サワコの朝【82歳で現役!詩人谷川俊太郎】 2014.05.17

(阿川)おはようございます。
阿川佐和子です。
ええ〜今日のゲストは実は私の遠い親戚に当たるんです。
というのが小さい頃からのちょっとした自慢なんですけども。
偉大な詩人で私にとってはちっちゃい頃から「俊ちゃん」と呼ばせていただいている谷川俊太郎さんです。
ここ?こちらにどうぞ。
おはようございます。
おはようございます。
なんかちょっと風邪気味で…大丈夫ですか?大丈夫じゃないです。
だ…ええ〜っ!?ほんと?もしかすると失神するかも。
やめてよお願いですから。
ここでみとるのはちょっと…。
はい。
ふふっ…。
なんか「大丈夫?」って軽く言いそうになるんですけどほんとは結構なお年なんですもんね。
そう?昭和…。
(谷川)6年。
6年か。
じゃあ母より4つ下でいらっしゃる?確かそうですよね。
失礼いたしやした。
もうなんかなんとなく「俊ちゃん」って呼ぶっていうことをいつやめようかと…。
えっなんでやめるんですか?なんか変じゃないですか?全然変じゃない。
それがいちばん自然で…。
ほんと?ほかの呼び方だったらちょっと変ですよ。
「谷川さん」とか?それも変ですよねなんか。
なんか下心あんじゃないかと…。
下心…あははっ!
(ナレーション)今日のゲストは20歳のとき詩集「二十億光年の孤独」でデビュー。
戦後の新しい感性を持つ詩人として注目を集めました。
その作品は小学校から高校まで数多くの教科書で採用され日本人なら一度は目にしたことがある日本を代表する詩人です。
詩の世界以外では世界中で愛される漫画「スヌーピー」の日本語版を翻訳。
更に誰もが知っているこの曲の作詞を手がけました。
82歳になった今もその創作意欲が衰えることはなく最近では谷川さんの詩が読めるスマートフォンのアプリも登場。
世代を超えて注目され続けています。
それが不満?はい。
60年以上にわたって第一線で活躍する谷川さん。
今日はサワコもたじたじするほどのほんとにあらゆるジャンルの詩でコマーシャルの歌もあれだしこういう「スヌーピー全集」訳もなさるし。
だからもう…教科書にもねえ。
だいたい教科書でみんな知ってるっていう。
(谷川)そうなんですよ。
「教科書で読んだ」って言ってみんな威張るんだけどほかの詩は全然読んでないのね。
えっ?教科書に載った詩しか読んでなくて「愛読者です」って私に言うわけ。
それが悔しい。
悔しい?うん。
ふふふっそうですね。
今日実はゲストにお招きするっていうことでスタッフの1人がね「昔詩人に谷川俊太郎っていう人がいたけども今日のゲストはおんなじ名前の詩人なんだ」って。
その話前にもあってね。
ほんと?お店でねなんか名前書かなきゃいけなくて書いたら「同姓同名っているんですよね」って言うんですよ私に。
(スタッフ)あははっ!
(谷川)要するに私は別の谷川だと思われてたの。
なんか歴史上の人物みたいな…。
腹立ったけどね。
腹立ったんですか?あははっ。
それではあの…俊ちゃんにとって今でも記憶の中で輝いている一曲はなんですか?モーツァルトのね「ロンド」なんですよ。
「ロンド」2つあるんだけどその中の二長調の方ですね。
それはいつ聴いてらしたんですか?まあ物心つく前だね。
ええ〜!うちの母親に会ってるでしょ?もちろん。
「谷川おばあちゃん」と呼ばせていただいてますが。
あの母親が結構ピアノがうまくてしょっちゅう弾いてたんですよ。
ええ〜っ!これがだから僕のもうほんとに幼年時から少年時にかけてのテーマソングみたいな感じでしたね。
どんな気持ちになります?それを聴くと。
やっぱりなんか自分の子供時代の情景みたいなものが目に浮かぶ。
畳の部屋にねアップライトのピアノが据えてあって夏なんかまあガラリと開けてね風が入ってくるような所でそういうちょっと古風なピアノで浴衣の母が弾いてるみたいなそんな情景。
映画の1シーンみたいですね。
ちょっとねほんと。
なんか私もちっちゃい頃のこと思い出しました。
(谷川)ほんと?お母様は小柄でねちゃきちゃきで…。
そうそう。
「あら来たの?」なんておっしゃって。
でもそのお母様に一人っ子だったせいもあるけどもものすごくかわいがられて。
そうですね。
友達がいらない人だったんですよ。
母親がいればいいっていう人だったから。
あっ友達いなくても毎日は楽しかった?そうそう。
じゃあ開けっ広げの少年ではない?なかったんですか?
(谷川)どうなんでしょう。
少なくとも体育系じゃないからね。
マラソンなんか全然駄目だし。
体動かすのが好きだっていうんではなかったね。
へえ〜。
で詩に目覚めたのは…。
高校の頃に友達が「なんか雑誌作るから君も書かないか?」って言ってくれたのが最初ですね。
なんか作るのが好きなんですよね。
だけど手がぶきっちょで模型飛行機とかうまくできないからなんか言葉で世界の模型書いてるような気がしたのね。
それで大学いくの嫌で高校出てゴロゴロしてたわけでしょ。
なんで大学いくの嫌だったんですか?僕学校が嫌いなんですよ。
人と一緒になんかやるのが駄目なの一人っ子だから。
一人でいたい?そう。
詩人なのにあんまり本読むのが好きじゃないって前おっしゃいましたよね。
なんで本が嫌いになったんですか?
(谷川)うちに本がありすぎたからですね。
そうでしょう?私もそう思う。
そうでしょう?あのねうち谷川徹三さんのうちでしょ?あの方哲学者だけど文明評論とかやってたから当時の有名詩人の詩集なんかごまんとあるわけよ。
中原中也の詩集の初版本なんかが「谷川徹三様」って献辞入りであったりするんですよ。
僕は全然値打ちが分かんなかったんだけどそれが後でテレビの番組で200万円って値段が付いたんで。
ええ〜っ!?僕はもう大急ぎでさ持ってきてカバー掛けちゃったりしましたけどね。
あははっ!・『赤い河の谷間』
(夫)私がライブを昔やってたんですね。
でそのときにたまたま見に来てたんです。
(妻)普段はステージの方でみんなに囲まれてますから私のモノではないし。
家に帰ったときだけワタクシのモノ。
っていう感じですね。
(ナレーター)これからも聞いていたい音がある。
パナソニックの補聴器はただ聞こえを補うだけではなくもっとずっと音を楽しむ暮らしをお届けします。
もう倒れるまで本人は歌い続けると言っておりますので聞き続けます。
はい。
すてき〜!うまくなったんじゃない?たくさん詩集が出ていてどれほど谷川俊太郎さんの詩を私が知ってるかっていうと…。
そんなにたくさん知らないかもしれないんですけど。
(谷川)もちろんですよ。
詩ってそんなたくさん読むもんじゃないから。
好きなのがいくつかあればそれでいいんですよ。
でもやっぱりね「生きる」とかそれから「寂しい」とかそういう…「宇宙」とかそういうテーマがたくさんある中で今日は私が大好きな「おならうた」。
いいんですか?朝っぱらから。
大丈夫じゃないですか。
別に臭いはしないしね。
まあね。
うん。
それお父様の阿川弘之さんに大変褒められたのが僕すごいうれしかった。
あっほんとに?親子の趣味は似てるかしら?似てるかも。
つまり詩を解さない人にもおもしろい詩なんですよ。
あっ私に解す力がない…あははっ!ちっちゃい子供から大人までうんそうだそうだってこう…覚えられる詩。
こういうほんとになんか平易な言葉で作ることの方が大事なんだよって。
いかにも詩らしい言葉を使わなくても…。
詩らしい詩って恥ずかしいじゃないですか。
えっそうですか?はい。
僕そういうのも書いてますけどね。
書いてはいるんですか?もちろん書いてますよそりゃあ。
それはどういうときに書くんですか?おならと一緒でね言葉もポコっと出てくればそっから始まるんですけど。
詩はおならみたいなもんなんですか?
(谷川)うん。
あの…お風呂の中のおならみたいなもんですね。
こうユラユラユラ…ポコって泡が…。
その「ポコ」が詩の最初になったり詩の言葉の一部になったりするって感じ。
そうするとふだんからたくさんの言葉に対していっぱいこう引き出しに収めておく…。
全然。
引き出しなんかないですよ〜。
だいたい僕ね書くのがそんなに好きじゃないの。
えっ?佐和子さんと違って…。
いや私も嫌いです。
(谷川)その割にだって長編小説書いてるじゃないですか。
うんだから…原稿料もらえるし。
もらい過ぎてるでしょう。
まあいやいや…。
知人から見るともう嫉妬羨望の的ですよ。
あははっ!そんな…。
どうも生意気ですみません。
いえいえ商売敵として頑張ってください。
ふふふっ。
私が子供の頃見ていたテレビアニメの「鉄腕アトム」がありましたが私はあの歌が俊ちゃんの作ったものだっていうのは随分後になって…。
みんなそうです。
今でもね言うとね「えっ!?」って驚く人がいますよ。
ねえ。
うん。
詩以外にもさまざまな分野で活躍してきた谷川さん。
誰もが知っている「鉄腕アトム」の歌詞も実は谷川さんが手がけたもの。
・心やさしいラララ科学の子っていうこの詞が出来るまでの苦労っていうか…。
あれは曲先だから五線譜とカセットテープが来て高井さんのね。
あっ先に作曲が来るんですか?そうそう来るの。
で初めてそんな仕事するわけだから。
初めてだったんですか?そうそう曲先の仕事は。
だからおたまじゃくしに言葉を当てはめていくだけでも手いっぱいでしかもアトムの特徴はもういっぱい漫画に出てきてるわけでしょ。
そうかそういうロボットの気持ちとか宇宙に対する憧れとか…。
そんな余裕はなくてでなんかうまくいかないとこは全部「ラララ」でごまかしたし。
「ラララ」はなんにも当てはまる言葉がないとき?なんかね歌詞っていうのはちょっと間が抜けてる方がいいっていうのが僕の意見なんですよ。
音楽がそこに入ってくるから。
でもあの「ラララ」がいちばん受けてんのね。
カラオケなんか行くと。
みんなあそこで声張り上げてますよ。
まあそうですね。

(西島)なんでこんな高い所にいるんだろう?その日僕は冷蔵庫の製造ラインを訪ねた。
その作業は僕のずっと頭上で行われていた。
冷蔵庫の心臓部はコンプレッサー。
そのコンプレッサーは冷蔵庫の誕生以来ずっとその足元の部分にあった。
しかしその足元の部分のスペースは無駄になる。
だから女性の手の届かない頭の部分にコンプレッサーを移動すれば下のスペースが広く使える。
トップユニット冷蔵庫はそんなコロンブスの卵のような発想から生まれた。
それが高い作業現場の理由だった。
だから実現した100%全開のワンダフルオープン。
お客さまにとっていい冷蔵庫ってなんだろう?彼らは今日もまたその答えを探し続けている。
語り:ネイマールJr.
(子ども)ネイマール!
(カーAVから音楽)
(スタジアムの歓声)今年で82歳を迎えた谷川さんは今も毎週谷川さんの新作がEメールで届くメールマガジン。
そして最新のデジタルツールスマートフォンで谷川さんの詩が読めるアプリ。
更にこんなことも。
ミクロサイズの文字で書かれた詩を顕微鏡で読むという試み。
谷川さんの創作意欲は衰えることを知りません。
メールマガジンで詩を発信するとかねなんかそういう詩のメディアを広げていってますね。
メールマガジンに出してるんですか?
(谷川)今毎週詩がいきます。
アプリってやつ?それまた別。
それも別?アプリはスマートフォンなんかで楽しめる詩の形でしょ。
ええええ…。
ついていけないこの…。
(スタッフ)あははっ!先端…先端ツールを利用して新しいものに対して…。
むしろ紙メディアでの詩がどんどん衰退していってるんですよ。
詩集の売り上げどんどん落ちてますからね。
だからなんか違うメディアでやっぱり現代詩を人に読んでもらいたいなって気持ちがありますね。
それから自分の社会の中での位置っていうのかな。
詩でほかの人とつながるしかないわけだからどうにかしてつながろうっていうふうな気持ちが強かったと思いますね。
ふ〜ん。
最近は随分若い歌手の人とか…まあミュージシャンとかとも結構交流がおありなんでしょ?
(谷川)そうですよねうん。
割合あの〜若い人に声をかけてもらったりする。
孫のような世代の…。
(谷川)そうですねはい。
このごろ若い子が来るとさなんかすごい硬くなってんのね。
ああ〜。
それ分かるんですけどね。
僕も20代の頃80のじいさんに会ったらさ硬くなりますよね。
だからそうじゃなくて普通に話したいんですけどって感じですね。
ああ〜。
なんか変に尊敬されちゃう。
尊敬するでしょそれは。
うん。
すごいくすぐったいね。
嫌ですか?うん嫌ですよ。
普通の老人として扱ってほしいんですよ。
(スタッフ)あははっ!でご自身で詩を書くことがおもしろいとかこの仕事を選んでよかったと思うようになったのはいつごろなんですか?40代過ぎてからかな。
50代ぐらいかな。
なんか自分でなんか向いてない仕事するってのはいいみたいですね。
僕も詩人に向いてないと思ってたから。
でやってるうちになんかだんだんその世界がおもしろくなってくるみたいな。
だからそういうなんか自分の仕事に疑問とかなんか反発とか覚えてる方が仕事が進歩するみたいね。
あっそういうもんですか。
なまじ満足しちゃったり…。
そう。
そうするともうそこで止まっちゃいそうでしょ。
僕なんか自分の詩がいいなんて思ったことないんですよね。
えっ思ったことないんですか?まあ何編かはねこれよく出来てるなって思うのはありますよ。
だけどいつも書いてはこうでもないああでもないもっと違う書き方があるはずだっていうのをやってきてるとこがあるから。
へえ〜。
いまだに?もちろんそう。
人の評価はどうですか?評価されればうれしいですよ。
褒められると?はいうれしいです。
けなされるのは?あんまりこたえないですしこのごろ誰もけなしてくれないんですよ。
それがすごい不満。
不満?えっけなしてほしいんですか?そりゃだって自分の欠点って自分でなかなか気がつかないじゃないですか。
人が欠点をね指摘してくれるのはすごくいいと思うんですよね。
僕だから3番目の奥さんに随分その役目を果たしてもらいました。
そうだ3回結婚なさって…。
ふふっ1回ぐらいしなさいと私は怒られたことがあるけど。
(スタッフ)あははっ!しないの?もうだって…私還暦過ぎましたよ。
(谷川)いいじゃないですか。
なんか70何歳で結婚とか今はやってますよ結構。
まあね。
今どうですか?寂しいですか?全然。
すごい気楽。
でもず〜っと必ずそばに奥様か恋人はいらっしゃいましたよね。
やっぱりこう女の人を思いながら生まれてくる詩っていうのが多いんですか?多いです結構。
女の人ってのはほんとに男と女でなんか宇宙が出来上がってると思ってるから。
常に女の人のことは頭にあるしなんか知らないうちにやっぱ一種のテーマになっちゃいますね。
それは自分と違うからおもしろいってことですか?う〜ん…それもあるかもしれないけどもっと現実的なもんですよね。
一種の男の憧れと同時にコンプレックスみたいなものがあるんですね。
女の方が偉いっていう。
そこがね…。
だから最初子供の頃はお母様に対して…。
そうです完全にマザコンですよね。
ご自分でそうおっしゃるけども。
でそこからお母様じゃない女性にその母性を求めたんですか?やっぱり無条件に受け入れられたいっていうことですよね。
何をやってても見守ってもらう。
うん。
僕はいつもなんかね静かで穏やかなのが好きなんですよ。
だから逆にそれが不満っていうのがありますね向こうが。
心の中は?中って?もう…一時たりともこの人と別れたくないとかずっと一緒にいたいとかこう思わず涙が流れてくるとか。
何度ぐらいそれありました?あははっ。
何回かありましたよ人並みに一応。
いいですねぇ。
それからなんかほかの人に気がいってるような様子が伺われたときに怪しんだり嫉妬したりとかいうことはないんですか?えっ?それはもちろんありますよ。
嫉妬するとだってこう常軌を逸するという…。
常軌は逸しなくてなんか全部自分の中でさ処理しちゃうんですよ一人っ子っていうのは。
はあ〜そっか…。
(谷川)だから僕女の人とトラブってこう取っ組み合いになるとかっていうことはほんとに1〜2回しかないんですね。
1〜2回あるんじゃないですか。
ありましたね。
ありました?はい。
それはあの〜酔っ払ってんのを正気に返そうとして頭からシャワーを浴びせたとかね。
それからあの〜殴ってくれって頼まれて殴ったとかね。
へえ〜!いやちょっと…。
要するにだからこっちがなんか変に冷静だからそれが不安で…。
もっと感情的になってよっていう。
ぶってくれと。
そうでなきゃ要するに自分が好きかどうか分かんないみたいなことあるんじゃないかなと思いますね。
ほう〜。
これからちょっとやってみたいことってまだほかにおありですか?新しく?絵本を描いたり翻訳したりアニメの曲を作ったり。
それからまあもちろん詩集を作ったりアプリに参加したり。
死んでみたいんですけどね。
なんですか?死んでみたい。
死んでみたい?死ぬのが怖くなくなってなんか好奇心が湧いてるんですね。
どうなんだろう?この世じゃないところは。
なんか今のこの世の中よかはもしかするともっとおもしろい世の中に行けるかも。
かもしれない。
だって体がなくなるんだからすごい自由ですよね。
まあでもギリギリになったら怖くなるかもしれないけどね。
まあね。
死んで何したいんですか?なんも別に。
何できるか分かんないじゃないですか。
でも今と違う世界が見えるんだか感じられるんだか分かんないけどどっか違うとこ行くわけじゃないですか。
あの〜だいたいもう分かっちゃってるから…。
こっち?現世は?そう80年以上生きてるとね。
もう別に未練はないんですか?
(谷川)あんまりないですよね。
へえ〜。
じゃあどういうふうに死にたいですか?例えば長く苦しむとかそういうのは…。
そういうの嫌だね。
痛いのはね。
病床にあって詩をずっとつづるとか。
やれたらおもしろいような気もするけどね。
おもしろいと思うんですね。
うん。
だって違う環境でね自分が違う状態になるわけでしょ。
全然違う詩が書けるかもしれないなとは思いますけど。
ほう〜。
やっぱり詩を書くことはお好きなんですね。
好きになっちゃったんですよ。
初めはそうじゃなかったのに。
長い間やってると好きになるもんなんですね。
そう…。
はい。
詩にはあんまりなじみがないとほとんど詩集なんか手にしたことないっていう人たちに対して詩をもし作ってみるとしたらどういうところから始めてどういうふうにこう接してみればいいってアドバイスしてくださいますか?作る方ね。
形がある詩の作り方から始めた方がいいと思いますね。
例えば縦にこう何行か並んでる頭の字を横に読んでいくと人の名前とかメッセージが隠れてるみたいな。
例えば「あがわさわこ」って横にこう並べて「あ」で思いつく言葉を探して「が」で思いつく言葉を探してそれで全部言葉を並べたら…。
(谷川)詩になるわけ。
それが自己表現よかずっと豊かになりますね。
はあ〜。
じゃあ今日は詩を読んでいただけるというお話でちょっとお風邪気味なのに申し訳ないんですけどこれは「愛について」という。
(谷川)確か3番目ぐらいの詩集ですね。
3番目。
じゃあまだ20代の初めの頃ぐらいですか?はい。
この本が出たのがだから昭和30年だから55年か。
はい。
「夜」って題名です。
「夜」。
という詩なんですけど。
私の名前が出てくるというドキッとするような…。
だけどそれはあなたじゃないんです。
私じゃないんですか?名前だけ?じゃなくて別の「佐和子さん」がいたんですか?いやいないんです全然。
なんかどっかで「佐和子」っていうのがあって音が気に入って「佐和子」っていうのが入ってるだけで。
あっそうなんですか。
それではそろそろもう一曲お選びいただいてるかと思いますが今谷川俊太郎さんを元気にしてくれる曲はなんですか?小室等さん。
歌手の。
彼の曲で…これは外国の曲なんですけどね「WhatAWonderfulWorld」って有名な曲ですよね。
フォークの人たちが言葉をちゃんと伝えようとして歌ってくれたからそこがすごくよかったんです。
ほう〜。
小室等さんの「WhatAWonderfulWorld」お聴きください。
なんか今あんまりすてきな世界じゃないじゃないですか。
だから余計にこの歌やっぱりいいんですよね。
ふ〜ん。
なんか当たり前のことなのに…。
そうなんですその当たり前がすごくいいですね。
花が咲いてっていう…。
そういうなんかほんわかした気持ちになる…。
そうですね。
なんか詩人は結婚回数が多いっていう。
そうね。
なんか6回とか7回の人いるしね。
なんででしょう?やっぱり人間としておかしいからでしょ。
ふふっ…。
まあ詩人ってだいたいこうなんとなく浮世離れしていてまあ社会からはじき出されてる人が多いから。
だいたいみんな捨てられてるんですよ男が。
男の詩人が?そう。
愛想尽かされてるっていうか。
そんな自虐的なこと。
いやいや一般論ですよ。
はい。
あっ一般論ね。
来週のゲストはノーベル賞受賞者の山中伸弥さんです。
ネズミをたくさん実験で使うんですがもうその世話で
(山中)ほんと分からなくて…。
2014/05/17(土) 07:30〜08:00
MBS毎日放送
サワコの朝[字]【82歳で現役!詩人谷川俊太郎】

ゲスト・谷川俊太郎/詩人▽思わず阿川が頬を染める!?詩人・谷川俊太郎が愛の詩を朗読する。思い入れある音楽と共に、阿川佐和子ゲストの意外な側面や表情を引き出します

詳細情報
番組内容
ゲストは詩人で絵本作家の谷川俊太郎。小学生からお年寄りまで日本人の誰もが「生きる」など作品に触れたことがあるだろう。今回は「おならのうた」を阿川が朗読。谷川は詩が出来る流れを“おふろのおなら”のように下から湧き出るものだと比喩。これから先やりたい事については、阿川も驚きの回答が!その理由に谷川の達観した人生観が垣間見える。自身も詩集「愛について」を朗読。詩人・谷川俊太郎の世界を堪能できる30分だ。
出演者
【司会】
阿川佐和子
【ゲスト】
谷川俊太郎(詩人・絵本作家)
1931年東京生まれ。
16歳のときに友人の誘いで詩作を始める。20歳のときに第1詩集『二十億光年の孤独』刊行。31歳の時には『月火水木金土日の歌』で第4回日本レコード大賞作詩賞を受賞。さらに、日本初の連続テレビアニメ『鉄腕アトム』の主題歌を手掛ける。iPhoneアプリ「谷川」が電子書籍アワード2012の文芸賞を受賞する。
制作
【製作】MBS TBS
【制作協力】TBSビジョン

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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