おはようございます。
7時になりました。
領有権問題を巡って、中国とベトナムの対立が続いています。
南シナ海で当局の船がにらみ合いを始めてから、きょうで2週間となりましたが、事態が収束する見通しは立っていません。
ベトナムの船に衝突する中国の船。
南シナ海で撮影された一番新しい映像です。
映像からは、中国の船の先が、ベトナムの巡視船の左側に乗り上げるようにぶつかっているのが分かります。
船の後ろのほうの手すりは大きくゆがみ、甲板の左前方の手すりも壊れてなくなっています。
一方、中国外務省はきのう、緊急の記者会見を行いました。
その中で、ぶつかってきているのは、逆にベトナムの船のほうだとして、その様子を撮影したとする写真を公開し、ベトナムを非難しました。
緊張が続く西沙諸島周辺の海域。
私はベトナム海上警察の船に同乗しました。
遠くに見えるのが、衝突の発端となった海底の掘削装置です。
中国の国有石油会社が設置しました。
近づくとすぐに、中国海警局の船が向かってきました。
私の乗っているベトナム海上警察の船から、あちら、中国海警の文字がはっきり見えるまで、2隻の船が接近しています。
私たちのカメラを意識してか、ぶつけられることはありませんでしたが、近いときには、およそ30メートルほどまで接近し、針路を阻まれました。
そしてスピーカーを使った警告の応酬が始まりました。
多いときには、ベトナム側の巡視船1隻に対して、4隻の中国海警局の船が追いかけてきました。
中国側は船の数を100隻近くまで増やしているのではないかという情報もあります。
船の大きさも数も劣るベトナム側。
外国の報道機関に乗船を許可したのも、情報戦で対抗するねらいがうかがえます。
双方のにらみ合いが始まって2週間。
事態は沈静化に向かうどころか、緊張の度合いを増しています。
一方、ベトナム国内では今週、中国に抗議するデモが相次ぎ、デモ隊の襲撃で、これまでに中国人2人が死亡しました。
今週末、全土で大規模なデモがインターネットで呼びかけられていて、再び混乱が起きないか、懸念が広がっています。
次は集団的自衛権の行使容認を巡る動きです。
自民、公明両党は、野党側の求めに応じて、衆参両院それぞれで、安倍総理大臣に出席を求めて、今月下旬に集中審議を行う方向で調整しており、与党協議と並行する形で、国会での論戦も始まります。
安倍総理大臣が記者会見で、憲法解釈の変更によって、限定的に集団的自衛権の行使を容認することを視野に入れて検討を進める考えを表明したことを受けて、自民、公明両党は、来週20日から協議を始めることにしています。
こうした中、民主党、日本維新の会、みんなの党、共産党、結いの党、生活の党、社民党、新党改革の野党8党は、集団的自衛権の行使容認に対する各党の立場は異なるものの、安全保障上の重大なテーマであり、広く国民的な議論を徹底的に行うべきだとして、国会で十分な審議を行うよう与党側に求めています。
おとといの会見で次のように述べた安倍総理大臣。
これを踏まえ、与党側は国会審議に応じる考えで、いずれも安倍総理大臣に出席を求めて、今月28日に衆議院予算委員会を、翌29日に参議院外交防衛委員会を開き、集中審議を行う方向で調整しています。
審議では、集団的自衛権の行使を容認するための憲法解釈の変更や、限定的に行使を容認することの是非などを巡って、論戦が行われる見通しで、行使容認に慎重な姿勢を堅持している公明党も質疑を行うことにしており、与党協議と並行する形で国会での論戦も始まります。
10年ぶりの政権交代です。
きのう開票が行われたインドの総選挙で、最大野党のインド人民党が、単独で過半数を得て圧勝しました。
首相に就任するナレンドラ・モディ氏の経済手腕に、国民の期待が集まっています。
有権者およそ8億。
世界最大の選挙といわれるインドの総選挙。
最大野党のインド人民党が、議席の過半数を獲得して、与党・国民会議派に圧勝しました。
次の首相には、選挙戦を率いた西部グジャラート州のトップ、ナレンドラ・モディ氏が就任する見通しです。
人口12億のインド。
その巨大市場は、日本企業の世界戦略の拠点の一つとなってきました。
経済手腕に定評のあるモディ氏は、日本を重視してきたことでも知られています。
2年前には来日して、積極的な投資を呼びかけました。
庶民的な紅茶売りの家に生まれたモディ氏。
学生時代に政治の世界に飛び込み、地方の州のトップに立った、たたき上げの政治家です。
電力不足が深刻なインドでは、停電が日常的に起きます。
しかし、インドで唯一、停電がない週といわれるのが、モディ氏が13年トップを務めているグジャラート州です。
アジア最大級の太陽光発電所を整備して、電力を確保。
インフラの整備に力を入れてきました。
日本企業の進出や視察も相次いでいます。
今後は、日本企業専用の工業団地も作られる予定です。
では、インドで取材をしています田中記者に聞きます。
田中さん、モディ氏が首相になりますと、日本にとってもビジネスチャンスが増えそうですね。
製造業の誘致に力を入れているモディ氏は、日本を重視しています。
インドの日系企業の数はこの5年間で倍増し、1000社を超えましたが、インフラ整備の遅れや手続きに時間がかかることなどに悩まされています。
このため、剛腕ともいわれるモディ氏の強いリーダーシップへの期待が大きいんです。
日本とインドは経済にとどまらず、中国を念頭に安全保障の分野でも関係を強化してきただけに、その関係をどう発展させていくのかが注目されます。
10年ぶりの政権交代ということですが、大国インドは、これからどこに向かうのでしょうか。
まずは経済の立て直しへの期待に、モディ氏が応えられるかが試されます。
一方、懸念材料もあります。
インドは国民の8割がヒンズー教を信仰しています。
モディ氏は、ヒンズー至上主義者として知られていて、イスラム教徒などからは、宗教対立が激しくなるのではないかと懸念する声もあります。
さらにモディ氏のインド人民党は、政権の座にあった1998年には、核実験を行っていて、国境問題を抱えるパキスタンや中国に、より強い姿勢に出る可能性もあります。
当面は経済を優先し、摩擦を起こすようなことは控えると見られていますが、その剛腕さゆえに、内外で反発を生むおそれもあり、12億の国民をいかに率いていくか、モディ氏の手腕が問われます。
では次です。
ことし2月の大雪で、神奈川県の厚木基地に隣接する格納庫の屋根が雪の重みで潰れ、アメリカ海軍の哨戒機3機が大破したことが分かり、アメリカ海軍は今後、被害の補償を日本側に求めることも検討するとしています。
ことし2月の大雪で、神奈川県の厚木基地に隣接する航空機メーカー、日本飛行機の格納庫の屋根が、雪の重みで潰れました。
格納庫の中には、海上自衛隊の航空機6機と、アメリカ海軍のP3C哨戒機4機が駐機されており、アメリカ海軍がアメリカ側の被害を調査した結果、4機のうち3機が修理できないほど大破したことが分かりました。
また残りの1機も修理が必要だということです。
アメリカ海軍によりますと、日本には現在、P3C哨戒機が9機、P3Cの後継機で、最新鋭のP8C哨戒機が6機配備されていますが、被害を受けた4機は、これとは別に機体の重点的な整備のため、アメリカ本土が厚木基地に移動していたもので、アジア地域での哨戒任務に影響はないとしています。
一方、アメリカ海軍の当局者は、格納庫の管理責任は日本側にあるとしており、1機当たりおよそ36億円とされる、アメリカ軍のP3C哨戒機の被害額を調査したうえで、補償を日本側に求めることも検討するとしています。
さて、Bー1グランプリなどご当地グルメが人気ですが、料理をのせる使い捨てのトレーが大量のごみになってしまいますよね。
確かにこうした光景、見かけることもありますね。
そこで食べ終わったあとも、ごみにならない、ちょっと変わったトレーが、注目されています。
熱々の焼きそば。
愛知県碧南市発祥の白しょうゆを使った、へきなん焼きそばです。
へきなん焼きそば、いただきます。
ごちそうさまでした。
いつもだったら、ごみになってしまうこのトレー。
実は、食べられるトレーなんです。
祭りやイベントを一層盛り上げるグルメ。
ところが、おいしく食べたあと、どうしても残ってしまうのが大量のごみです。
お皿がおせんべいになっていますので、ぜひ食べてください。
そこで登場したのが、食べられるトレー。
2年前に開発され、今では全国各地のイベントで採用されるようになりました。
お菓子をポキッと折って、焼きそばと一緒に食べるとおいしい。
焼きそば食べて、せんべい食べてって、いいですね。
すごいいいですよね、こういう所だと、ごみ箱とか設置するのも大変だしね。
開発した榊原勝彦さんです。
地元の有志と共に、碧南焼きそばの創作に関わっていたとき、ひらめいたといいます。
榊原さんの会社は、アイスクリームのもなかを製造して60年になります。
そのノウハウを、食べられるトレー作りに生かそうと考えたのです。
父親で社長の繁彦さんと、二人三脚で取り組みました。
まずはアイスもなかの原料、小麦粉で作ってみました。
もう少し硬く焼かないと、耐水性がない。
あっ、もう抜けてきちゃった。
しかし、強度も耐水性も弱く、水分の多い食べ物をのせられませんでした。
最大の難関は、耐水性を持たせること。
そこで目をつけたのが、地元の特産のえびせんべいでした。
原料は、小麦粉より粘り気があって固くなるでんぷんです。
さまざまなでんぷんを配合して、水に強い生地を作ることにしました。
配合を変えて試すこと100回近く。
えびそのものを加えたこともありました。
その結果、でんぷんにつなぎとしてえびを加えたものが、最も耐水性があることが分かりました。
仕上げに必要なのは職人技。
繁彦さんの長年の経験から、温度や時間、水分を飛ばすタイミングを考え、絶妙に焼き上げます。
すべてがうまくいくと、表面につやが出ます。
でんぷんが膜のようになった証しだといいます。
4か月かかって、ようやく完成しました。
食べられるトレー。
会社では、料理に合わせてカレー味やたまねぎ味なども作っています。
また今後は、食べられるスプーンやフォークも作っていきたいとしています。
製菓会社のノウハウを生かした食べられるトレー。
おいしくて地球に優しいそのアイデアが、食べる人を笑顔にしています。
焼きそばのソースがしみておいしそうですね。
ですね。
そのうち、お皿だけ食べたいって方もいらっしゃるかもしれないですね。
食べられるトレーについてお伝えしました。
さあ、不思議な動きをした筒井アナウンサーとお伝えするスポーツです。
ヘディングです、おはようございます。
そのサッカーのなでしこジャパン、やりましたね。
そうなんですね。
来年の女子のワールドカップの出場権をかけましたアジアカップが行われているんですが、日本は第2戦、ゴールラッシュで、地元ベトナムに快勝です。
初戦を引き分けたなでしこジャパン。
地元ベトナムを相手に、初勝利を狙いました。
日本はアメリカでプレーする川澄が攻撃を引っ張ります。
前半44分。
このこぼれたところを。
川澄!
おー!
見事!
川澄のミドルシュートで先制します。
豪快ですね。
勢いに乗った日本は、1点を追加して迎えた後半24分。
この川澄のクロスに、大儀見のヘディング。
見事なこの川澄のクロス、そして大儀見もしっかり合わせて、ベトナムを突き放します。
表情がいいですね、皆さん。
そして、試合終了間際に、再び川澄、このシュート。
落ち着いて決めてますよね。
日本は川澄が3ゴールに絡む活躍で、ベトナムに快勝。
ワールドカップ出場に大きく前進です。
さあ、これで日本は1勝1引き分けとなりまして、グループ首位に立ちました。
あすの、このヨルダンとの試合に勝つか引き分ければ、自力でのワールドカップ出場を決めるということになります。
さあ続いて、男子もワールドカップへの動きですね。
日本代表のうち海外のチームに所属する選手たちが、都内で自主トレーニングを行ったんですが、こちら、ご存じ長谷部誠選手30歳。
やる気に満ちあふれています。
長谷部選手は、内田選手や吉田選手などと自主トレーニングを開始。
ひざのけがから5か月ぶりに実戦復帰したばかりなんですが、不安を感じさせない動きを見せていました。
香川選手は練習のあと、ファンとのイベントに参加。
代表の主力として迎える初めてのワールドカップ。
活躍に期待です。
ここまで、スポーツお伝えしました。
続いては、雄大な海の生き物を巡る物語です。
文豪、ヘミングウェイの名作、老人と海。
年老いた漁師が、巨大なカジキと3日間にわたって、格闘する姿を描いています。
ヘミングウェイ自身も、作品の舞台になったカリブ海で、何度も大物のカジキを釣り上げてきました。
カリブ海では、今でもヘミングウェイカップというカジキ釣りの大会を開催。
大きなもので800キロ以上。
スポーツフィッシングの最高峰です。
中でも人気が高いのが、このバショウカジキ。
泳ぐスピードは最速で100キロ以上。
私たちは今回、その姿を撮影することに成功しました。
さあ、海の男たちにとって憧れのカジキ。
中でも、水中最速の魚といわれる、バショウカジキの姿を追いました。
群れをなしてイワシを追い込むバショウカジキ。
魚がチームプレーで狩りをする極めて珍しい映像です。
撮影の舞台は、メキシコの南東部、カリブ海に浮かぶムヘーレス島です。
年間30万人の観光客が訪れる、リゾート地です。
島のシンボルはバショウカジキ。
町の屋台や車のナンバープレートにも、その姿が描かれています。
アルトゥーロ・デルフィンさん。
カリブ海のガイド30年のベテランと、バショウカジキを捜しにいきます。
バショウカジキはイワシを餌にします。
イワシは水温の境目をその辺りに…。
ポイントに近づいたアルトゥーロさん。
見つめる先は空です。
そらからイワシを狙って集まってきたのは、グンカンドリです。
すかさず海に飛び込みます。
ムヘーレス島の周辺の海は、プランクトンが豊富で、イワシの群れが回遊してきます。
しかし、現れたのはバショウカジキではなく、体長4メートルの巨大なマンタでした。
マンタもイワシと同じプランクトンを食べているのです。
100キロ以上海を走ったそのとき。
バショウカジキです。
体長2メートル。
20匹ほどの群れが、イワシの狩りをしているところに遭遇しました。
狩りのときに広げるこの大きな背びれ。
ほかのカジキにはない特徴です。
体を大きく見せ、イワシの群れを追います。
海面の近くで取り囲むことで、逃げ場をなくします。
攻撃に使うのが、この長くとがった上あご。
剣のように振り回して、イワシをたたき、弱ったところを捕まえます。
一振りで3匹をたたきました。
カリブ海で繰り広げられるバショウカジキの鮮やかな狩りの姿。
間近で捉えることができました。
ヘミングウェイが追い続けたカリブ海のカジキ。
その力強い姿は、今も多くの人を魅了し続けています。
では続いて、気象情報です。
北日本の荒れたお天気、心配ですね。
南さん、お願いします。
きょうは北日本は、荒れた状態が続きそうです。
現在の北海道の十勝岳の様子ご覧ください。
ここは十勝岳のふもと、標高600メートルから700メートルの所ですけども、現在、雪が降って雪が積もっています。
寒気の影響できょうは北海道の山沿いでは雪が降ったりやんだりの天気が続く見込みです。
では現在の天気図です。
北海道の北東に発達した低気圧があって、北日本付近は等圧線の間隔が狭くなっています。
全般に風が強く、荒れた状態が続きますし、寒気も流れ込んで、山沿いでは雪が降る見込みです。
きょうの雨や雪の移り変わりです。
新潟から北海道にかけては、雨の所が多く、北海道の山沿いは、きょうは雪が降ったりやんだりの天気が続きそうです。
風も強く、ふぶく所もありますので、吹雪などにも十分注意をしてください。
北日本は荒れた状態が続きそうです。
では、きょうの各地の予報です。
2014/05/17(土) 07:00〜07:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼緊張が高まる南シナ海。中国とベトナムの当局の船が衝突、最新映像。接近する中国船、緊迫の現場海域ルポ。▼料理を食べた後、ゴミにならないちょっと変わったトレー
詳細情報
番組内容
▼緊張が高まる南シナ海。中国とベトナムの当局の船が衝突、最新映像。ベトナムの巡視船を追う中国海警局の船、スピーカーでの警告の応酬、接近する中国船、緊迫の現場海域ルポ。▼有権者8億人を超え、世界最大の選挙と言われるインドの総選挙。景気対策や貧富の格差の是正などが争点となり、野党側が優勢。10年ぶりにインドで政権交代へ▼料理を食べた後、ゴミにならないちょっと変わったトレー
出演者
【キャスター】近田雄一,和久田麻由子,【スポーツキャスター】筒井亮太郎,【気象キャスター】南利幸
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ニュース/報道 – 定時・総合
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