の開発にああいう発想ができるやついねえんだよ。
こっちに戻ってまた好き勝手やれよ。
俺はお前の発想は買ってんだから。
ありがとうございますはい。
・
(凛花)鮫島さん今高木さんと出てった人って?
(鮫島)ああ開発の梅原君。
高木君の元上司だよ。
(真島)いよいよか。
(凛花)いよいよ?
(真島)開発に復帰でしょ。
かけるんるんも開発部じゃ好評らしいし。
おっ高木さんおめでとうございます。
えっ?何の話だよ。
(民子)しらばっくれても無駄よ。
いい話だったんでしょ?いや別にまだ決めたわけじゃないんで。
(民子)また断る理由がないでしょ。
まあええ。
(真島)あっ双子ちゃんはどうするんですか?開発って結構残業とか続きますよね。
(民子)学童保育とか色々あるし工夫すれば大丈夫よ。
(鮫島)高木君も忙しくなるね。
それなんですけど。
室長双子はもう母親のとこに返そうと思ってんです。
(鮫島)えっ?返しちゃうの?はい色々あって決めました。
子育てしながら慣れない部署で君も頑張ったよね。
ちょっと高木さん急ですけど大丈夫なんですか?大丈夫大丈夫もう残業でも何でも問題なし。
でも高木さんいなくなっちゃうなんてつまんないです。
(鮫島)確かにちょっとさみしいけどね。
でもせっかくのチャンスだみんなで応援するよ。
ザン。
んっ?何これ。
温泉行こうと思ってな。
急にどうして?えっ?急か?いやいいじゃねえかそういう気分なんだよ。
(ムック)大人には息抜きが必要なんだよ。
そうだよな。
(友樹)意外と子供にも必要なんだよ。
子供には必要ないな。
でも連れてってやる。
やった。
(薫・友樹)やったやった。
やった。
(3人)温泉温泉。
やったやった。
(彩)ありがとうございました。
(陽介)ありがとうございました。
(陽介)はいお待たせ。
あっすいません。
週末に2人連れて温泉でも行こうと思って。
(陽介)おう。
最初で最後の家族旅行です。
(陽介)最後って何だよ。
親父さん。
(陽介)おう。
俺薫と友樹母親んとこに返すことにしました。
(陽介)それちゃんと考えたんだよな。
はい。
(陽介)うん。
(陽介)あっで2人は何て?まだ言ってないです。
でも分かってくれると思います。
(陽介)うん。
(彩)そうかな。
急にそんなこと言われて受け入れられると思えない。
だって短い時間でも家族として過ごしてきたんですよ。
急に母親んところに帰れだなんて。
でもそれが2人のためだと思うんで。
受け入れてもらうしかないんで。
そっか。
でも2人の気持ちも大切だぞ。
分かってるよな。
はい分かってます。
(陽介)うん。
お前ら慌てろよ電車の時間ぎりだぞ。
(ムックの鳴き声)荷物よしカメラよし双子よしムックよしよしよしよし行くぞ。
あっマルモお洗濯干しっ放し。
あ〜まあいいや干しとけ行くぞ。
ストップ。
ムックストップ。
ストップちょっと待って。
ストップ。
友樹これ荷物何が入っている?
(友樹)旅の必需品が。
マルモ電車行っちゃう。
行くぞ。
やった。
着いた着いた。
さあ着いたぞ。
やった。
温泉。
(友樹・薫)温泉温泉。
さあ行こう。
はいはい撮るぞ。
いい顔いい顔はいチーズ。
(シャッター音)はいいくよマルモ。
はいチーズ。
カシャ。
あっすご〜い。
ザザザザザザザーン。
いくぞ。
(友樹・薫)ムック〜。
温泉入りたい。
ひどい。
むごい。
何言ってんだよ。
最高のぜいたくなんだぞ。
いくぞほら。
笑え笑え笑え笑えはいチーズ。
(シャッター音)なあやっぱり伊豆は魚が新鮮だな。
中身いつもと一緒だし。
アワビ食べたことないだろ。
なっ。
何か生きてるみたいほら生きてるみたいああっ…。
(薫・友樹の悲鳴)
(番頭)どうしました?あっいや何でもないです。
あの叫び声が出るぐらいおいしかったっていうか。
嫌っ!嫌っ!僕もお刺し身食べたいんだよ。
ホントにおいしくて。
嘘ムック嘘でしょちょっと。
ムッムックムックちょっとちょっちょっ。
この。
来いさあ来いよ来い来い来い。
あれ?ちょちょちょ待て待てあれ。
ムックさん何で怒ってるんですか?ずっと暇だしドッグフードだし。
(友樹・薫)すいません。
もういい寝る。
あ〜あすねちゃった。
んっ?んっ。
あっどうした?トイレか?何かいる。
えっ?お化けかな。
嘘嘘だろおい。
ちょっだいだい大丈夫だ大丈夫だろ。
怖い。
怖いよ怖いよ。
えっ開けるぞ開けるぞうん。
(3人の悲鳴)あっ?んっ?お前何してんだよ。
いやちょっと腹ぺこでして。
僕のおやつ。
(護・薫)えっ?えっ。
おっお前。
・
(物音)んっ?んっ?ギャー出た!出ちゃった!
(番頭)うわ〜!あ〜びっくりした。
番頭さん。
(番頭)いや急に叫び声が聞こえたんで。
どうしたんです?あの子供たちがお化けが出たとか言って。
すいません。
(番頭)いやお化けちょっと勘弁してくださいよ。
あの大丈夫ですこの部屋には出ませんから。
この部屋には?んっ?えっえっ他には?他には?他には出んの?他の部屋には出るの?取りあえず寝よう。
ねっ寝ちゃおう寝ちゃおううん。
怖いよ怖い怖い怖い怖い。
怖い怖い怖い。
一緒に寝てもいいでしょ?えっ?おっちょっ。
よし来いうん。
気持ちいいね。
ねえマルモ向こうのお水持ってきてよ。
やだ熱いもん。
え〜行けば。
ムック。
ムック。
(護・友樹)ムック〜。
ムック〜。
気持ちいいんだねあれね。
いくぞ。
うん頑張れ。
あっくそ惜しい。
よしやれやれやれやれ。
いけいけいけいけ。
いけ。
(男性)さあどうかな?当たったあっあっあっ下さい。
頑張れ友樹。
あ〜。
ムックムックちょっと待ってちょっと待ってな。
せ〜の。
・
(鈴の音)また来年もみんなで温泉に入れますように。
またお刺し身食べられますように。
2人がずっと元気でいますように。
お〜カワイイ。
よしじゃ1つ買ってやるか。
いいの?うん。
それはな魔よけの鈴なんだよ。
それさえ持ってればもうお化けなんて怖くねえぞ。
どこでも1人で眠れるぞ。
(友樹・薫)うん。
(3人)・「おばけなんてないさおばけなんてうそさ」・「ねぼけたひとがみまちがえたのさ」・「だけどちょっとだけどちょっと」・「ぼくだってこわいな」よいしょ。
ただいま〜。
ただいま。
ただいま。
あ〜。
よいしょ。
よいしょ。
やっぱりうちが一番だな。
あっねえマルモお土産出してもいい?見てもいいけど開けんなよ。
うん。
あっ洗濯物。
あっまたかよ。
もう買ってやんねえぞ。
これは僕の。
これは彩ちゃんの。
これは僕の。
これは親父さんの。
ホントうちが一番だよな。
急にお呼び立てしちゃってすいません。
(あゆみ)子供たちに何か。
いや子供たちには何も。
今日はこれを。
笹倉が持ってたんです。
昔の写真と一緒に出てきて。
すいません勝手に読んじゃいました。
(笹倉)「出来ることなら薫と友樹の成長を君にも一緒に見て欲しい」「僕は今でもあゆみを家族だと思っています」「もう一度みんなで一緒に暮らしませんか」「薫と友樹のそばにいてやってほしい」「それが僕の一番の願いです」笹倉はあゆみさんのことを待ってたんですね。
俺それ読んで決めました。
薫と友樹はあゆみさんのところにお返しします。
それが笹倉の気持ちなら薫と友樹はあゆみさんと暮らすべきだと思う。
(あゆみ)でも。
ホントは正直な気持ちは俺がずっと2人を見守っていたいです。
そのつもりで2人を引き取って一緒に生活して。
それがいいと思ってたんで。
でも俺もう返すって決めました。
いいんですか?あゆみさんその手紙は笹倉が大事に持ってたんです。
ずっと捨てずに。
その思いを知った以上返すしかありません。
薫と友樹はあゆみさんと暮らすべきです。
ムックさんお湯加減はいかがですか?お背中流しましょっか?この遊びやめない?もう飽きた。
あっもう。
ねえお姉ちゃんマルモ遅いねどこ行ったの?うん分かんない。
大事な用事だってさ。
・ただいま2人ともいるか?あっ。
あっマルモ帰ってきた。
おかえり。
おかえり。
あっおばちゃんもいる。
こんにちは。
遊びに来たの?おばちゃんお部屋見せてあげる。
こっち来て。
こっちこっち。
お前らそれは後にしてちょっと座ってくれるか。
え〜遊びたい。
後でゆっくり遊べるからちょっと待ってろ。
なっ。
(薫・友樹)は〜い。
あゆみさんこちらへどうぞ。
お前らそこ座れ。
大事な話があるんだ。
いいか?最後まで聞けよ。
ママ?ああそれはお前たちのママの写真だ。
やっぱり似てる。
おばちゃんに似てるんだよな。
そのことなんだけどな薫。
俺嘘ついてたんだ。
んっ?ホントは薫の言うとおりこのおばちゃんがこのあゆみさんがお前たちのママなんだ。
えっ?ごめんね。
でもおばちゃん「違うよ」って。
ママは死んだってパパも言ってたよ。
それも嘘なんだ。
じゃおばちゃんはずっとどこにいたの?ママね2人の前から逃げ出しちゃったの。
どうして?薫たちが悪い子だったから?
(あゆみ)ううんママが駄目なママだから2人の前から逃げてずっと隠れてたの。
僕ママがいないのさみしかったよ。
何で会いに来てくれなかったの?パパが死んじゃったときも何で会いに来てくれなかったの?あのなあゆみさんは。
薫たちを捨てたんでしょ。
だから隠してたんだ嘘つき。
ちょっ薫友樹ちょっ待ておい。
マルモの嘘つき。
嘘つき。
おい薫友樹。
(彩)どうしたんですか?2人に話したんですホントのこと。
そしたら。
(彩)だから言ったのに2人の気持ちが大切だって。
私が行きます。
今あいつら混乱してますけど俺がちゃんと言って聞かせますから。
絶対ちゃんと分かってくれますから。
やっぱり許されることじゃないんです。
それは分かってます。
そんな。
でもちゃんと言えてよかった。
ちゃんと謝れてよかったです。
護さんありがとうございました。
いえ大丈夫ですちゃんと言って聞かせますから。
(彩)何してんの?彩ちゃん。
考え事?うん。
おばちゃんはおばちゃんじゃなくて本当はママだったんだって。
びっくりしたね。
うん。
ねえ彩ちゃん。
何?おばちゃんは何で薫と友樹のこと捨てたのかな。
薫たちのことが嫌いだったのかな。
嫌いだったらまた会いになんて来ないよ。
捨てたわけじゃないと思う。
でもみんな嘘ついて隠してたんだよ。
マルモも嘘ついてたんだよ。
好きだったら嘘なんてつかないよね。
嘘は悪いことだもん。
うん嘘は悪いことだね。
私もそう思う。
でもみんなは2人のことが好きで頑張って嘘をついたんだと思うよ。
頑張って嘘をつくなんて変。
もしバレたら2人に嫌われちゃうかもしれないでしょ?それでも2人のために一生懸命頑張って嘘をついたんだよ。
大好きな人に嘘をつくんだもん。
何か特別な理由があったんじゃない?嘘が分かってみんなのこと嫌いになっちゃった?そうよかった。
もう帰ろう。
マルモさん心配してたよ。
うん。
ただいま。
ただいま。
おうおかえり。
あっ。
(彩)あゆみさんは?さっき帰りました。
あの2人とも落ち着いてはいるんですけどちょっとまだ混乱してるみたいで。
ホントにすいませんでした。
助かりました。
あっあのやっぱり返さなきゃいけないんですかね。
高木さんが一番つらいっていうのは分かってるんですけど。
それでも私さみしいです。
(彩)3人と一緒に過ごす時間も好きだったし家族っていいなって高木さんたちを見て思えたので。
あいつら受け入れてくれますかね。
(陽介)お前どうなんだよ。
お前の方こそ受け入れられんのか?俺あゆみさんが現れたときホントはどっかで思ってたんですよね。
2人を返した方がいいって。
だって母親だもん。
そうか。
俺本当はあいつらと離れたくないです。
ずっと一緒にいたいです。
あ〜あ手紙なんて読まなきゃよかったな。
でもあの手紙読んじゃったら寂しいけど返さないわけにはいかないですよ。
納得するしかないですよ。
さみしいよな。
赤の他人から家族にまでなったんだからな。
でもお前よくやったよ。
ホントよくやった。
大したもんだよ。
・
(ドアの開閉音)・ただいま。
んっおかえり。
薫友樹ちょっといいか?今からおきて書くぞ。
おきて?今日のおきて?おうよく見てろよ。
書かないの?マルモ?今書く。
はなればなれでも家族だ。
離れ離れ?マルモどうしてそんなおきて書くの?離れ離れになるの?ケンカしたから?マルモ嘘つきって言ってごめんなさい。
もう言わないことにする。
だから一緒にいよう。
ねえマルモ。
マルモと一緒がいい。
ずっと一緒にいようよ。
やだよ離れ離れなんて。
マルモ。
情けねえ顔してんな。
「マルモ」じゃねえよまったく。
だって。
いいか?人間は成長します。
これから先薫はギャルに友樹はイケメンに成長します。
そしたらお前こんな狭い部屋いらんねえだろ?こんな汚え部屋うんざりしちゃうに決まってんだよ。
そんなことない。
だから早めにこんなとこ出るんだ。
さみしいのなんて今だけですぐに忘れちまう。
俺は決めたんだよ。
でも薫も友樹も住む所がないもん。
マルモがいないと寝るとこがなくなっちゃう。
だから一緒にいよう。
マルモがご飯作ってくれないとおなかすいちゃう。
だから。
お前らにはママがいるだろ?お前らはママと暮らすんだよ。
ママ?うん。
ママはお前らを捨てたんじゃない。
ママはずっと病気だったんだ。
たった1人で病気と闘ってたんだよ。
パパはママのことを応援しながら1人でお前らの面倒見てた。
死んだって嘘ついてママの病気を隠してたんだ。
でもママの病気は治った。
だからお前らはママのところに帰るんだ。
それが死んだパパの願いなんだよ。
(泣き声)そんなのやだ。
泣いても駄目だ。
お前らはママのところに。
ママなんていなくてもいいもん。
マルモと離れ離れになるんだったらママなんていらない。
友樹。
ママがお前らのことどんだけ好きだったか分かるか?好きで好きで心が病気になっちゃうぐらいだったんだぞ。
それでもそれでもお前らに会いたくてたった1人で病気を治して元気なママに戻ったんじゃねえか。
ママをいらないなんて絶対言うな。
家族をいらないなんて絶対言うな。
でも僕絶対やだ。
おきてなんて知らない。
おい友樹。
おいお前おきて守れねえのか。
おい俺たち家族の大切なおきてだぞ。
(泣き声)ムックどうしたの?《俺たちがこれから仲良く暮らしてくための約束だな》《俺たちは家族なんだからお互いに言いたいことは言う》《それでいいってこと》《家族スタンプ。
なっほらみんな一緒だろ?》友樹。
お姉ちゃんマルモ怒ってる?おきてノート破ったから怒ってるかな。
分かんないまだ帰ってこない。
僕マルモと離れ離れはやだよ。
マルモと一緒がいいもん。
ねっお姉ちゃんもそうだよね。
お姉ちゃんは離れ離れでもいいの?嫌だけどでもマルモのおきては絶対なんだよ。
おいアイス買ってきたぞ薫とも…。
マルモが考えたおきては破っちゃいけないんだよ。
家族のおきてだよ。
でも今日のは間違いだよ。
マルモのおきては今まで1回も間違わなかった。
パパが死んでいなくなっちゃったけどもうさみしくないでしょ?うん。
彩ちゃんとか親父さんとか学校のお友達とかみんなと仲良くできたでしょ?うん。
マルモがおきてを書いてくれたからだよ。
薫はそう思う。
おきてか。
マルモと離れ離れになったらもうおきて書いてもらえないね。
うんもう書いてもらえない。
でも頑張るんだよ。
最後のおきてもちゃんと守ってマルモに褒めてもらおう。
うん。
マルモと元気にバイバイしよう。
うん。
あっでもママはもう病気にならないかな。
ママはもう病気にはならないよ。
ママは離れ離れだった4年間ずっとお前らのこと思い続けたんだぞ。
誕生日のときだってカステラうまかったろ?うん。
あんなうまい物お前らのことが大事じゃなきゃ作れねえよ。
そんなママがまた病気になると思うか?運動会のときだってお前らのこと心配そうにじっと見てたんだぞ。
そんなママはもう病気になんかならねえ。
離れ離れだった間お前らとママはずっと家族だったんだよ。
俺たちもそうだ。
これから離れ離れになっても離れ離れでも家族だ。
でも家族でも離れ離れはさみしいよ。
情けねえこと言うなよ。
俺たちはこの短い間で立派な家族になれたじゃねえか。
寂しがることなんかねえよ。
俺とお前らは一生家族なんだから。
違うか?薫。
俺たちは家族だよな。
うん。
友樹本当のホントの家族だよな。
うん。
俺たちは家族だ。
それは俺たちがどこに行っても離れ離れになっても変わらねえんだ。
(薫・友樹)マルモ。
マルモ。
どうした?アイス買ってきたの?こんなときにお前嘘でしょ?お前。
一緒に食うか。
(薫・友樹)うん。
はい。
はい。
あっ解けてる。
いいんだよ。
アイスはこれぐらいがうまいんだ。
(薫・友樹)うん。
あれ?すっかり遅くなっちった。
あれ?みんな帰っちゃったの?薄情だな。
ただいまって言っても誰もいねえ。
うわっ!高木君おめでとう。
(男性)おめでとうございます。
(真島)おめでとうございます。
(男性)おめでとうございます。
えっ?何送別会?
(真島)驚きました?異動を祝してのサプライズですよ。
あっちょっ来てくださいよ。
あの乾杯しますから。
いやいやいやちょっまっまっおい。
(鮫島)はいはいはい。
(男性)ありがとうございます。
それでは皆さん高木さんの開発部への異動を祝しまして。
いいですか?ハッピー送別会かんぱ〜い。
(一同)かんぱ〜い。
ちょちょちょちょちょちょ。
いやまだ正式に決まったわけじゃないし辞令もまだ出てないし。
何言ってんのよもう決まったも同然じゃない。
お祝いは早い方がいいのよ。
最近高木さんの元気がないって真島さんが計画したんですよ。
真島が?おめでとうございます。
おめでとう。
(かな)おめでとうございます。
(凛花)おめでとうございます。
(民子)おめでとう。
みんな。
(真島)では高木さん一言お願いします。
えっあっえ〜とえっみっみんな皆さんありがとう。
ホントにありがとう。
短い間でしたけど楽しかったです。
初めてのことばっかりで。
《このたびは大変申し訳ありませんでした》おばはんに嫌み言われたり。
《ホントにすいませんでした》必死で謝ったり。
文句言われるのが仕事だなんてなかなか慣れなくて。
でもここでの経験が俺にとっては結構でかかったりして。
(鮫島)《小さなクレームからヒット商品が生まれることもある》《お客さまの声は宝の山》《大事にしないとね》鉛筆1本ノート1冊とっても使う人には真剣な思いがあって。
《男の子なんて単純でしょ?》《ノートが新しくなっただけで何か賢くなったような気がすんのかね》《急にやる気出しちゃって》
(鮫島)《文具はただの道具じゃないってことだよね》そういうことに気付いたっていうか。
高木さんどうかしましたか?いや。
(真島)またぼ〜っとして。
変に気使わないでくださいよ。
いやそうじゃないんだ。
俺異動の話が来てから何かずっともやもやしてて。
それが何なのか今やっと分かった。
俺やっぱり開発に行くのやめるわ。
(一同)えっ?
(真島)開発部行かないんですか?うんここに残る。
ちょっとどうして?俺ここに来て変われたってこと今思い出したんです。
いややっと分かりました。
相談室にいれば独り善がりじゃない発想で開発の手伝いができる気がする。
うん。
それが俺の仕事です。
ホントにいいの?いいんです。
未練ないですか?全然ない。
高木さんらしいですね。
ほっとしました。
かなさん。
(凛花)よかった。
真島君も安心したんじゃない?
(真島)いや僕はどっちでもいいですけどまあいてくれた方が謝罪訪問も楽ですし。
いやもうそれはいいですからじゃこれからもよろしくお願いしますってことで乾杯。
(一同)かんぱ〜い。
2014/05/16(金) 15:53〜16:48
関西テレビ1
マルモのおきて #11−1[再][字]【独身男と双子が家族!?犬がつなげた絆 阿部サダヲ】
「おきてを守ったからずっと楽しかったよ。マルモありがとう、そしてさようなら」
阿部サダヲ 芦田愛菜 比嘉愛未 鈴木福 伊武雅刀 世良公則ほか
詳細情報
番組内容
護(阿部サダヲ)は、あけぼの文具開発部の元上司・梅原(飯田基祐)から、開発部に戻らないかと打診される。その様子を見ていたお客様相談室の同僚は護に、寂しいけれど応援すると話す。ある日護は、薫(芦田愛菜)と友樹(鈴木福)、そしてムックに温泉旅行を提案。急にどうして?と双子に聞かれて焦る護だったが、ムックが「大人には息抜きが必要なんだよ」と助け船を出す。
番組内容2
ある日、護はあゆみ(鶴田真由)と喫茶店で待ち合わせをして、死んだ親友で双子の父親である笹倉が、あゆみに宛てた手紙を読んだ話をする。その頃、薫と友樹は温泉旅行の思い出を再びと、ムックを空の桶に入れて温泉ごっこに夢中になっていた。護はあゆみと共に自宅に戻り、2人に「大事な話がある」と切り出すが・・・。
出演者
阿部サダヲ
芦田愛菜
鈴木福
ムック(犬)
比嘉愛未
小柳友
千葉雅子
外岡えりか(アイドリング!!!)
滝沢沙織
伊武雅刀
世良公則
原作・脚本
【脚本】
櫻井剛
阿相クミコ
【編成企画】
瀧山麻土香
水野綾子
監督・演出
【プロデュース】
橋本芙美
【演出】
河野圭太
城宝秀則
音楽
澤野弘之
山田豊
【主題歌】
「マル・マル・モリ・モリ!」薫と友樹、たまにムック。
【挿入歌】
谷村詩織
制作
フジテレビ
【制作著作】
共同テレビ
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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