・「蛍の光」はなたちの卒業の日が近づいておりました。
(朝市)「はな。
この間の依頼の件我らが母校に代用教員の口があったのでお願いしときました」。
「幸い今日採用の返事をもらえました」。
(はな)採用?
(朝市)「はな。
おらと一緒に母校で働くじゃん」。
てっ!…という訳で卒業後の職場も決まり一安心なはなでしたが…。
(白鳥)安東さん!あなたは最初から最後まで!
(白鳥)笑ってごまかさない!・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」
(醍醐)はなさん本当に甲府へ帰ってしまうの?ええ。
やっと代用教員の仕事も見つかったし。
(畠山)それはよかったわね。
私は家に帰って花嫁修業をさせられますの。
もうすぐみんなバラバラになるなんてさみしいわ。
どうしたの?幸せいっぱいの醍醐さんが。
結婚やめたの。
(一同)えっ!?大変いい方でしたけれど白紙に戻させて頂いたわ。
ど…どうして?その方と一緒にいてもちっともパルピテーションを感じないんですもの。
パルピテーションとはビビビビッと胸がときめく事でございます。
そんなものは結婚が現実になれば大概消えてしまうものなのに。
(蓮子)「キリストの娘とよばれほこりもて学びの庭にありしいくとせ」。
蓮子ははなと過ごしたあのころを思い出さない日はありませんでした。
そして…。
編集長。
その節は大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした!
(梶原)…で今日はどうしたの?はい。
実は私の代わりに紹介したい人がいるんです。
ごきげんよう。
醍醐亜矢子と申します。
どうも。
今醍醐さんは人生の曲がり角にいるんです。
そうなんです。
予定していた結婚を破談にしてしまい両親を怒らせ自活しなければならないのです。
この際小間使いでも何でも致します!どうかよろしくお願い致します!編集長こういう押しの強い人を入れた方がいいですよ。
そうだな。
(梅田)畠山様答辞頑張って下さいね。
卒業生代表ですものね。
大役を頂いて…緊張しますわ。
はなさん!はなさん向学館で働ける事になったわ!おめでとう!はなさんのおかげよ。
(竹沢)醍醐様がまさか職業婦人になられるとは思いませんでしたわ。
あら私結婚を諦めた訳じゃなくってよ。
出版社で働きながらパルピテーションを感じる方との出会いを待つの!
(一同)パルピテーション?ときめきよときめき!ねっはなさん。
おめでとう。
(富山)安東さん。
毎年卒業式でブラックバーン校長がスピーチをなさいます。
その通訳ですがあなたやってみませんか?えっ…やらせて頂けるんですか?すごいわはなさん!有終の美を飾ってね。
有終の美になるとは限りませんよ。
みんなにとって一生に一度の卒業式をあなたの通訳でぶち壊さないように。
(茂木)これは富山先生からはなさんへの餞別なんですよ。
どうしよう…もう緊張してきた。
大丈夫よ。
プレッシャーで早くも心臓がバクバクパルピテーションを起こすはなでございました。
「おかあお元気ですか?かよも私も元気にしています。
茂木先生がかよの奉公先を見つけて下さいました。
奉公先は西洋人の先生たちの服を縫う洋服店です。
かよはお針子さんの見習いとして一生懸命頑張っています」。
(もも)「これで私も安心して甲府に帰れます。
卒業式ではブラックバーン校長の通訳を仰せつかりました。
責任重大です。
こぴっとやるじゃん」。
(ふじ)こぴっとはな頑張れし。
(畠山)「ブラックバーン校長先生はじめ先生方。
長い間のお導きに感謝申し上げます。
ここで過ごした女学生時代ほど楽しい時代は二度と来ないと思います。
私たちの生涯のうちで一番幸せな時代はこの学校で過ごした日々です。
本当にありがとうございました」。
(拍手)「私の愛する生徒たちよ。
我と共に老いよ。
最上なものはなお後に来る」。
「今から何十年後かにあなた方がこの学校生活を思い出して『あの時代が一番幸せだった。
楽しかった』と心の底から感じるのなら私はこの学校の教育が失敗だったと言わなければなりません」。
「人生は進歩です。
若い時代は準備の時であり最上なものは過去にあるのではなく将来にあります」。
「旅路の最後まで希望と理想を持ち続け進んでいく者でありますように」。
はなさん立派でしたよ。
卒業してもお励みあそばせ。
茂木先生…。
あなたをこの学校の教師として迎えられなかった事は残念ですが。
すいません。
自分の運命を決めるのは自分自身です。
安東はなさん。
はい。
私ずっと黙っておりましたが実は…山梨の勝沼の出身でございます。
てっ!?おまんが最初に寄宿舎に来て挨拶したときゃあおらも「てっ!?」って思ったさ。
なまりが懐かしくてたまらんで。
てっ…。
おらのしごきにも華族のお嬢様たちにも負けんでよく頑張ったじゃんね!甲府帰ってもこぴっとやれし。
はい。
おまんは山梨の誇りじゃん!卒業おめでとう!本当におめでとう!本当におまんはよく頑張ったじゃんけ!
(泣き声)白鳥様…。
(泣き声)
(鐘の音)卒業おめでとう。
はな。
ごきげんよう。
さようなら。
2014/05/17(土) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(42)「さらば修和女学校」[解][字][デ][再]
甲府へ帰ることに決めたはな(吉高由里子)。卒業を間近に控え、富山(ともさかりえ)から、ブラックバーン(トーディ・クラーク)のスピーチを通訳する大役を命ぜられ…
詳細情報
番組内容
家族のために甲府へ帰ることに決めたはな(吉高由里子)は、朝市(窪田正孝)の奔走のおかげで、朝市と同じく小学校の代用教員をすることになる。いよいよ卒業を間近に控え、はなは富山(ともさかりえ)から、卒業式恒例のブラックバーン校長(トーディ・クラーク)のスピーチを通訳する大役を命ぜられ、緊張を抑えられない。そのころ福岡の蓮子(仲間由紀恵)は、嘉納家を変えようと西洋風の食事を取り入れ、孤軍奮闘していた…
出演者
【出演】吉高由里子,仲間由紀恵,室井滋,黒木華,土屋太鳳,窪田正孝,ともさかりえ,浅田美代子,高梨臨,近藤春菜,トーディ・クラーク,藤本隆宏,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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