Nスタ 2014.05.16

安倍総理が集団的自衛権の行使容認などをめぐる政府の基本的方向性を公表したことを受け今日、閣僚から総理の方針を支持する声が上がった。
ただ憲法解釈の変更に否定的な公明党から入閣している太田国交大臣は支持するとは明言しなかった。
来週20日から与党協議が始まる予定だが、日程をめぐって早くもさや当てが起きている。
合意を得るメドとして秋という言葉を出した自民党側に対し公明党の山口代表はクギを刺した。
こうした中、かねて、憲法解釈の変更に理解を示し、安倍総理の主導で就任した小松内閣法制局長官が体調不良のため今日退任し、後任には横畠内閣法制次長が任命された。
菅官房長官は、この人事が今後の集団的自衛権の議論に与える影響について全くないと語ったほか、総理が示した基本的方向性については周辺国は中国、韓国以外は全部理解をしてもらっていると自信を示した上で、中国と韓国に対しては外交ルートを通じて説明する考えを明らかにした。
集団的自衛権の行使に向けて安倍政権が本格的に動き出した矢先なんですけれども、カギを握る内閣法制局のトップが交代することになりました。
憲法解釈の変更に積極的な外務省出身の小松氏から検事出身の横畠氏になったわけですね。
内閣法制局に長く在籍した横畠氏は集団的自衛権の行使には慎重と見られていたんですけれども、今日、記者団の取材に不可能だという前提には立っていないと容認する姿勢を示しました。
福島第一原発で大きな問題となっている汚染水。
その抜本的な対策として期待されているのが建屋周辺の地盤を凍らせ、地下水の流入を防ぐ凍土壁です。
今日、その実験の様子が初めて公開されました。
事故から3年あまりがたち、廃炉に向けた作業が続く福島第一原発。
増え続ける汚染水への対策が急がれるが今日、その切り札と期待される技術の実証実験が公開された。
土を凍らせて地下水の侵入を防ぐ凍土壁。
実際にスコップでたたいてみます。
聞こえますか?このように音が出るぐらい硬いです。
実際に触ってみますと、ひんやりします。
凍土壁とはおよそ30mの深さまで刺した凍結管にマイナス30度ほどの冷却剤を注入、周囲の地盤を凍らせることで地下水の流入を防ぐというもの。
計画では1m間隔で凍結管を設置し、1号機から4号機の周囲、およそ1.5kmを凍った土の壁で囲む。
これにより建屋や放射性物質を含む土壌に地下水が流れ込むのを防ぎ、新たな汚染水の発生を抑えることができると言う。
今日公開された小規模な凍土壁でも壁の内側に水はないが、外側にはしみ込んだ地下水がたまっているのがわかる。
一日およそ400tのペースで増え続ける汚染水。
国は抜本的な対策としてこの凍土壁に期待を寄せている。
凍土壁の技術は、東京湾アクアラインなど様々なトンネルの止水工事で使われてきたが、これほど大規模な凍土壁は国内では初めて。
一方で、原子力規制委員会はその安全性と有効性に疑問を指摘している。
また冷却剤を常に循環させ凍らせ続ける必要があるために、電気代など年間10億円という巨額の維持費がかかることも指摘されている。
凍土壁は汚染水対策の切り札となるのか。
国と東京電力は来月の着工を目指している。
サッカーW杯開幕まで1カ月をきったブラジルでこちらは来月、サッカーW杯が始まるブラジルの様子です。
大会に反対する人たちが暴れて街を破壊しているんです。
日本が初戦に臨む町では略奪や殺人まで起きています。
なぜ、こんなことになっているのでしょうか。
粉々に割られた商店のガラス。
銀行のATMも破壊された。
これは、来月12日にW杯の開幕戦が行われるブラジル・サンパウロの15日の映像。
大会に反対する若者らおよそ数千人がデモを行ったが一部が暴徒化し、警察が催涙弾などを使って鎮圧した。
こうしたデモはリオデジャネイロなど少なくとも12の都市で行われ参加者はW杯に巨額の税金を投入するのではなく、教育や福祉、住宅環境の整備に投資すべきだなどと訴えた。
また、日本が初戦に臨むレシフェでは警察官のストに乗じて住民が商店から商品を次々に略奪、この混乱の間に10人以上が殺害されるなど治安の悪化が深刻になっている。
南シナ海の領有権をめぐってベトナム国内の反中国感情はかつてないほど高まっています。
ベトナム各地では今週に入って大規模な反中国デモが起き、中国人の死者が出ています。
ベトナム中部ハティン省の工業団地。
ここでおととい、ベトナム人と中国人の大きな衝突が起きた。
衝突が起きた工業団地の前には台湾系企業の看板があります。
ベトナム人たちは、この漢字を見て中国の会社と勘違いしたと見られます。
現場では今、台湾系の鉄鋼会社の工場が建設中で、目撃者によると、反中国デモは当初参加者も少なく、平和的に進められていた。
しかし、途中でベトナム人のデモ隊の1人が中国人に殴られて死亡したという話が出回りベトナム人の怒りは頂点に達したと言う。
ロイター通信は、この衝突で中国人16人、ベトナム人5人の合わせて21人が死亡したと報じているが、中国外務省によると、中国人の死者は2人としている。
現場付近は現在、警察車両が常に行き来するなど厳重に警備されていて、人通りは少なく、既に落ち着きを取り戻している。
そんな中、ベトナム政府は昨日、ズン首相の名前で、市民の携帯電話に一斉メールを配信し、次のように呼びかけた。
ベトナム国民の反中感情は今、政府がコントロールに乗り出さなければならないほど高まっている。
一方、暴徒化したデモ隊によって襲撃された企業の台湾人従業員らが台湾に戻り、家族らと再会した。
ベトナム南部で自らが所有する工場の一部が襲撃されたという男性は、当時の様子を、次のように振り返る襲撃された当時、トイレに隠れたというこの男性はバイクに乗った数十人のデモ隊が自らの工場を襲撃する映像を報道陣に見せた上で、隣の工場では中国人労働者がデモ隊に攻撃されたと証言した。
こうした中、フィリピン・マニラの中国領事館前ではベトナム国旗の柄の赤いTシャツを着たベトナム人とウミガメの格好をしたフィリピン人が合同で抗議活動を行った。
フィリピン警察は今月6日、中国とフィリピンなどが領有権を争う南沙諸島で中国漁船が違法にウミガメ漁を行っていたとして中国船をだ捕していた。
古美術店の強盗殺人事件で新たな供述です。
東京・国立市の古美術店で起きた強盗殺人事件で妻とともに逮捕された陶芸家の櫻井正男容疑者は10年ほど前から被害者の田代正美さんに対し、自作のつぼなどを売っていて、今年2月にもつぼ2点を8万円で売っていた。
その後の警視庁への取材で櫻井容疑者が犯行の動機について、田代さんが自分のつくった陶器を転売して儲けていた、韓国船の沈没事故から1カ月です。
船長が乗客を残して脱出した一方で、救助を続けて命を落とした人もいるんです。
その1人が修学旅行を引率していた、こちらの高校の先生です。
その勇気に今、光が当てられています。
「セウォル」号の沈没事故から今日で1カ月。
見えてきました、あの目印の下に今も「セウォル」号が沈んでいます。
今も20人が行方不明のまま。
事故後2日間は船体の一部が見えていた「セウォル」号。
今は海面からおよそ45m下の海底で横倒しになっている。
そして、時間の経過が捜索を難しくしている。
通路には家具などが散乱。
さらに、長い間、水につかっていたことが原因で壁が崩壊し始めていて、ダイバーの侵入を妨げている。
事故対策本部によると、こうした場所が船内に6カ所あると見られている。
事故後見つかった修学旅行生らが撮影していた映像。
一刻も早い脱出が求められた船内で待機を指示する館内放送が流れ続けたことが被害を拡大させたと見られている。
乗客を船に残し脱出した「セウォル」号の乗員たち。
その一方で、危険を顧みず船に戻った人がいた。
パク・ユックン先生。
学年主任として生徒を引率していた。
生徒から慕われていたパク先生。
事故で命を落とし、遺体で発見された。
家族は悲しみの一方で教師の遺族という立場に責任を感じていた。
事故の被害者でありながら同時に加害者という思いに苦しんでいた。
そんな中、パク先生の葬儀に参列した教え子からこんな話を聞いた。
船が沈みゆく中、生徒の救出に戻ったパク先生。
家族は今、誇りに感じている。
生徒から愛されていたパク・ユックン先生。
その持っていた強い使命感、こういった使命感がそれぞれが持って対応に当たっていればこんなに悲惨な事故・状況にはなっていなかったのかもしれません。
今日はここからはソウル支局長の久保記者とお伝えします。
この韓国社会に与えた大きな衝撃、不安や不信感がどんどん広がっていますね?1カ月という時間はたったんですけどより社会の奥深くに衝撃が染み込んでいるという、そういう印象を受けます。
ソウルでは今月の初めに地下鉄で事故があったんですね。
これは、信号機の故障が原因だったんですけれどもこのとき車内待機の放送が流れたと。
確かにすぐに降りたら危険ですから待たなければいけなかったんですけれどもあえて車外に出る乗客もいたんですね。
こういった指示が信じられない、社会に対する不信感が募っているということを感じました。
また完成間近の建物が突然傾くという事件もありました。
現場では、なぜこんなことが続くのかと、すごく強い不安の声が上がったんです。
ただ、ふたを開けてみれば地下鉄の事故は信号装置のエラーの見過ごし、建物の場合は工事の手抜きが疑われています。
犠牲を無駄にしないためにも、社会を根本から立て直すと、パク・クネ大統領も誓ったんですが、これが果たして誓いが果たせるのか国内外が注目しています。
そしてこうして港を中心に数々の黄色いリボン、希望を表すリボンに願いが込められています。
ただ、韓国社会全体にこういった希望が取り戻せるのは一体いつになるんでしょうか。
まだまだ時間がかかりそうです。
韓国のチンドの港からお伝えしました。
次は、今月大阪で起きたストーカー殺人事件です。
逮捕された男が殺害された女性に送りつけた大量のメールをJNNが入手しました。
これは男が、殺害したとされる女性に送りつけていた大量のメール。
事件は今月、大阪市平野区で起きたアルバイト先のスナックから帰宅途中に井村由美さんが腹などを包丁で刺され、殺害された。
殺人容疑で逮捕されたのは大阪市平野区の無職、松本隆容疑者松本容疑者は、スナックの常連客だった。
去年8月から店に通い始めた松本容疑者は次第に井村さんに好意を寄せるようになりメールをしつこく送るなどのストーカー行為が始まったと言う。
松本容疑者は今年2月、店側から出入り禁止を告げられる。
大量のメールは、その直後から送りつけていた。
井村さんは警察に相談。
3月には、警察がしつこくつきまとわないよう電話で注意をした。
ところが…しかし、メールが続いたため10日後、警察は松本容疑者を呼び出し警告。
するとメールは止まった。
4月に入り、警察署員が様子を尋ねたところ井村さんは、何もないです、ありがとうございますと話したと言う。
しかし取材を進めるとこの間も松本容疑者は周囲に井村さんへの執着を口にしていたことがわかった。
松本容疑者は、別のスナックに通い始めいつも、井村さんのことが忘れられへんなどと漏らしていたと言う。
そして事件直前の5月1日夜、酒に酔った様子で現れた松本容疑者は複数のスナックやバーを訪れ思い詰めた様子でこう話したと言う。
そして、最後の店を出たおよそ1時間後。
井村さんを殺害したとされる松本容疑者。
メールから読み取れる2014/05/16(金) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
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取材経験豊富な記者・竹内明とTBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えると共に「Nトク」ではホットな話題を徹底取材。

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