(三浦)キミのこの4か月の上達から総合的に考えこれからの練習しだいでは1年…半年…いやもっと早くキミは彼らより強くなれる!
(丸尾栄一郎)えっ!ここからはキミしだいなんだ。
(つばをのむ音)
(三浦)強くなりたいなら明日の朝7時STC1番コートに来なさい。
(オープニングテーマ「Believeinyourself」)
(セミの鳴き声)心の声一体何をするんだろう…?おはようございます!おっ来たね。
さすが丸尾君時間ピッタリだな。
ハア…ハア…。
あの…何ですかこれは…?フフフ…。
キミが強くなるためのコートだよ。
ん!
(三浦)見れば何となく分かるだろ?私が出したボールを指示した数字に打つ練習だ。
(三浦)キミがこの4か月で体得したストロークの基本その打点を変えるだけでキミはもう全ての場所にコントロールして打つ事ができるはずなんだ。
打点を…変える…?
(三浦)これから始めるのは勝つための練習だ。
じゃ始めようか。
あっ…はい!心の声情報それだけ…!?よろしくお願いします!
(三浦)じゃあまずはいつも狙ってる真ん中5に入れてみよう。
心の声5…よし…。
いつもどおりグッと構えてサッと引いて…。
んっ!うんさすが基本のストロークは安定してるね。
じゃあ今度は応用だ。
3に入れてみよう。
心の声3!…確か「打点を変えるだけでできる」って言ってたよな…。
さっきの打点で5に入ったんだから…打点も…的と同じ……5の右奥かな…?んっ!心の声あれっ!9に入った?…スピンかかったぞ…。
でも方向は合ってる…。
え〜っと3の打点で打つと9の的に入るって事は…。
もう1回3!心の声よしっ…右手前の打点で打ってみよう…。
んっ!
(三浦)おしい!おっ!
(三浦)もう1回3!心の声だったらちょっと微調整して…。
んっ!…入った!よしいいぞ!じゃあ7いってみようか。
心の声3と9が的と逆になったって事は…1と7の打点も逆?んっ!やっぱり!よし次は1!心の声て事は…こう!次4!心の声て事はこう!間違いないっ!つまりこういう事ですね!
(三浦)そうそれがコントロールの法則だ。
キミは得意の反復練習で基礎をしっかりモノにした。
だからこそ今コントロールができているんだよ。
心の声そっか…壁打ちずっとやっててよかった…。
あ…という事は…。
ん…?こういう事になりますね!
(三浦)ひゃ100分割…。
心の声うん…まあそうだね…。
でもまずは9分割から完璧にできるようにね…。
はい!
(三浦)じゃあ次バックハンドやってその後ランダムでいくよ。
はい!3!んっ!よ〜し。
次は反対の1を狙って!あっ!じゃあ6!ふっ!心の声くそっおしい!思った所に行かなければそのつど微調整…。
正しい打点で打てれば…
(三浦)もっかい6!正しい的に入る!キッチリ調整して完璧に入れてやる!んっ!
(三浦)よしっ!うん!いいか前にも言ったが大事なのは打った時の感覚と落下地点の認識!次8!はいっ。
(三浦)どこに打てばどこに行くのかをきちんと結びつけ「確かな1球」として身体に覚えさせるんだ。
そうすればキミは1球1球上達できる。
あとはそれをどれだけ反復できるかだ。
1万回1千万回1億回。
多ければ多いほどコントロールは精度を増す!キミはそういうの得意なんだろ?キミにはその目がある。
あとは体力をつけて全てのボールに追いついてみせろ!はいっ!そしてキミの性格にピッタリなこの練習の反復でコントロールをモノにしろ!はいっ!うむ…。
テニスというスポーツは全てのボールに追いつきそれをコントロールできれば理論的には負けない!心の声ハッ!そうか!だからこれが…勝つための練習!今打つこの1球…。
6!まさにこの1球が…。
心の声心の声あそこにつながってるんだ!もっと…もっとやりたい!そして早く戦いたい!勝ちたいっ!そうだミスが減ってきたぞ。
3!
(ボールを打つ音)ハア…。
(三浦)よ〜し15分の休憩だ。
はいっ…。
(セミの鳴き声)ふん…。
さあ丸尾君今までの練習は基礎の基礎いわば準備運動みたいなもんだ。
え…?そろそろ生きた球を打たないとね。
はぁ…。
あ…。
おっ…来たか。
ちょうどいい。
(セミの鳴き声)心の声タクマさん…。
どうだったんだ?神奈川ジュニアサーキットの結果は。
心の声あっそうか。
タクマさんは今日まで試合だったんだ。
(江川)勝ったよ全部。
心の声全部…て事は優勝したんだ!第1シードとはいえすごいな…。
相手は?スコアは?コーチにはちゃんと報告しろ。
準決は宮川で1−66−26−2。
決勝は荒谷1−67−67−6。
お〜お〜。
全部フルセットとは危なかったな。
後でビデオで確認するが宮川君も荒谷君もこのところかなり力をつけてきている。
今の不安定な状態を考えればよくしのいだってとこだな。
だが本来のお前の力を考えれば褒められた結果じゃないぞ。
へ〜へ。
分かってますよ。
心の声不安定…?そういえば諭吉君も言ってたな…。
回想
(深沢)全日本ジュニア12歳以下で準優勝してから「天才」と言われその後も数々の大会で活躍。
「日本人離れした身長とバネでいずれは世界と戦えるプロになれる」って言われてますからね。
最近はちょっと負けてますけどそれだって本気出してないってウワサですから…。
心の声あっ!もしかして…この間俺が怒らせちゃった事とタクマさんが不安定な事って…関係あるのかな?回想やっぱりタクマ先輩もプロ目指しているんですか?うわ〜!お前に関係あるか?
(江川)じゃっ…。
あっ。
(三浦)おい待て!何のためにお前を呼んだと思っている!試合の報告じゃなくて?もう1試合してもらうためだ。
(江川)誰と?1人しかいないだろ?ん?ん…?うっ!え…?お…俺ですか…。
…帰る…。
(三浦)後悔しても知らんぞ。
…あ?試合はお前のためでもあるんだ。
俺は決して「丸尾君の練習台になってくれ」と頼んでいるつもりはないぞ。
…本気で言ってんすか?
(三浦)もちろん。
少なくとも今のお前に必要なものが分かるはずだがな。
心の声
(江川)…このタヌキジジィ…。
心の声ほ本当に試合…?神奈川ジュニアサーキット優勝者と1回戦負けの俺が!?でもこんな機会めったにないから試してみたい!今教わった事全部自分の力でやって…目標の頂上にいる人にどこまで通用するのか…。
お願いします!ん…。
チッ…。
しゃ〜ね〜な…。
やってみっか。
ハッ!ありがとうございます!
(三浦)よ〜し。
じゃあウオームアップしてコートに入れ!はいっ!
(江川)うぃ〜っす…。
1セットマッチタクマのサービスからな。
丸尾君は大林君との試合それとコントロールの基本を思い出してやりなさい。
はいっ。
心の声タクマさんとは前にも一度勝負した…。
あの時は何も心の声分からなかった…。
タクマさんの実力も俺がやるべき事も…。
…でも今は分かる。
大林君との試合みたいにボールをよく見てとにかく取る!取ったボールをコントロールして返す!…テニスというスポーツは全てのボールを取ってそれをコントロールできれば…理論的には負けない!心の声タクマさんはサーブ&ボレーヤーだからサーブを打ったら前に出て来る!ふっ!心の声上は超危険!横もあんまりスペースない!だったら…7!うっ!心の声やっぱりそうだ!ネットより低いボールは簡単に速いボールでは返せない!自分が動けば的も動くはず!って事は…。
あ!?心の声ここだっ…!
(三浦)0−15!ん…あっ!?心の声ポ…ポイント取った…。
それもタクマさんから…!
(江川)ふ〜ん…。
心の声大林の時に見せたコートカバーリングにコントロール…。
コーチの考えそうなこった…。
フッ…。
心の声
(江川)教えてやるよ…。
その目と頭だけじゃどうにもならない領域ってやつを…!うっ!心の声は速いっ!うっ…!心の声左に来る!あそこだ!ふっ!ああっ…!
(三浦)15−15。
心の声あれ?…取れない…。
ボールが来る場所分かってたのに。
さっきとスピードも角度も違うからか…?…だったらどうする…?うっ!心の声また出たっ!前に落とす!さっきみたいに打たれないようにもっと低く…!うっ!あっ!?心の声前に出てない!出たフリ!?…しまった!作戦か!?クソっ!前に出てないならただのチャンスボール…!ん!くっ…!心の声コントロールできても…戦略にハマったらむしろ逆効果!ふっ!あっ!うっ!くっ!あっ…!心の声ど…どうすればいいんだ…。
ハァ…ハァ…。
心の声
(三浦)タクマはプレーの派手さから「サーブが武器」とよく言われるが本当の才能は繊細なボールタッチだろうな…。
全てのボールを取ってそれをコントロールできれば理論的には負けない。
それは丸尾君にとって勝利の方程式だ…。
だがこれが現実…。
キミが「勝ちたい」と言った相手そのもの。
そこを本当に目指すなら理論で埋まらない現実を今のうちにしっかり見ておくべきだ。
それを埋めるのはキミ自身なんだから。
ハア…ハア…ハア…。
くっ…!心の声どうすればこのボールに追いつけるんだ…!?心の声どうすれば…こんな人に…。
ふっ!あ…!心の声
(江川)2年前…自分が天才じゃないって知った時…この世界でプロになるなんて考えられなくなった…。
圧倒的に次元が違う…。
こいつには一生勝てないと…。
心の声
(三浦)タクマがスランプに陥ったのは圧倒的に強い相手と戦い完膚なきまでに打ちのめされた時だった…。
今の丸尾君のように…。
ハア…ハア…ハア…。
心の声
(タクマ)どんなにもがいたって届かない領域ってのはある…。
うっ!心の声
(タクマ)お前がそのノートを何万冊積み上げてもな…。
うっ!心の声
(タクマ)諦めるなら早い方がいい。
心の声右だ…!なっ…!心の声俺が動いてからコースを…!
(三浦)ゲーム!5−0タクマリード。
ハア…ハア…ハア…。
心の声全てのボールを取ってそれをコントロールできれば…理論的には負けない…。
それはあくまで机の上の理論で…これが…俺の目指した現実…。
はっ!
(三浦)ゲームセット!6−0ウォンバイタクマ。
試合終了だ。
ハア…ハア…ハア…。
あ…。
じゃ…俺もう帰っていいスよね?うん。
心の声
(三浦)タクマは17歳…。
プロになるには大事な年齢…。
丸尾君は15歳…。
ここからタクマと同じ道を目指すにはギリギリの年齢だ…。
互いの刺激になってほしかったが少し早すぎたか…。
…タクマさん…。
タクマさんはいつからテニスやってるんですか?
(江川)5歳からだけど…何だいきなり?今…週に何日…何時間くらいのペースで練習してるんですか?
(江川)週4日で1日5〜6時間かな…。
…じゃあランニングや筋トレは1日何時間くらいやってますか?20分…。
…てんなコト知ってどうすんだよ?なぁ…?あ…。
(江川)…スケジュール表…?俺よりハードだな…。
…か返して下さい…。
何だよこれ…。
お前なら分かったはずだぜ…今更どうあがいたって俺には勝てない…。
こんなスケジュール立てたって無理だって事くらいはよ…。
…え?「え?」って何だよ!いや…あのどうあがいたって勝てないのは分かりました。
結局タクマさんが強すぎてどれだけ遠くにいるのかすら分からなかったし…。
…でも試合ができてそれが分かったからよかったです。
ん?だからとりあえず限界のスケジュールでやってみて無理かどうかはその後再検討…って事にしようかと…。
あ…!フン!いっ!く〜…!何するんですか〜!心の声
(タクマ)俺が何もやらずに逃げてるみたいじゃねぇか…。
ふざけやがって…。
フッ…。
(三浦)…という訳で夏休み中暇があったら丸尾君の練習につきあってやれ。
はあ!?何で俺が!よろしくお願いします!
(江川)だから何で俺が!心の声今が夏休みでよかった…。
ふだんよりたっぷり練習できる!サーブボレーコントロール身体能力アップ…。
…他にもやる事は無限にある…。
いくら時間があっても足りないくらいだ。
お願いします!ハァハァ…お願いします!ん!お願いします!うわ〜!ハア〜ハア…ハア…ハア…。
(鷹崎奈津)エーちゃん頑張ってるね〜!ん…。
鷹崎さん…三浦コーチ。
丸尾君来週「音羽テニス選手権」という県大会レベルの大会があるんだが。
はあ…。
出てみないか。
うんうん。
え…?神奈川ジュニアサーキットでは1回戦負けだったしな。
リベンジのチャンスだよ!あっ!俺ら上位は出ね〜からお前にちょうどいいかもな。
リベンジか…。
よしっ!タクマさん!もう一度お願いします!げっ…!
(エンディングテーマ「ベイビーステップ」)2014/05/18(日) 17:30〜17:55
NHKEテレ1大阪
アニメ ベイビーステップ「9分割と現実」[字][デ]
学校の成績は優秀でも体力に自信が無く、テニスも初心者というハンディを背負った栄一郎が、ライバルたちと切さたく磨しながらプロテニスプレイヤーを目指すスポーツアニメ
詳細情報
番組内容
これからの練習しだいで、強くなれると栄一郎(えいいちろう)に言う三浦コーチ。そして栄一郎に「強くなりたいなら朝7時にSTCに来なさい」と告げる。翌朝、強くなりたいと願う栄一郎を待っていたのは、三浦コーチと(1)〜(9)までの数字が書かれ9分割に分けられたテニスコートだった。訳がわからない栄一郎にコーチは「君が強くなるためのコートだよ」と言うのだが、果たして、三浦コーチの言葉の意味とは…?
出演者
【声】村田太志,寿美菜子,浪川大輔,寺島拓篤,下野紘,柿原徹也
原作・脚本
【原作】勝木光,【脚本】千葉克彦,武上純希,高橋ナツコ
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0×0808)
EventID:6312(0x18A8)