軍師官兵衛(20)「囚(とら)われの軍師」 2014.05.18

(官兵衛)それがし断じて裏切りは致しませぬ。
(荒木)ならば致し方ない。
単身有岡城に乗り込んだ官兵衛は荒木村重の説得に失敗。
消息が途絶えた。
あ〜っ!平井山にいた善助太兵衛九郎右衛門は職隆の指示を仰ぐため姫路に戻った。
(善助)申し訳ございませぬ!我らがついておりながら…。
(職隆)官兵衛が自ら考えての事。
お主たちのせいではない。
(太兵衛)今すぐ有岡へ行かせて下さい!
(九郎右衛門)この手勢で有岡城に攻め入るというのか?たわけた事をぬかすな。
そんなに命が惜しいか!犬死にしたければ勝手に死ね。
何!?よさぬか!
(休夢)いかが致します兄者?
(善助)殿は万事大殿に従えと仰せになられました。
有岡の様子が分からぬ以上焦って動いても何もならぬ。
今は家中が力を合わせ騒ぎ立てぬ事じゃ。
肝心なのはこの黒田の家を姫路を守り抜く事。
よいな?
(一同)はっ!
(テーマ音楽)ん。
あいや〜!あいや〜!あいや〜!や〜!や〜!まあ…まりがコロコロと…。
(昭光)これは天下が上様のもとに転がり込む吉兆にございましょう。
ホホホホホホ面白いのう。
ようやく余自らが天下に号令をかける時が来たのう。
荒木が我らの味方になったのも上様のご内書のご威光があっての事でございます。
クククそうじゃなそうじゃな。
ハハハハハハハハハ!このように遊んでいる時ではない。
文を書くのじゃ。
次は誰じゃ?義昭ら反信長勢力は村重の謀反により勢いを取り戻した。
信長の泣きっ面が目に浮かぶ。
筆が進むのう。
ホホホホホホホ…。
天正6年11月。
信長は摂津に入り村重討伐の陣を構えた。
(信長)官兵衛が戻らぬ?
(秀吉)申し訳ございませぬ。
(勝家)殺されたのか?
(秀吉)分かりませぬ。
(長秀)裏切って村重にくみしたという事は考えられんのか?官兵衛は村重とは古いつきあいというではないか。
官兵衛に限って断じてそのような事はございませぬ!
(一益)人質はどうした?
(秀吉)官兵衛のせがれ松寿丸はそれがしが預かり長浜におります。
(勝家)殺すしかあるまい。
(一益)それが習いじゃ。
(信盛)播磨への見せしめにもなる。
(勝家)上様お下知を。
(半兵衛)お待ち下さい!確かに松寿丸は小寺の人質として預かりました。
されど今松寿丸を殺せば姫路の黒田までもが村重と同心するおそれがありまする。
これ以上謀反の火種を増やしてはなりませぬ。
(秀吉)半兵衛の申すとおりにございます。
上様何とぞ播磨の事は我らにお任せ下さい!
(信長)猿の言うとおり人質の始末など後でよい。
まずは村重だ!はっ!村重討伐はわし自らが采配を振る。
(一同)はっ!村重殿にお取り次ぎ願いたい!牢番聞こえぬか!?村重殿と話がしたい。
お取り次ぎを!村重殿にお取り次ぎ願いたい!
(平吉)えいっ!あっ!と〜っ!と〜っ!騒いだ罰だ。
(だし)官兵衛様をいかがなさるおつもりですか?私が文を書いたのです。
何?殿を説き伏せてほしいと。
謀反を思いとどまらせてほしいと。
何故そのような文を…?恐ろしかったのです。
織田に刃向かう事が…。
わしは勝つと言った。
お前はそれを信じられなかったのか?申し訳ありませぬ。
殿…お願いでございます。
官兵衛様を呼び寄せたのは私です。
私に免じて官兵衛様をお許し下さい。
牢よりお出し下さい。
それはできぬ。
御着の小寺には官兵衛は死んだと報せた。
いずれ織田方にもそのように伝わるであろう。
もう官兵衛は死んだのだ。
(小河)殿…荒木殿は何と?
(政職)官兵衛を…殺したと…。
(小河)約定どおりでございます。
邪魔者は消えました。
(江田)あとは毛利の援軍を待つまで。
城の守りを固めましょう。
職隆が全てを知れば…怒るであろうな…。
(戸が開く音)村重殿…。
間もなく毛利の水軍が来る。
本願寺へ兵糧を運び込む。
これで本願寺は息を吹き返し有岡三木御着そして毛利と一つにつながる。
どうだ?官兵衛。
意地を張らずにわしの味方になれ!上様ご自慢の鉄甲船をお忘れか?あの船は全体が鉄張り。
毛利の火攻めは通じませぬ。
自慢の水軍が敗れれば毛利の勢いはそこまで!官兵衛!官兵衛…わしにつくと言え。
わしは…わしはお前を殺しとうはないのだ。
わしの味方になってくれ。
織田には勝てませぬ…。
村重殿お考え直し下さい!新しき世を築く事ができるのは毛利ではない!信長様です!荒木村重の謀反にはキリシタンである高槻城主高山右近も同心していた。
(信長)その方らバテレンは腐れきった坊主どもとは違い民をだまし財を蓄えたりはせぬ。
それが気に入ったゆえわしは布教に手を貸してきた。
わしがおらねばキリシタンはここまで広まらなかった。
(オルガンチノ)大変感謝しております。
うむ。
飲め。
その方らが待ち望む新しき世をつくれるは日の本ではこの信長だけである。
(オルガンチノ)はい。
右近の事は聞いておるな?…はい。
右近はわしを裏切るような男ではない。
右近を説き伏せよ。
(信長)右近には望むだけの金銀と領地を与えると伝えよ。
キリシタンの更なる布教も差し許す。
またいずれの地に南蛮寺を建てようと構わん。
(オルガンチノ)仰せのとおりに致します。
しかし右近殿がそれを聞き入れなかったらいかがしましょう?
(オルガンチノ)ジュスト殿。
(右近)オルガンチノ様!ロレンソ様!いかにしてこちらへ?
(ロレンソ)信長殿の迫害から逃れたと言い繕って高槻に入りました。
(右近)父上。
よくぞ…よくぞご無事で。
ジュスト殿ダリオ殿実は今大変な事が起こっておるのです。
(ロレンソ)信長様は右近様が織田方に寝返らねばキリシタンを皆殺しにすると仰せです。
(オルガンチノ)既に都や近江でパードレや信徒が捕らわれています。
全ては右近殿のご決心次第なのです。
(右近)この私の…?
(友照)人質を見捨てよと言われるのか?しかも村重様には親子ともども恩がある。
裏切りは武門の恥じゃ!信長様は本気です。
比叡山や長島一向一揆を思い出して頂きたい。
今度はキリシタンが大勢殺される事になるのです!村重様を裏切るというのであればわしは腹を切る!
(オルガンチノ)なんと!自ら命を絶つ事はデウスが固く禁じています!それしか村重様におわびする手だてはない!父上パードレお待ち下さい。
しばし…考えさせて下さい。
(だし)無礼者!
(平吉)こ…これはこれは…。
(だし)少しの間どこぞへ行っておれ。
(平吉)目を離すなとの殿の命ゆえなりませぬ。
だし殿…。
官兵衛様…。
申し訳ありませぬ!有岡に来たのはそれがしの一存。
あなたのせいではない。
私があのような文を書いたばかりにこのような事に…。
本当に愚かな事をしでかしおわびのしようもございませぬ。
愚かなのはそれがしでござる。
主君に裏切られたのを…見抜けなかった。
己の甘さに腹が立ちまする。
しかし…まだ諦めた訳ではございませぬ。
だし殿。
私にできる事があれば何なりと…。
この城の位置と周りが分かる絵図を…。

(職隆)光!御着から使いが来た。
それによると官兵衛は…死んだという。
荒木村重に…殺されたと。
(お福)信じられませぬ。
わしとてそうじゃ!我らを毛利に寝返らせるためたばかっている事も十分ありえる。
だが何があっても断じて揺らいではならぬ。
揺らげば…人質の松寿は…織田方に…殺される。
あるいは官兵衛が生きていたとしたら…。
官兵衛を人質に味方になれと誘ってくる事もありうる。
(お福)そのような事になったら…。
何があっても毛利にはつかぬ。
それが黒田の家が生き残る唯一の道じゃ。
(職隆)よいか?光。
覚悟しておくのだ。
いざという時が来たらわしは…。
わしは…。
官兵衛を…官兵衛を捨て…松寿を…生かす。
大殿様…なんとむごいお言葉…。
官兵衛も…そう…望むはず。
(光)…はい。
(お福の泣き声)
(松寿丸)えいっえいっえいっ!えいっえいっえいっ!えいっえいっ!おかか様!今日は「三略」という兵法書を読んでいたのですが難しくて…。
父上は子どもの頃それをすっかりそらんじたというのですがどうしたらそのような事ができるのでしょう?やはり私には学問より剣や槍の稽古の方が楽しいです。
(松寿丸)おかか様?
(おね)ん?
(松寿丸)どうかされたのですか?あ…何でもありません。
松寿…。
武術だけではいけませんよ。
学問もしかと身につけねば。
官…官兵衛殿のような立派な武士にはなれませぬ。
はい。
励みまする。
(太兵衛)貴様ら!殿が死んだなどと言い触らしておるのはお主らか!離せ!根も葉もない事を広めおって!御着に荒木村重から書状が届いたというではないか!そんなものはでたらめだ!殿は生きておられる!何故言い切れる!証しはあるのか?何!村重に殺されたに決まっておる!貴様!
(善助)やめろ!
(兵庫助)やめろ!
(言い争う声)
(九郎右衛門)黒田の結束とはこのようなものであったか…。
(家臣)大殿…。
(家臣)我らはもともと小寺の家臣。
御着の殿の命で今まで黒田に仕えておりました。
されど!事ここに至っては…。
御着に戻りたいか?…はい。
分かった。
好きにするがよい。
ははっ。
(又兵衛)お方様長い間お世話になりました。
(おゆう)又兵衛殿…?何を言っているのです?私はこれより御着へ参ります。
御着へ?何故…?・
(職隆)又兵衛!又兵衛!又兵衛…。
父上…。
たった今又兵衛の伯父がいとまを告げに参った。
(おゆう)まさか又兵衛殿…敵になるというのですか!?伯父は一族の長。
御着につくというなら従わねばなりませぬ。
又兵衛…。
無念だが…致し方ないのじゃ。
ご恩は生涯忘れませぬ!又兵衛!又兵衛!
(又兵衛の泣き声)私は…ここを離れとうはございませぬ。
又兵衛…。
ここはお前の家ですよ。
いつでも戻っていらっしゃい。
母はここであなたの帰りを待っていますからね。
おかか様…。

(足音)ほれ!ヒッヒヒヒヒハハハハハ…ハッハハハハハハ!何をしておる?
(信徒1)はい。
異教のやからに壊されるのを恐れて城外のクルスを全てここに集めているのでございます。
(信徒2)お城の中なら安心です。
ジュスト様がいらっしゃる限り我らはデウスの道を全うできます。
(鐘の音)
(右近)デウス様…。
ジュストをお守り下さい。
(信長)面を上げい。
(信長)右近そのいでたちいかなる存念か?はっ。
もはや私の進むべき道は高槻の城を捨て武士の身を捨て一人のキリシタンとなる事しかありませぬ。
それでわしと村重双方に義が立つか?もしお許し頂けないのであればこの場でご成敗下さい!右近殿何を申されるか!デウスを奉じて死ぬと申すか?…はい。
上様お待ち下され!何とぞ右近殿をお許し下され!どけ!わしはお前をデウスに渡しはせぬ!これまでの右近は死んだ!生まれ変わってわしに仕えよ。
右近お前の決断一つで多くのキリシタンが救われるのだ。
(オルガンチノ)右近殿…。
(ロレンソ)信徒をお守り下され!右近殿そうなされよ。
ありがたきお言葉…。
今後は身命を賭して上様にお仕え申し上げまする。
(友照)息子右近は道を誤りました。
高槻城の者どもも織田に下りおわびのしようもございませぬ!右近が…。

(善助)我ら黒田の家臣一同殿ご不在の今こそ心を一つにし大殿ならびにお方様のお指図に命を捨て従います事をお誓い申し上げます!我らが存念この起請文にしたためました。
お目通しを!殿は生きておられます!そうじゃ!生きておられまする!我ら一同信じておりまする!ありがとう…。
よう言うてくれました。
(九郎右衛門)大殿お方様。
我らを有岡へ行かせて下さいませ。
城下へ忍び込み殿の安否を確かめてまいります。
どうかお許しを!
(太兵衛)大殿何とぞお許しを!
(善助)お願い致します!
(九郎右衛門)我らにお下知を…大殿!お願いしまする!お下知を!大殿!大殿!お下知を!父上…。
相分かった!皆で力を合わせ事に当たるがよい。
ただしくれぐれも用心しろ。
正体が知れたら命はないものと心得よ。
(一同)はっ!頼みます。
殿を救い出すのです。
頼みます。
(一同)はっ!荒木村重のいとこであり謀反を支えた中心人物だった茨木城主中川清秀が右近に続き態度を豹変させた。
(信長)清秀何故わしに下った?そちは村重のいとこではないのか?
(清秀)右近が上様に下った以上もはや我らに勝ち目はありませぬ。
強きにつくが乱世の習い。
我が軍勢と茨木城は上様のものにございます。
裏切りは世の習いと申すか?はっ。
ははっ!そちには褒美として黄金30枚を与える。
一層励むがよい。
ははっ!よう思案したのう清秀。
早速だが有岡城の今の様子はどうじゃ?兵糧はまだ尽きぬか?はい。
兵糧は十分で兵の士気も今はまだ高うございます。
(一益)黒田官兵衛が行ったはずだがどうなった?死んだか?生きております。
(一益)何!?
(清秀)官兵衛は播磨一の知恵者。
荒木村重はこれを取り込むつもりでございます。
(長秀)何じゃと!?
(秀吉)半兵衛!半兵衛!半兵衛!いかがされましたか?生きておったぞ。
官兵衛は生きておった!誠にござりまするか!?ハハハハハハハハハ。
誠じゃ!有岡城の牢に捕らわれておるらしい。
しかし官兵衛は生きておった!ハハハハハ。
よかった…よかった!どうやら村重は官兵衛を味方につけようとしておるらしい。
早く…早く助け出さねば。
銀屋の縁者にございます。
さっさと歩け!怪しい者を見つけたらひっ捕らえよ!褒美をつかわすぞ!
(役人)よし行け!へありがとうございます。
手柄をあげた者には褒美をつかわすぞ。
(一同)オ〜!やってやらあ!
(一同)オ〜!あ〜っ!あっ…あ〜っ!どうした?
(苦しむ声)おい!あ〜っ!
(苦しむ声)おい!
(苦しむ声)どうしたんだ!?おい!おっ!あっ!あ〜っ!
(たたく音)
(だし)今下で怪しき人影を見た。
あそこじゃ。
おい。
こちらです。
この先が裏門です。
確かめてまいります。
(戸が開く音)
(荒木)だし何をしておる?官兵衛!そこにおるのは分かっておる。
出てこい。
官兵衛無駄な事はやめよ。
わしの軍師になれ。
毛利の援軍など来ませぬ。
あなたに勝ち目はない。
行かせて頂きまする。
お前はもはや死んだ事になっている身だ。
逃げるというのなら殺さねばならぬ。
おやめ下さい!信長は鬼だ!いずれ皆信長に食い殺される!新しき世をつくる事ができるのは信長様だけです!お前は信長の本性を分かってはおらぬ!目を覚まして下され!このまま滅びるおつもりか!黙れ!殿!殿!殿!連れていけ!はっ!元の牢ではない。
土牢だ!あそこなら二度とこのようなまねはできまい。
はっ!歩け!だし何故このような事をした?官兵衛様をお救いしなければと…。
お前までもがわしを裏切るのか!お前だけは信じていた…。
申し訳ありませぬ。
どうぞご成敗下さい。

(キリシタンの歌)
(信長)官兵衛が裏切った。
それがしが松寿丸の首をはねまする。
誠に殺すおつもりか!?えいっ!半兵衛殿が…?
(土田御前)童の首をはねたそうな。
(秀吉)それこそが黒田の生き残る道!
(太兵衛)若の仇を討つ!息子の仇を討て。
わしと共に信長を討つのだ!松寿をお返し下さいませ。
松寿!
天正4年信長に京を追われた将軍足利義昭は毛利氏を頼って備後の鞆にやって来ました
鞆城跡に義昭の館があったと伝わっています
再起をもくろむ義昭はここから京へ返り咲くために各地の大名に支援を求め続けました。
一時義昭が滞在していた常國寺。
義昭は力を誇示するため毛利方の豪族たちへ幕府の役職や褒美を授けたといいます。
信長を相手に一歩も引かなかった足利義昭。
この地で義昭は都への帰還の夢を見続けたのです
2014/05/18(日) 20:00〜20:45
NHK総合1・神戸
軍師官兵衛(20)「囚(とら)われの軍師」[解][字][デ]

官兵衛(岡田准一)は村重(田中哲司)が籠もる有岡城に幽閉される。官兵衛は殺されたとの情報が飛び交い、光(中谷美紀)や職隆(柴田恭兵)は黒田家の動揺を懸命に抑える

詳細情報
番組内容
官兵衛(岡田准一)は村重(田中哲司)によって有岡城に幽閉され、共に信長(江口洋介)を倒そうとの誘いを拒絶し続ける。消息が途絶え、官兵衛はすでに死んだとの情報が飛び交う中、光(中谷美紀)や職隆(柴田恭兵)は懸命に家中の動揺を抑える。一方信長は、敬けんなキリシタンである村重側の右近(生田斗真)に対し、村重を裏切らねば、信徒を皆殺しにすると脅す。そして官兵衛はだし(桐谷美玲)を味方につけ脱獄を図るが…
出演者
【出演】岡田准一,中谷美紀,谷原章介,春風亭小朝,生田斗真,吹越満,田中哲司,桐谷美玲,濱田岳,速水もこみち,高橋一生,勝野洋,近藤芳正,阿知波悟美,磯部勉,上杉祥三,隆大介,川野太郎,立川三貴ほか
原作・脚本
【作】前川洋一

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

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