news every. 2014.05.16

この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
福島第一原発で、汚染水対策の切り札と期待されている、ある実験施設がきょう、初めて公開されました。
福島第一原発では、建屋に地下水が入り込み、大量の汚染水となって、日に日に増え続けています。
現在、建屋の手前に井戸を掘り、地下水をくみ上げて、建屋に入り込む量を減らす対策が進められていますが、根本的な解決とはなっていません。
そこで現在、実験が行われているのが、氷の壁です。
きょう、福島第一原発。
喫緊の課題である汚染水対策を巡り、一つの動きがありました。
向かったのは、4号機の山側にある実験施設。
ここで行われている、凍土式遮水壁の実験が、メディアに初めて公開されたのです。
福島第一原発では、山側から流れる地下水が、建屋の亀裂から入り込み、1日当たり400トンのペースで、汚染水が増え続けています。
そこで建屋の周囲の地中に冷却剤を流し込み、土を凍らせて壁を作る、凍土式遮水壁で流れ込んでくる地下水を減らそうというのです。
完成すれば、1号機から4号機の地中を取り囲むように、およそ1.5キロにも及ぶ凍土の壁が出来ます。
現在は4号機の山側に、10メートル四方の施設を作って、土を凍らせる実験を行っています。
これが凍結管と呼ばれるもの。
実際に地下30メートルまでこの管を埋め込み、マイナス30度の冷却剤を循環させて、周りの土を凍らせているといいます。
今、1.2メートルの下にあるんですけれども、実際、たたいてみますと、このように音が出て、完全に凍っています。
実際に触ってみても、すごくひんやりしている状態です。
今回の実験で、地下水を止める効果があると実証されたとして、来月から本格的な工事を始めたいとする東京電力。
すでにこの工事には320億円にも上る、国費の投入も決まっています。
しかし、工事の認可を出す原子力規制委員会は、凍土式遮水壁の安全性と効果について、いまだに懸念を示しているのです。
凍土遮水壁が作られることによって、建屋そのものへの影響はどうなのか、あるいは凍土遮水壁を作って、いってみると、地下水位ですね、それをしっかりと制御できるのかどうかといったあたりについて、しっかりと示してほしい。
指摘した懸念材料の一つは、凍土式遮水壁が出来ることで、地盤沈下を起こす可能性があるのではないかということ。
凍土式遮水壁が出来れば、建屋の周りの地下水が少なくなるため、地中に隙間が出来て、地盤が沈下する可能性を指摘しています。
そして、もう一つの懸念材料は、汚染水が外に漏れ出すのではないかということ。
現在、建屋周辺の地下水の水位と、建屋の中にある汚染水の水位を比べると、外側の地下水のほうが高くなっています。
水は高い所から低い所に流れるので、建屋内の汚染水が、外に漏れ出すことはありません。
しかし、凍土式遮水壁が出来て、地下水の水位が低下すれば、中と外の水位が逆転するため、汚染水が建屋の外に漏れ出すのではないかというのです。
さらに専門家の中には、震災前から建屋の周囲に設置されている、サブドレンという地下水をくみ上げる装置を使えば、そもそも凍土式遮水壁は必要ないのではないかという声まで上がっています。
来月にも、凍土式遮水壁の着工を目指していた東京電力は、こうした指摘についてきょう。
凍土壁による効果というものは十分あるものというふうに考えてございます。
ただそれに対して、いろいろまだご説明不足であった面もありますので、そのあたりにつきましては、引き続き丁寧にご説明をしていきたいというふうに考えてございます。
地盤沈下の可能性について、工事を担当する鹿島建設は。
すでにそこっていうのは、十分に圧密されたというかね、押し固められた状態になっておりますので、今回、地下水位が10メートル程度下がることによっての新たな沈下というのは、ほとんどないというふうに考えております。
汚染水対策の切り札といわれる、凍土式遮水壁。
東京電力は、来月着工して、来年の3月には冷却を始めたい考えですが、指摘された課題に明確な答えが出るまでは、工事開始の見通しは立ちません。
野村さんは、国会が設置をしました事故調査委員会の委員を務めましたけれども、この問題についてはどうお考えでしょうか?
この凍土壁というのは、今、いくつかVTRに出てきた懸念材料たくさんあるわけですけれども、それに加えまして、土をずっと凍らせ続けなければいけないんですね。
そのためにかかる費用というのが、ばく大なお金になりますので、これをどうやって賄っていくのかという問題もあるわけなんです。
さらには汚染水問題っていうのは、この建屋のところだけではなく、その外側にある、トレンチというところの下にもあるので、これをどうするかということも、検討してほしいなっていうふうに思いますよね。
韓国で旅客船が沈没した事故からきょうで1か月を迎えます。
これまでに284人の死亡が確認されましたが、今も20人の行方が分かっていません。
すでに船長らが殺人罪で起訴されていますが、この事故は、船の積み荷を制限以上に積み込んだ過積載が、事故の原因の一つとされています。
韓国国内では、経済の効率ばかりを優先し、国民の安全が軽視されていたという批判が高まっています。
その批判は、今回事故を起こした船のような交通機関だけにとどまりません。
284人の命を奪った、韓国・チンド沖のセウォル号沈没事故からきょうでひとつき。
行方不明者の家族はきょう、船に乗り、事故現場の海域に向かいました。
多くの乗客を乗せたまま傾いたセウォル号。
今も20人の行方が分かっていません。
しかし、沈没した船の壁の一部で劣化が進み、崩れ始めるなど、捜索は難しくなっているといいます。
海洋警察に最後の一人が見つかるまで捜索を続けるよう訴える家族たち。
セウォル号は、最大積載量の2倍以上の貨物を積んでいたため、船が傾いた際に元に戻ろうとする復原力が、大きく低下していたことなどが原因で転覆しました。
韓国史上最悪の水難事故の一つとなったセウォル号沈没。
実は、21年前にも、同じような事故が起きていたのです。
292人が死亡した、ソヘフェリー号事故。
悪天候の中、定員オーバーで出港したフェリーが高波を受け、転覆しました。
93年の事故当時、検事として捜査を行ったキム弁護士は、転覆の原因について、こう話します。
翌年に作られた事故白書では、原因として、セウォル号と同じ船の復原力の低下を指摘。
さらに。
こちらには、救命ボートが4つのうち1つしか使えなかったと書かれています。
セウォル号の事故でも、作動した救命ボートはたった一つでした。
過去の事故の教訓を生かせず、徹底されなかった安全管理。
先週、韓国で行われた世論調査では、市民の9割が、韓国の安全水準は低いと答えています。
安全管理が徹底されず、沈没したセウォル号。
しかし、韓国で安全管理のずさんさが指摘されているのは、公共交通機関だけではありません。
並んだ2棟のうち1棟が、斜めに傾いています。
今にも崩れ落ちそうです。
大きく傾いた建物。
1階の駐車場部分は潰れています。
今週火曜日、完成直前のマンションが、いきなり14度も傾いたのです。
原因について地元警察は、基礎工事に使われたコンクリートや鉄骨が、設計図に記された量より少なかった、つまり手抜き工事だったと見ています。
韓国では、ことし2月にも、体育館の屋根が雪の重みで崩れ落ちる事故が発生。
下敷きになった大学生ら10人が死亡しました。
捜査当局によりますと、この事故でも、建築業者が建物の安全性を証明する書類を、捏造するなどの手抜き工事が行われていたのです。
建築業者が入居する事務所を訪れると。
話を聞くことはできませんでした。
捜査当局は、すべての面で手抜きがあった。
事故は安全に対して無感覚だったため発生したと、結論づけました。
60年代後半から急速な経済発展を実現した韓国。
世界15位の経済規模を誇るまでになりました。
しかし、スピードと経済効率のみを優先し、安全を置き去りにしたとの自己批判が高まっているのです。
セウォル号の事故で、高校2年生の娘を亡くした男性は。
きょう、パク・クネ大統領はセウォル号事故の遺族と面会。
事故後の対応の不備について謝罪したうえで、社会の安全システムを根本からただすと述べました。
一方、検察当局はきょう、運航会社の事実上のオーナーと見られるユ・ビョンオン氏に対し、逮捕状を請求しました。
事故発生から1か月、全容の解明が待たれます。
LCC・格安航空会社のバニラエアが来月、154便の運航を取りやめることを明らかにしました。
その原因はパイロット不足です。
実はLCCのピーチ・アビエーションでも、パイロット不足で来週から一部の便の運航を取りやめる予定です。
今、LCCで何が起こっているのでしょうか。
きょう、成田空港。
搭乗カウンターには手続きをする利用客の姿が。
格安航空会社、バニラエアのカウンターのすぐ近く、こちらには貼り紙が出されていまして、欠航のおわびと案内と書かれています。
来月の国内線に欠航便が相次いでいるのは、LCC・格安航空会社のバニラエア。
その理由は。
6月の運航計画に必要な運航乗務員、機長の数が、確保できなくなったために、欠航することといたしました。
心よりおわび申し上げます。
パイロット不足による欠航は、成田と那覇、それに札幌を結ぶ国内線、合わせて154便。
同じLCCでは先月、ピーチ・アビエーションでも今月から来月にかけて、448便を欠航することを発表しています。
きょう、LCC・格安航空会社のバニラエアが明らかにしたパイロット不足による運航の取りやめ。
その数は来月だけで154便になります。
便が減るとなると、チケット取りづらくなったりするのかなあ。
わくわくバニラ、スタート!
去年、集客が伸びず、前身のエアアジア・ジャパンから名前を変え、再出発を切ったばかりのバニラエア。
成田空港を拠点に、札幌、沖縄、台北、ソウルの4都市に就航しています。
さらにことし7月には、鹿児島県の奄美大島への就航も予定。
運賃は成田・新千歳間の片道で6500円から。
成田・台北間が1万円からと、格安料金を売りにしています。
低価格路線から人気を博したLCC。
国内のLCC旅客数も、2年前に比べおよそ9倍に増えています。
そんな中起きた、パイロット不足による欠航。
その理由について、バニラエアは。
残念ながら、採用関係については、なかなか進まないという一方で、退職者が発生をしてしまったと。
来月には退職や病気などで、5人の欠員が出るといいます。
同じくパイロット不足により減便をしてきたピーチ・アビエーションは、病気などで休む機長が想定を超えたことが原因でした。
LCCの相次ぐパイロット不足。
その理由を、専門家は。
パイロットの数は飛行機に対して、ぎりぎりの数を確保して運航している。
LCCも飛行機の便数が増えてくる。
そういった中で、1機に最低2人は必要なパイロット、これの確保というのが以前に比べると難しくなってきている。
バニラエアでは、親会社の全日空が、2人のパイロットを出向させ、7月以降は計画どおりの運航を予定しています。
野村さん。
パイロット不足は深刻なようなんですけども、このことが、やはり飛行の安全性というものを損なうことのないようにしてほし2014/05/16(金) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。

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藤井貴彦
陣内貴美子ほか
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