皆さん、こんばんは。
真相報道バンキシャ!です。
逮捕から一夜、衝撃は広がっています。
こちらはきょう午前、警視庁東京湾岸署を出る車の映像です。
その中には、黒縁の眼鏡姿で、視線を落とした男。
覚醒剤を所持していた疑いで、きのう逮捕された、人気音楽デュオ、CHAGEandASKAのASKAこと、宮崎重明容疑者です。
音楽界のスーパースターに何が?警視庁の捜査から、見えてきたこととは?
けさ、警視庁・東京湾岸署。
大勢の報道陣が集まっています。
およそ50代のカメラが待つ中。
午前8時20分を回ったところです。
今、ASKA容疑者を乗せた車が、警察署を出てきました。
東京地検に身柄を送られたASKAこと宮崎重明容疑者56歳。
黒縁の眼鏡をかけ、目は閉じたまま、少しうつむいているように見える。
別の角度から撮影されたカメラでも目を閉じたまま、微動だにしないASKA容疑者。
ひげも濃くなっていた。
ミリオンセラーを連発した人気音楽デュオ、CHAGEandASKA。
そのメンバー、ASKA容疑者が、きのう、警視庁に逮捕された。
警視庁によると、先月、2度にわたり、東京・港区の知人女性のマンションで、覚醒剤を隠し持っていた疑いが持たれている。
音楽界のスーパースターがなぜ?その自宅から押収されたのは。
きのう、東京・六本木のカラオケ店では。
CHAGEandASKAの代表曲、SAYYESを熱唱する家族連れが。
チャゲアス世代だという50代の両親に、4人の子どもも一緒に口ずさむ。
よく聴いてたよね。
昔ね。
SAYYESもね。
カセット。
すごいショックでした。
もう歌えなくなるのかもしれないと思って。
そんなASKA容疑者の姿が、最近目撃されていたのが、東京・港区にあるこのマンションだった。
4か月ほど前に一度、夕方、見たって感じですかね。
ちらっと横顔だけで、ASKAさんかなという感じでした。
普通に歩いておりましたけど。
一回ぐらい見たことがある気がします。
先月とか、わりかし最近。
そして、きのうの朝も、やはりこのマンションから出てきたASKA容疑者。
そこへ現れたのが、警視庁の捜査員。
話を聞いてもいいですか?
どんなことについてですか?
捜査員に任意同行を求められると、ASKA容疑者は取り乱すことはなかったものの、少しろれつが回らない状態だったという。
実はこのマンションが、共に逮捕された知人の会社員、栩内香澄美容疑者の自宅だった。
ASKA容疑者は、週末の夜になると、頻繁に栩内容疑者の部屋を訪れ、短時間滞在した後、朝には帰宅していたという。
警視庁によると、ASKA容疑者らは、ここで先月2回、覚醒剤を隠し持っていた疑いが持たれている。
覚醒剤はASKA容疑者が持ち込んだと見ているという。
さらに、ASKA容疑者の尿からは、覚醒剤の使用を示す陽性反応が出たという。
バンキシャが注目したのは、きのう行われた東京・目黒区にあるASKA容疑者の自宅の家宅捜索。
そこには。
麻薬犬が自宅から出てきました。
この映像を見た元麻薬取締官の浦上氏は。
犬がいるということは、いずれにしても、いかなるものでも、見落とさないぞという意気込みが感じられますね。
今回は、ASKAという大物歌手であるだけに、警察の本腰が感じられます。
警視庁はこの家宅捜索で、自宅1階の書斎にある引き出しから、覚醒剤と見られる粉末や、合成麻薬MDMAと見られる錠剤を押収。
さらに、吸引器具も見つかったという。
押収された覚醒剤と見られる薬物は、十数回使用できる量だ。
警視庁はASKA容疑者が日常的に使用していたと見ている。
さらに、こんなものも押収されたという。
尿中の覚醒剤を調べる検査キットが5個以上。
かつて、バンキシャが取材したこの製品の場合は、尿を振りかけた場合、このように赤いラインが2本表示されれば陰性、1本だと陽性だという。
救急病院などで使われるもので、一般的には販売されていないという検査キット。
ASKA容疑者は、どうやって入手し、なんのために所持していたのか。
世代を超えたヒット曲を生み出したCHAGEandASKA。
1979年、ひとり咲きでデビュー。
福岡出身の2人は、大学時代にデュオを結成。
そして、90年代にはこの曲が。
ドラマの主題歌にもなったSAYYES、YAHYAHYAHが、それぞれ200万枚以上のメガヒットとなった。
2000年、これは日本テレビのカメラが、CHAGEandASKAに密着した映像。
背景がいろいろあったことを受けての出来事なので、なんかすごく、最初は戸惑いあったんですけどね。
韓国の日本文化開放に伴う親善コンサートで、日本人アーティストとして、初めて1万人規模の大規模なコンサートを開いた。
スケジュールを縫って街に出たASKA容疑者。
アジアツアーやってるときに、もしかしたら韓国に行って、コンサートやれる日が来るかもしれないなって言いながら、そのためにみんなで行っておこうよって、1回、観光に来たことあるのね。
そして、その韓国のステージでは。
やっと、やっと、韓国のステージに立つことができました。
感極まるASKA容疑者の姿が。
実は、音楽を通じてのアジア圏での交流に、強い思いがあったのだ。
いつかはね、どこかで、また開放ってのはあるでしょうし、きっと誰かがやることになってたと思うんですよ。
音楽やりながらね、そういうことに出会える瞬間というのは、そうそうないですから。
そういう意味では、音楽に感謝というところでしょうね。
2003年、ライブでの高揚感について、こう語っていた。
もう10秒前なんて、カウントダウンなんかが始まると、一斉にそこしか考えてないでしょ。
もうみんな、そこに向かって行っているでしょ。
その瞬間の気っていうものは、すごいものがあると思いますね、会場全体を包む。
まああれがもうすべてだと思いますよ。
もう、なんともことばにできない感覚っていうんですかね、味わってみたいですね。
その後、2009年、CHAGEandASKAは無期限の活動休止を発表。
ASKA容疑者はソロ活動に専念する。
結局、アルバムに時間がかかったのは、やっぱり歌詞なんですね。
曲はわりと早い段階で出来たんですけど。
本当に最後の一行であったり、それで結局、朝迎えて、で、その埋めた一行が翌日はまた気に入らなかったりとかするので、そういうので。
7年かかっちゃったんですよね。
だが、去年1月のステージで。
みんな新聞見たろ。
ま、てなことだ。
待たせたね。
デュオ復活を宣言。
ところが、8月に予定していた復活コンサートは、ASKA容疑者が一過性脳虚血症になったとして、延期が発表された。
警視庁は、いつからASKA容疑者をマークしていたのか。
ASKA容疑者は、去年、一部週刊誌で、薬物使用疑惑が報じられたが、公式サイトでこう否定していた。
記事にあるような違法なことは、一切やっていません。
だが、警視庁は以前からASKA容疑者の薬物の使用を疑わせる複数の情報を得ていたという。
薬物疑惑が報じられると、本格的な捜査を始め、慎重に内偵を続けていたというのだ。
きのう、福岡県大野城市にあるASKA容疑者の実家では。
すみません、何も分かりませんので。
一方、きょう、イベントのため、広島を訪れていた相方のチャゲさん。
何も語らず会場に入ったが、きのう、ASKA容疑者の逮捕について、こうコメントを出している。
きょうまで、ASKAの回復を待ってきましたが、このような事態になり、大変残念です。
突然のことで、まだ頭の整理はつきません。
CHAGEさんはイベントの終了後、改めて取材に応じることを検討しているという。
警視庁の調べに、私は今まで覚醒剤を所持したことはありませんなどと、容疑を否認しているというASKA容疑者。
栩内容疑者も、全く身に覚えがありませんと、容疑を否認しているという。
警視庁は、覚醒剤を日常的に使用していたと見て、使用期間や入手ルートを捜査していく方針だ。
ただいまご覧いただきましたビデオの中で、黒縁メガネの縁の字幕スーパー、違っておりました。
正しくはこちらでございます。
失礼いたしました。
それではここでASKA容疑者の身柄があります、警視庁東京湾岸警察署前から中継でお伝えします。
小林さん。
ASKA容疑者の様子や供述について、新たな情報は何か入っていますか?
こちらの東京湾岸署で一夜を過ごしたASKA容疑者は、留置場で出された食事を残さず食べ、騒いだりせず、静かに寝ていたということです。
ASKA容疑者はけさ、東京地検に身柄を送られ、検事の取り調べを受けていましたが、つい先ほど調べを終え、まもなく、こちら、東京湾岸署に身柄が戻ってくるということです。
また東京地裁は先ほど、ASKA容疑者と栩内容疑者について、勾留を認めたということで、あしたから本格的な取り調べが行われます。
小林さん、警視庁はいつごろから、このASKA容疑者をマークしていたと思われますか?
警視庁はことしに入ってから、ASKA容疑者が栩内容疑者のマンションに、頻繁に出入りしていることを突き止めました。
その後の内偵捜査で、ASKA容疑者と栩内容疑者との関係を割り出し、栩内容疑者の部屋に覚醒剤があったという証拠が得られたことから、逮捕に踏み切ったものです。
ASKA容疑者の逮捕について、お伝えしていますが、ここでCHAGEさんのコメントが入ってきました。
きょう午後、広島でイベントに参加したチャゲさんの様子について、イベントの関係者が報道陣に明らかにしました。
それによりますと、CHAGEさんは、舞台に登場すると、深々と頭を下げ、満員の客席に向かい、ありがとうと言うと、客席から大きな拍手が沸き起こったということです。
そしてCHAGEさんは、本当にいろいろとご迷惑をかけて、なんと言っていいか、もうしわけございませんと、ひと言ずつことばをかみしめながら語ったそうです。
ではここで、こよいのご意見番をご紹介いたします。
まずは作家の島田雅彦さんです。
こんばんは。
こんばんは。
そして元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
よろしくお願いします。
まずは島田さん、このASKA容疑者の逮捕、どうご覧になりますか?
難しかったでしょうね、逮捕自体。
3日か4日すると、その薬物の効果が消えるでしょ。
だけど、家に検査試薬持ってたってことは、まあ常習は間違いないでしょうね。
こういうトップランナー走ってた人が、薬物に手を出すっていう事情というのを想像してみると、なんかこう、やっぱり創作意欲の衰えとか、いろんな事情があったのかもしれないけれども、一回手を出しちゃうと、それでアウトですからね。
そうですね。
覚醒なんかしないで、しないで、寝てればいいんじゃないかと思うんですけどね。
杉山さん、驚きましたね。
いやー、びっくりしましたよね。
やはり私も、すごくヒットした時代、一緒に歌ったりしていたので、本当にびっくりと同時に、残念だなというふうに思いますけれども、島田先生、産みの苦しみっていうのをたぶん作家の方でしたら、あれかなと思うんですけれども、やっぱりヒットをたくさん生み出してきた時期があって、また今苦しい時期があった中でこう、精神的にちょっと弱っていたところで、覚醒剤に手を出してしまったのかなとはおもいますけども、そう思うと、やっぱり残念でなりませんし、そこをやはり、これからしっかりと立ち直って、抜け出していってもらいたいなという気持ちは、すごくありますよね。
なおすでに一部のCDショップでは、ASKA容疑者の作品を撤去するという動きも出ているということです。
このASKA容疑者の最新情報、このあとも随時お伝えしてまいります。
続いては、暴徒化したベトナムのデモ。
果たしてきょうは。
南シナ海での衝突を機に始まったベトナムの反中国デモ。
暴徒化したデモ隊が工場を襲い、中国外務省によれば、中国人2人が死亡、日系企業にも被害が出る事態に。
なぜここまで。
そして大規模なデモが予告されたきょう、新たな動きは。
きのう、バンキシャは中国・東興市へ。
この川を挟んで、向こうはベトナムとなります。
ここに、ベトナムから逃げてきたという中国人の男性がいた。
友達と旅行していたんですが、早く帰ってきました。
ベトナムは今、大変だから。
何が大変?
ベトナム人が中国人の工場を襲ったからですよ。
南シナ海での領有権を巡り、中国と衝突しているベトナム。
火曜日から水曜日にかけて、中国に抗議するデモ隊の一部が暴徒化し、中国や台湾などの企業が次々に襲撃されたのだ。
被害は日系企業にも。
反中デモは、なぜここまで激化したのか。
木曜日、ベトナム・ビンズオン省。
ああ、かなり派手に壊れています。
中国系の企業ですね。
焼き打ちに遭った跡です。
インターネットの投稿サイトには、火曜日のビンズオン省と見られる映像が。
ガラスの破片が散らばった工場に入るデモ隊。
子どもの姿も見える。
そこへ。
この掛け声をきっかけに、激しく暴れだした。
蹴飛ばし、投げ込む。
室内はさらに破壊された。
中国外務省によると、これまでに中国人2人が死亡、100人以上がけがをしたという。
デモ隊は、日系企業にも。
身を潜めた社員が撮影した映像には。
ベトナム国内で相次ぐ反中デモ。
日系企業にも押しかけてきた。
ここは自動車部品を製造する工場。
棒を持ったり、金属バットみたいなものを持ったりですね、非常に危険だなという感じはしましたですね。
身を潜めた社員が、そのときの様子を撮影していた。
これがその映像。
危険を察した従業員が、日系であることをアピールするため、門に日の丸をくくりつける。
しばらくすると、工場の前の道路をデモ隊のバイクが駆け抜けていく。
そしてデモ隊は、隣の台湾系の工場前に集まりだした。
うわっ、始まった。
割ってる。
ああ、突入した。
結局、この日系企業は、これ以上の操業は危険と判断し、この日は休業したという。
暴徒化したデモに、現地の日本人家族は、不安を抱えていた。
おととい、1歳8か月の息子がいる商社マンの楠本さん一家。
週末にかけてデモがあるんじゃないかっていうのは、ちょっとところどころで聞いてはいますので、あまりひどいことにならなければいいなというふうに思っています。
混乱で外出できなくなることに備えて、米や野菜、牛乳などを買いだめしたという。
なぜ反中デモは激化したのか。
実は、ベトナムと中国は何度も対立してきた歴史がある。
さらに、1979年に中越戦争が勃発。
ベトナム人の中国人に対する反感は、根深いものがあるという。
一方、専門家は、動画に映っている参加者が若いことに注目した。
この辺の労働者の人たちが集まってきてるのかなと。
いくら努力しても、いい生活できないっていうような、そういう不満を持つ人もいるとは思います。
そういう人たちが、今回の暴動に参加しているという可能性はあると思います。
そしてきょう、大規模なデモが呼びかけられたホーチミン市内。
かなりの警察官がいますが、デモ隊は今のところいません。
これまでのところ、大きな暴動には発展していない。
大規模な反中デモが予告された本日は暴動には至らなかったということですが、さあ、島田さん、このベトナムの反中デモ、どうご覧になりますか?
2年前の中国における反日デモとよく似てるなと、中国人は思ったんじゃないでしょうかね。
それは?
ちょっとこう怒りのテンションがばっと上がったところで、日本車とか、日本のスーパーとか攻撃して、破壊しましたけれども、結局、損失を被ったのは、同胞の中国人だったということがありましたけれども、そういうことを反省しているのであれば、冷静に受け止めると思いますけどね。
なるほどね。
勘違いで結構、日系企業行こうとして、露骨に日の丸見て、引き返すみたいなことは。
同じ漢字文化ですから、看板だけ見ると、ベトナムの人は、それが日系なのか、中国系なのかよく分からないというところも。
分からないでしょうね。
だからこういうことが続いちゃうと、ベトナムに進出した海外企業がどんどんどんどん撤退して、経済的な損失、かなり出ると思いますけどね。
杉山さん、いかがでしょう?
本当にベトナムにね、住む日本人の方も、気が気じゃないなというふうに思いますけれども、ただ、本当にこういうね、デモというのはなんにもプラスを生み出しませんし、領有権問題、いろいろありますけども、やっぱりこういったデモで解決はされないので、しっかりと国と国とが話し合っていくということが、一番大切だなと思うんですけどね。
ときに夏目さんは、ベトナム語学科にいたわけなんですが。
そうなんです。
ベトナム人の国民性とか気質というものは、どういうものなんですか?
私が接してきたベトナム人は優しくて穏やかで、そして一般的に言われるのが、日本人に似ていて、手先が器用で、勤勉だというふうに言われているんですね。
ですから、日系の企業なんかも多く工場を進出させていますよね。
ですから、ちょっと驚きましたね、今回のことについては。
なお、中国と南沙諸島の領有権を争うフィリピンでも、おととい、ベトナム人留学生の呼びかけなどにより、反中デモが起きたということです。
さて、こちらご覧いただけますでしょうか、先ほど6時20分過ぎですが、ASKA容疑者が東京地検の取り調べを終えまして、東京湾岸署に戻ってまいりました。
こちらの映像が、ASKA容疑者を乗せた車であります。
東京湾岸署に戻ってきたASKA容疑者の車、つい先ほど20分ほど前に、東京湾岸署に戻ってまいりました。
詳しくはまた後ほど、改めてお伝えしてまいります。
続いてです。
安倍総理の記者会見。
防衛の最前線に立つ自衛官は、どう見たのでしょうか。
木曜日、2枚のパネルを使った記者会見で、集団的自衛権の行使容認へ、強い意欲を見せた安倍総理。
やられたときのみ、やり返すという、これまでの考え方から大きく転換するのか。
バンキシャは、防衛の最前線に立つ自衛官と、その家族らを取材。
そこに見えた、彼らの思いは。
おととい、京都府宇治市の高校。
1年生の現代社会の授業で、集団的自衛権をテーマに、発表が行われていた。
集団的自衛権が行使できないせいで、日本の防衛体制ができていないのが現状です。
戦争が起こりやすくなります。
何より子どもがかわいそうです。
木曜日。
私たちの平和な暮らしも、突然の危機に直面するかもしれない。
もはや、どの国も一国のみで平和を守ることはできない。
中国や北朝鮮の動きなど、日本を取り巻く環境の変化を挙げ、安倍総理は、集団的自衛権の行使を、限定的に認めることの必要性を訴えた。
防衛の最前線に立つ自衛官は、どう感じているのか。
バンキシャは、その家族らを取材。
すると。
自衛隊を辞めてって言うでしょうね。
集団的自衛権の行使というのは、あるべきだというふうに、ずっと思っていました。
木曜日、安倍総理が会見で強調したのは。
国民の命を守る責任があるはずです。
日本人の命を守ることこそが…。
命を守るということば。
およそ30分の会見で、20回繰り返した。
さらに、安倍総理の脇に掲げられたパネル。
集団的自衛権が認められていないため、日本人を守ることができないというケースを説明。
そのイラストにも、安倍総理のこだわりがあったという。
このイラストも、当初は官僚が作ったものは分かりにくいと、作り直させて、特にこの日本人親子の絵ですね。
当初よりもかなり大きくなったということなんです。
日本人の安全を守るために、集団的自衛権は必要。
日本人親子の絵を目立たせることで、そのイメージを強調したかったのか。
集団的自衛権とは、自分の国が直接攻撃されていなくても、同盟国などが武力攻撃を受けた場合に、自分の国への攻撃とみなして、反撃できる権利のこと。
集団的自衛権を行使することは、憲法第9条の下で、許容されている、必要最小限度の実力行使の範囲を超え、許されないと考えております。
戦争の放棄をうたう、憲法第9条に基づき、これまでの内閣は、集団的自衛権を持ってはいるが、行使はできないとしてきた。
集団的自衛権の行使が認められれば、これまでよりも危険な任務が増える可能性がある自衛官。
その家族らはどう感じているのか。
木曜日、バンキシャは、海上自衛隊の基地がある長崎県佐世保市へ。
訪ねたのは、30代の女性。
海上自衛官の男性と婚約をしているという。
首相、憲法解釈変更に意欲、容認へ。
容認?決定したんですか?
やはり気になるのは、集団的自衛権のニュース。
安倍総理の方針に不安を感じているという。
あべさんの考えているその案が通ってしまうと、戦争に行かれることで、彼の命が心配ですし。
そうしたら、自衛隊を辞めてって言うでしょうね。
賛成だという意見もあった。
9年前まで海上自衛隊にいた高橋亨さん。
義理の息子が海上自衛官だ。
集団的自衛権の行使というのは、あるべきだというふうに、ずっと思っていました。
アメリカと、例えば訓練、あるいは作戦をする場合においてもですね、いわゆる片務的になっているというところがやはりこれではだめだなと。
本当の意味での同盟ということはいえないんじゃないかという感じはしていましたね。
元自衛官の佐藤正久参議院議員も、同じ意見だ。
アメリカに対する、船に対する支援というものも、できる範囲でやるというのは、当然だし、それが結果的に、日本の安全とか、国民の命を守るのにつながるのであれば、当然、それはやらないといけない。
では、げん役の自衛官はどう考えているのか。
複数の幹部が、匿名を条件に日本テレビの取材に答えた。
今まで縛られていた行動が、動きやすくなるという点で、現場は大歓迎。
危険だから、危険じゃないからではなくて、それが国益になるのならいいと思います。
賛成する幹部がいる一方で、戸惑いの声も。
僕たちはやられてから初めてやり返せと教わってきていて、それがやられる前に同盟国のためにやれと急に言われても、戸惑いますね。
人命救助が強調された安倍総理の会見に、違和感を覚えた幹部もいた。
会見は、集団的自衛権の本質をなんら語っていなかった。
感情に訴えようとして、本来のリアリティーからだいぶ離れてしまった感じがする。
本格化する集団的自衛権の行使容認を巡る議論。
ここまで、集団的自衛権について、お伝えしてまいりましたが、ここでNNNがこの週末に行った世論調査の結果をお伝えします。
集団的自衛権の行使を認めるよう、憲法解釈を見直すことについては、支持すると答えた人が33.9%だったのに対し、支持しないは48.4%に上りました。
その一方です。
国民の生命・財産や国の安全を守るため、必要最小限であれば、集団的自衛権の行使を認めることについては、支持するとの答えが、47.1%、支持しないを上回ったんですね。
そして、そんな中、安倍内閣の支持率ですが、前の月から0.4ポイント上昇し、50.4%でした。
ではここからは日本テレビの青山和弘解説委員にお話を聞きます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
この件に関して、3つの疑問が浮かび上がってまいりました。
率直にお伺いします。
なぜ今、集団的自衛権なんでしょうか?
安倍総理は8年前、最初に総理大臣になったときから、集団的自衛権の行使容認には強い意欲は示していたんですが、このところ、中国の海洋進出で尖閣諸島周辺、緊張が続いていますね。
そして北朝鮮も核実験、ミサイル実験を続けています。
脅威が高まっています。
そんな中で、今そこにある危機に対処しなければいけない。
これは政府も考えなければいけないし、国民にも理解を得やすいというのが一つありますね。
それともう一つは、国会の情勢ですね。
衆参のねじれが解消して、今、自民党の1強多弱といわれるような情勢で、法案を通しやすいということも、側面にはあります。
なるほど。
いろんな条件が整ってきたということなのかもしれませんね。
2つ目、こちらです。
今後これ、スケジュール、どのような展開を見せるんでしょうか。
こちらをご覧ください。
これ、後ろから説明していきたいんですけれども、ことしの年末には、日米防衛協力の指針、ガイドラインといわれているものが見直しがあるんですね。
ここにこの集団的自衛権の行使容認、間に合わせたいんです。
そしてその前にある臨時国会では、法案を通していきたいわけですね。
そうなってくると、この閣議決定をいつやるのかというのは、できれば、あと1か月、通常国会の会期末までにやりたいんですが、遅くともこの夏ぐらいまでには、閣議決定をしていきたいというのが、現在の安倍さんの考え方なんです。
しかし、公明党の幹部は、協議にはリミットは設けないと言っていまして、時間をかけて協議したいわけですね。
ですから、あさってからこの与党協議、始まりますけれども、どこでこの結論を出そうとするのかというのも、大きな焦点になるわけなんです。
となってくると、やはりこの与党内、特に公明党との食い違いを、今後どのように埋めていくんでしょうかね。
そうですね。
公明党は結党以来、平和主義、平和というのを党是に掲げてきたんですね。
ですから、安全保障政策の大きな転換である、この集団的自衛権の行使容認には、やはり慎重姿勢が根強いわけなんですね。
ただ一方で、安倍総理周辺は、安倍総理がまさにパネルで示したような、日本人がアメリカの艦船に連れられて、逃げてくるときに、日本の自衛隊が防護する、こういったものに対しては、公明党も賛成でしょ?ということなどから、説得には自信を示しているわけなんですね。
今後の焦点は、やはりそもそも本当に集団的自衛権の行使容認が必要なんですねっていう、大前提の話は、さておき、そこ、もちろん大事なんですけども。
やはりこの限定的な行使、これ、安倍さん言っていましたけれども、日本の本当に安全保障上、重大な影響がある。
そのときだけに使うということ、どう担保するのか、歯止めが利かないということを、払拭できるのかどうか。
そこと、やはり国民の理解。
国民がしかたがないね、そうしましょうというふうに理解が広がるかどうか、この2つがポイントになってくると思います。
島田雅彦さんは、この集団的自衛権の問題、いかがお考えでしょうか?
実質的には、これ、日米軍事同盟を強化するということにつながっていくと思うんですよ。
例えば安倍首相の会見で、アメリカの艦船で日本人を救助するときに、共同で行動するために必要だとか言いますけれども、公明党も指摘するように、それは個別的自衛権でできないこともないと。
それでもなおかつ集団的自衛権にこだわるという、その背景っていうか、意図というのを考えてみると、結局はそこの、アメリカと共同で戦争できるようにする、武力行使もできるようにするということにつながっていってしまうわけで、ここの歯止めをかけておかないことには、どうにもならない。
あともう一つ言えば、首相就任の時点では、憲法改正については非常に熱心に語っておられて、いつの間にかそれが一切、引っ込めてしまって、もうちょっと通りやすいような、
続いては、上田さんのニュースコーナーです。
お伝えします。
ASKA容疑者が逮捕された事件で捜査の最新情報です。
東京湾岸署の小林さん。
けさ送検されたASKA容疑者は、先ほど午後6時半前に、こちらの東京湾岸署に戻ってきました。
戻ってきた際、ASKA容疑者は、けさ、送検されたときと同じ様子で、前を向き、ずっと目を閉じたままでした。
警視庁によりますと、ASKA容疑者は週末の夜になると、頻繁に栩内容疑者の部屋を訪れていたということです。
警視庁はASKA容疑者が薬物を持ち込み、日常的に使用していたと見ています。
またASKA容疑者の自宅からは、覚醒剤が付着していると見られる空の袋が2つと、使用した跡がある吸引道具が見つかりました。
警視庁はこうしたことから、ASKA容疑者が自宅でも、薬物を使用していた可能性があると見ています。
自宅からはさらに市販されていない尿の覚醒剤反応を確認できる検査キットが見つかり、警視庁は薬物使用の発覚を防ぐためのものだったと見ています。
今後は、ASKA容疑者から押収した携帯電話の履歴を調べるなどして、薬物の入手ルートの特定を進める方針です。
以上、東京湾岸署から中継でお伝えしました。
ポール・マッカートニーさんの公演延期が続いています。
ウイルス性炎症により体調を崩し、きょうのステージは無理だと医師に言われました。
ポールさんはきのう予定していた初日公演をあすに延期していました。
そしてきょう、体調が回復しない2014/05/18(日) 18:00〜18:55
読売テレビ1
真相報道 バンキシャ![字]
バンキシャ!は毎週、注目を集めている事件・出来事について、他にない切り口で検証を加える番組です。今週もスタッフは各地に飛び、ただいま取材中。ご期待ください。
詳細情報
番組内容
真相報道バンキシャ!は福澤朗と夏目三久がお伝えする〈新型〉報道番組。日曜の夜、その1週間の起きた出来事について視聴者の方に「なるほど、そういうことだったのか」と言っていただける番組づくりを目指しています。取り上げるのは、事件・事故・政治・経済からスポーツまで、硬軟とりまぜ幅広く。ニュースの新しい見方をご提供いたします。番組への情報、ご意見は番組HPまでお寄せください。
出演者
【MC】
福澤朗
夏目三久
【ゲスト】
島田雅彦(作家)
杉山愛(元プロテニス選手)
番組ホームページ
http://www.ntv.co.jp/bankisha/
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