おはようございます。
7時になりました。
自民、公明両党はあすから集団的自衛権などを巡る与党協議を始めることにしています。
まずは武力攻撃に至らない侵害、いわゆるグレーゾーン事態への対応から検討に入る方針です。
先週、憲法解釈の変更によって、限定的に集団的自衛権の行使を容認することを視野に、検討を進める考えを表明した安倍総理大臣。
これを受けて開かれる与党協議には、自民党から高村副総裁や石破幹事長らが。
公明党からは北側副代表や井上幹事長らが参加。
両党はあすから週1回程度のペースで協議を始めます。
あすの初会合では、政府から有識者懇談会の報告書の内容や、安倍総理大臣が記者会見で示した政府としての基本的方向性について説明を受けることにしています。
その上で、報告書に盛り込まれた集団的自衛権、PKO・集団安全保障、グレーゾーンの3つの分野のうち、武力攻撃に至らない侵害、グレーゾーン事態への対応が喫緊の課題であり、法整備が必要だとして、最初の議題とすることを確認する見通しです。
与党協議で最初の議題となる見通しのグレーゾーンとはどういうものなのか、こちらで見ていきます。
他国などから武力攻撃を受けているとまでは認定できないものの、警察や海上保安庁による警察権の行使などでは、十分対応できないような、日本への侵害が起きる事態をいいます。
具体的に見ていきますと、有識者懇談会の報告書では、ほかの国の潜水艦が水中に潜った状態で日本の領海に侵入し、退去要求に応じない場合や、海上保安庁などでは速やかに対処できない海域や離島で、武装集団が船舶や民間人に対し、不法行為を行う場合などを挙げています。
そして、実力の行使も含め、切れ目のない対応を可能とする法制度を充実させていく必要があると提言しています。
この報告書を受けて、安倍総理大臣は記者会見で、これまでの憲法解釈の下でも可能な立法措置を検討していく考えを示しました。
また今後の与党協議では、こちら。
PKO活動に参加する国連職員などが攻撃を受けた場合に、自衛隊が武器を使って救援する、いわゆる駆けつけ警護を可能にするための法整備も検討することにしています。
一方、焦点の集団的自衛権の行使容認を巡って、自民、公明両党は、グレーゾーンへの対応の検討と並行して、水面下で調整を進めることにしています。
自民党は、朝鮮半島有事の際のアメリカ艦船の防護など、集団的自衛権の行使を容認しなければ実行できないと考えられる具体的な事例に沿って検討し、公明党の理解を得たいとしています。
きのう、自民党の高村副総裁は。
これに対し、公明党は。
井上幹事長がこのように述べるなど、公明党は行使容認に慎重な姿勢を堅持していて、与党協議で調整が難航することは避けられない見通しです。
次はCHAGEandASKAのASKA容疑者が、覚醒剤を隠し持っていた疑いで逮捕された事件です。
自宅から微量の覚醒剤が付着したと見られる空の小袋や、使用済みの吸引器具が見つかっていたことが、警視庁への取材で分かりました。
警視庁は、自宅でも頻繁に覚醒剤を使っていたと見て調べています。
ASKA容疑者は容疑を否認しているということです。
CHAGEandASKAのASKA、本名・宮崎重明容疑者。
同級生のCHAGEさんとチャゲ&飛鳥を結成してデビュー。
SAYYESや、YAHYAHYAHなどが大ヒットしました。
昨夜、報道陣の取材に応じたCHAGEさんは。
東京・港区に住む知人の栩内香澄美容疑者のマンションで覚醒剤を隠し持っていたとして、おととい逮捕されたASKA容疑者。
その逮捕前後の様子が、警視庁への取材で明らかになってきました。
ASKA容疑者は、栩内容疑者のマンションを出たあと、路上で捜査員から名前を確認されたうえで、聴きたいことがありますと告げられると、どんなことについてですかなどと答えたといいます。
その後、捜査員から任意同行を求められると、素直に応じたということですが、終始、ろれつが回らない様子だったということです。
警視庁によりますと、ASKA容疑者の東京・目黒区の自宅の書斎からは、十数回使用できる量の覚醒剤と見られる粉末や、およそ90錠に上る合成麻薬と見られる錠剤のほか、覚醒剤を吸引するための器具が見つかっています。
その後の調べで、微量の覚醒剤が付着したと見られる、空の小袋2つが見つかっていたことが、警視庁への取材で新たに分かりました。
小袋には使われた痕跡があるということです。
また、吸引するための器具の中には、使用済みのものもあったということです。
警視庁は、ASKA容疑者が週末に出入りしていた栩内容疑者のマンションだけでなく、自宅でも覚醒剤を頻繁に使っていたと見て、家族からも事情を聴いて捜査を進める方針です。
2人はいずれも容疑を否認しているということです。
次は、人気漫画の美味しんぼについてです。
東京電力福島第一原子力発電所の事故による健康への影響の描写が議論を呼びましたが、この漫画を連載する雑誌の最新号が、きょう発売されました。
有識者の賛否両論を紹介する特集記事が組まれ、雑誌の編集部が、さまざまなご意見が穏当な議論へつながる一助となることを願いますとする見解を掲載しました。
食をテーマにした人気漫画、美味しんぼは小学館の雑誌、週刊ビッグコミックスピリッツに連載されています。
先月28日の連載では、主人公が、福島第一原発を取材したあとで鼻血を出し、実名で登場する福島県双葉町の前町長が、福島では同じ症状の人が大勢いますよと語る場面などが描かれました。
さらに、今月12日の連載でも、双葉町の前町長や、大学の准教授が実名で登場。
福島県内には住むなとか、福島は広域に除染して人が住めるようにすることはできないなどと語っています。
これについて福島県や双葉町は、風評被害を助長するなどと批判していました。
そして、きょう発売された雑誌の最新号は、原発事故による健康への影響などを取り上げた、福島の真実編の最終話です。
登場人物が会話の中で、福島の人たちに危ないところから逃げる勇気を持ってほしい。
福島の未来は日本の未来だ。
これからの日本を考えるのに、まず福島が前提になるなどと語る場面が描かれ、自主避難者への支援の大切さを訴えています。
また漫画のあとに、自治体からの批判や、有識者13人の賛否両論を載せた特集記事が10ページにわたって組まれ、最後に編集部の見解が掲載されています。
この中で編集部は、一連の表現について、残留放射性物質や低線量被ばくの影響について、改めて問題提起したいという思いもあったと説明したうえで、批判を真摯に受け止め、表現の在り方についていま一度見直すとしています。
その上で、このたびの美味しんぼを巡るさまざまなご意見が、私たちの未来を見定めるための穏当な議論へつながる一助となることを切に願いますと締めくくっています。
小学館によりますと、美味しんぼは以前からの予定どおり、しばらく休載するということです。
南シナ海の領有権問題を巡る対立が続く中国とベトナム。
ベトナム政府はきのう、各地で予定されていた中国に対する抗議デモの抑え込みに踏み切りました。
一方で、南シナ海での中国による石油の掘削には、断固反対する姿勢を崩しておらず、今後、双方の対立がさらに深刻になることも予想されます。
南シナ海の領有権を巡り対立するベトナムと中国。
中国による石油の掘削作業をきっかけに、双方の船のにらみ合いが続いています。
ベトナムではきのう、各地で反中デモが呼びかけられました。
しかし、デモ行進が始まると、警察などが参加者を強制的に排除して、抑え込みました。
デモの参加者たちは。
これまでデモを黙認していたベトナム政府。
デモの抑え込みに踏み切った背景には、先週、一部のデモ隊が暴徒化して外資系企業などを襲撃したため、経済への悪影響を抑えるなどのねらいがあるものと見られます。
一方、中国による石油の掘削に対しては、断固反対する姿勢を崩していません。
ベトナムの複数の新聞によりますと、きのうも中国とベトナムの双方の当局の船が再び衝突。
ベトナム海上警察の船の一部が壊れる被害が出たということです。
中国外務省はきのう、ベトナムとの交流事業の一部を停止するという談話を発表。
双方の対立は今後、さらに深刻になることも予想されます。
次はサッカー、なでしこジャパンです。
アジアカップの1次リーグでヨルダンに快勝し、来年のワールドカップカナダ大会の出場権を獲得しました。
なでしこジャパンは、この大会で初めて代表入りした若き5人が先発しました。
前半26分、クロスボールに合わせたのは、22歳の吉良。
うれしい代表初ゴール。
新戦力が期待に応えます。
2点リードの後半3分には、20歳の楢本が起点に。
最後はキャプテンマークをつけた阪口が決めて3点目、リードを広げます。
勢いに乗った日本は、このあとゴールラッシュ。
最後は吉良が2点目を挙げて快勝。
日本は準決勝進出を決め、7大会連続7回目のワールドカップ出場です。
この勢いで悲願のアジアカップ初優勝を果たしてほしいですね。
日本は22日の準決勝で、韓国か中国と対戦します。
大相撲の元大関・魁傑で、日本相撲協会の元放駒理事長、西森輝門さんが亡くなりました。
66歳でした。
西森さんは平成22年に、日本相撲協会の理事長に就任しました。
力士としては、昭和41年秋場所で初土俵。
魁傑となって昭和50年初場所後に大関に昇進しました。
幕内では2回優勝し、昭和54年初場所を最後に引退。
放駒親方として、横綱・大乃国などを育てました。
理事長に就任後は、八百長問題など、不祥事への対応に追われる一方、協会の組織改革にも取り組み、おととし、退任しました。
西森さんはきのう、ゴルフの練習中に倒れて都内の病院に搬送され、亡くなりました。
ここまでスポーツでした。
関西空港が拠点のLCC・格安航空会社のピーチ・アビエーションは、パイロット不足のため、きょうから一部の便の運航を取りやめます。
ほかのLCCも来月の一部の便の運航取りやめを発表するなど、日本の空のパイロット不足が深刻になっています。
アジアを中心に世界で高まる航空需要。
LCCだけ出なく、既存の航空会社も巻き込み、需要の取り込みに向けた競争がますます激しくなっています。
こうした中、おととしの就航以来、着実に路線を増やしてきたピーチ・アビエーション。
きょうから来月いっぱいまで、全体の1割に当たる448便の運航を取りやめることになりました。
運休の理由は、52人いる機長のうち8人の病気やけが。
さらに、LCCの新規参入に伴うパイロット不足です。
ピーチ・アビエーションでは去年、数人の機長が他社から引き抜かれました。
会社では、外国人パイロットなど、さまざまなルートで機長の確保を目指しています。
LCCではこのほかにも、成田空港が拠点のバニラエアが、機長の退職が相次ぎ、来月1か月間、全体のおよそ2割に当たる154便の運航を取りやめると発表するなど、影響が広がっています。
拡大する航空需要の中で、LCCがぶつかったパイロット不足の壁。
国の予測では、日本でも今の倍のペースでパイロットを養成しなければ、さらに深刻になると見られています。
さて、新学期を迎えて1か月。
野球や陸上など、大学のスポーツも盛り上がる季節になってきました。
大学のスポーツ選手が、学業と運動の両立を目指す文武両道。
これまで、やや建て前で語られがちでしたが、今、ここに力を入れる取り組みが、各地で始まっています。
私学の雄、早稲田大学。
大学スポーツの頂点に立つ選手が数多く在籍しています。
プロや実業団に多くの選手を輩出。
現在、およそ2400人の学生が運動部に所属しています。
これまで文武両道の実現は、本人や各運動部に任されていましたが、この4月、大学を挙げて支援することが決まりました。
学生はテキストとオンラインを使い、教養を学び、学習指導を受けます。
注目を集めたのが、厳しい罰則。
決められた単位を2期連続で取れなかった部員には、練習や試合への参加が禁じられます。
2年前に行われたロンドンオリンピック。
日本はアーチェリーで8年ぶりにメダルを獲得。
個人で銀メダルを獲得した古川高晴選手。
女子団体で銅メダルを獲得した蟹江美貴選手。
そして川中香緒里選手。
いずれも近畿大学の卒業生や現役の学生でした。
この近畿大学アーチェリー部。
実は部員への学習支援でも、すでに大きな成果を上げています。
ここで30年以上にわたって監督を務める山田秀明さんです。
部員は各学年10人ほどで、すべてスポーツ推薦。
20年ほど前までは留年する部員が多くいたそうです。
監督が部員にまず徹底したのは、授業のときに座る場所。
アーチェリー部員の指定席は一番前。
ここなら、居眠りも私語もできないからです。
また監督は週1回、すべての部員のノートをチェックします。
授業の欠席や講義を聞いていないことが、監督に分かってしまいます。
大学全体の留年率はおよそ1割に及びますが、アーチェリー部では、15年間、留年ゼロ。
文武両道の理想を実現しています。
大学の枠を超えて、競技の運営方法まで変える取り組みも始まっています。
巨人の原辰徳監督など、多くのプロ野球選手を生み出した首都大学リーグ。
リーグ戦の試合は授業のほとんどない土日。
これまでは土日で決着がつかない場合、月曜に3試合目を行ってきました。
しかし、およそ8割の部員は、月曜に授業があります。
勉強に支障が出ることもありました。
そこで連盟は、1年間の議論を経て、試合方式を変更。
この春から授業を優先して、土日で決着がつかなくても、月曜には試合をしないことにしました。
リーグ創設50年目で、初めての大きな変更です。
きのう、おとといは、リーグの1位、2位の直接対決。
選手からは、今回の変更を前向きに受け止める声が出ました。
一方、スポーツも教育の一つで、部員は野球が中心でいい。
勝負の決着すらつけないのはおかしい。
今回の変更で、プロ野球のスカウトに部員を見てもらう機会が減ってしまうのではないかといった根強い不安の声もあります。
連盟では、春のリーグ戦終了後、改めて試合方式を検討する予定です。
スタジオには、大学のスポーツと教育に詳しい、法政大学教授の山本浩さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
おはようございます。
山本さん、この文武両道を目指す取り組みですが、なぜここまで各地で出てきてるんでしょうか。
これね、3つの要因があるんですね。
1つは、各大学が学生の権利意識に意を配るようになったということですね。
つまり、留年や退学っていうものを回避するための措置、これが一つあると思うんです。
2つ目は、少子化ですよね。
ですから、大学の経営にとって、大学の評判は落としたくないわけですね。
その大学の経営の観点から、そして3つ目、3つ目は文部科学省が、世界の中での日本の大学のがくし力が落ちてるぞと、少し教育の質を上げてくれと、こういうことをいってる、この3つが絡んでるんだと思うんですね。
そうですか。
そしてその、学生が卒業したあとの事情というのも関係しているんでしょうか?
これはね、大いにありなんですね。
実は実業団といわれる、かつて選手たちをとって、そのままスポーツ終わったら、管理職などにしてくれるような、そういう組織ありましたけどね、今、どうですか、これ。
こんなに減ってるんですよね。
そうなんですか。
一方で、まだ選手を採用してくれる企業は少なくないんですが、そうした企業は、即戦力、来たらすぐにすぐに仕事のできる、あるいはやめたとたんに何か働ける、そういう人間を求めるわけですね。
となりますと、その即戦力の能力は、大学の中で、身につけておいてほしいというところもあるわけなんですね。
一方で、大学はキャリア、このキャリアっていうものを大事にしてますから、キャリアをしっかり身につけてもらうためには、大学が充実してるよと、こういう体制を広くアピールしたい。
PRということも考えているわけなんですね。
なるほど。
スポーツ選手にとっては、学業というか文武両道、いろんな意見があるとは思いますが、今後、学生スポーツ、どういうふうに向かっていくんでしょうか、この文武両道については。
この文武両道は、必ずしもやらなきゃいけないということではないんですね。
同じ時間帯、4年間の中で両方一緒にやろうとするのは、若干無理が出てくるんですね。
この点、例えば受験も考えなきゃいけません。
高校でのスポーツ教育も考えなければいけません。
一方で、企業の側も、新卒しか採らないというのではなくて、勉強してスポーツをして、勉強をして出てきた、そういう学生を採る、そんな態勢も作ってもらいたいなと思いますね。
ここまで文武両道について、法政大学、山本浩教授とお伝えしました。
ありがとうございました。
さあ続いてですが、この土日、こんなものが人気になりました。
弁当ー!
駅弁ですね。
千葉県南部を走るローカル線のいすみ鉄道です。
来月1日まで土日限定で販売される駅弁が、人気を集めています。
経営難に苦しむ鉄道会社を支援しようと、ボランティアが駅弁の立ち売りを始めました。
いいですねえ、旅情を誘われますが。
最近、ああいう立ち売り、見なくなりましたね。
そうですよね。
旅のお供として親しまれてきた駅弁ですが、今、大きな変化が起きているんです。
北海道のいかめしに、鹿児島の黒豚。
東京駅の駅弁店では、全国から集めた170種類以上の駅弁が売られています。
おととしオープンした、この駅弁の専門店。
多い日には、1日2万個が売れる人気スポットになっています。
駅弁は明治時代に長距離路線の開業とともに登場。
旅のお供として親しまれてきました。
その人気がピークとなったのが、大阪万博が開催された昭和45年。
駅弁業者は、全国で400社以上に増えました。
しかし、鉄道の高速化に伴って駅弁を買ったり、食べたりする時間が減少。
さらに、路線の廃止などで廃業する業者が年々増加。
業者で作る団体によりますと、4分の1にまで減ったということです。
全国の駅弁に詳しい、イラストレーターのなかだえりさんです。
パッケージを開けてみたら、卵焼きだけがぎっしり敷き詰められていたんですけども、食べてみたら、実はその中にいろんな食材が詰まっていて。
駅弁女子というイラスト集も出しているなかださん。
駅弁が生き残るには、地域色をより前面に出すことが必要だと考えています。
生き残りが懸かる駅弁業界。
地域振興を目的にした新しいタイプの駅弁が次々と登場しています。
三陸沿岸のさんまを使った駅弁。
東日本大震災で被災した沿岸の企業などを支援しようと開発されました。
リニア中央新幹線開業に向けた駅弁も、早くも登場。
乗車時間が短くても食べやすいように、具材がラップで包まれています。
さらに、廃止される路線を記憶に残そうと開発された駅弁も。
今月11日に一部の区間が廃線となった、JR江差線です。
地元の食材をふんだんに使ったこの駅弁。
駅弁をきっかけに、地域のよさを見直すことができたとしています。
鉄道事情の変化の中で姿を変える駅弁。
今、改めてその役割が見直されています。
お願いします。
今週の気になる。
きょうは西堀アナウンサーです。
西堀さんが出てきたということは、スポーツですね、きょうは。
そうです。
今週のテーマ、3つのヒントからお考えいただきましょう。
まず出てきました、青いダルマ。
そして青い魚と。
魚?
サッカーボール。
そして3本足のカラス。
もうお分かりですよね。
サッカーワールドカップについてです。
こちらは先週、日本サッカー協会のシンボル、やたがらすを祭った神社で行われた、必勝祈願です。
日本代表はあさってから、鹿児島県で合宿がスタートします。
日本が過去4大会に出場してきたワールドカップ。
その時々の日本中の盛り上がり、思い出してみてください。
まず日本がワールドカップ初出場を決めたのは、1998年のフランス大会。
サポーターの悲願がかないました。
ロペスのヘディングは、もう、入った。
日本のワールドカップ史上の初ゴールは中山によってもたらされました。
さっきの実況山本さんが担当ですよ。
このとき、思わぬ事態が。
日本の旅行代理店が手配していたはずのチケットが大量に不足。
およそ2万枚が入手できなくなってしまったんです。
それでも、なんとかなると信じて、現地、フランスへ向かったサポーター。
チケットを手に入れられなかった人はおよそ8000人。
会場近くに急きょ、用意された大型スクリーンに向かって、スタジアムの外から声援を送る人も。
2002年、日本と韓国共同で開催されたワールドカップ。
日本代表はベスト16まで進みました。
このとき、世界のスーパースターが次々と来日。
中でも大人気だったのが。
ベッカム選手ですね。
イングランド代表の、デビッド・ベッカム選手。
そのイケメンぶりと共に話題になったのが、そう、ベッカムヘア。
街にはこの髪形があふれましたね。
ソフトモヒカン。
学生だったんですけど、周りにもいっぱいいました。
この大会では、16か国の選手が来日。
全国のキャンプ地に滞在しました。
その一つ、大分県中津江村です。
予定の日を過ぎても代表チームがなかなか到着しません。
予定から5日後の午前3時過ぎ、村民150人が出迎えたのは、アフリカ・カメルーン代表でした。
大変な歓迎ぶりですね。
人口およそ1300人の村が、興奮に包まれました。
そして4年前の南アフリカ大会。
ブブゼラの音、耳に残ってますよね。
この大会、日本代表の試合が行われたのは、ほとんどが深夜から早朝の時間帯。
大人から子どもまで、夜を徹して声援を送りました。
決勝トーナメント進出を決めたデンマークとの試合。
午前3時30分開始にもかかわらず、テレビの中継は、平均視聴率30.5%を記録。
またこんな現象も起きました。
ハーフタイムにトイレに行く人が集中したため、その時間の水道使用量が、一気に跳ね上がりました。
こちらは試合直後の東京・渋谷。
日本中が眠れない日々を過ごしました。
盛り上がりましたよね。
さあ、ことしはどんなふうに盛り上がるんですかね。
楽しみですけれども。
ここでワールドカップブラジル大会、日本代表の試合日程、ご紹介します。
まず初戦ですが、日本時間の6月15日午前10時から、コートジボワールと対戦です。
第2戦が20日の午前7時から、ギリシャと。
そして第3戦が25日午前5時から、コロンビアとの対戦となっています。
このあたり、また寝不足になる人、続出しそうですね。
何時ごろ、水道量が増えるかね、またね。
トイレに行く時間が。
開幕まではあと24日となりました。
日本の活躍、期待しましょう。
ここまで、今週の気になるでした。
では続いて気象情報です。
東京・渋谷、この時間の様子はどうでしょうか。
渡辺さん。
けさは本当にきれいな青空で、1週間、始まっています。
そして、とっても今、心地よい風が吹き抜けて、お肌さらさらしているんです。
湿度見ますと、ちょっと低いですよね。
空気、乾いているんです。
なので、とっても気持ちよく過ごせています。
ただ、どんなに気持ちよくても、この強い日ざしはあなどれませんね。
要注意です。
きょうも紫外線対策、ばっちりとしてください。
日中はこの強い日ざしをじりじりと受けまして気温が上がっていきます。
北日本でもきょうから気温が上昇して、暖かさ、戻ってきそうです。
まずはきょうの予想最高気温からです。
その北日本は、特に北海道、きのうより10度ぐらい高くなる所もありそうです。
20度前後まで上がって、これまでの寒さが解消されそうです。
一方、東日本、西日本は25度以上の所が多く、金沢、長野もきょうは汗ばむ陽気です。
そしてこの先1週間も、北日本は平年並みか、少し高い日が続く見込みです。
関東から九州は大体25度前後で、平年並みの所が多いでしょう。
今週はこのように極端に暑くなるようなことはないと見ています。
元ビートルズのメンバー、ポール・マッカートニーさんの東京国立競技場でのコンサートが、おとといに続き、きのうときょうの公演も、本人の病状が回復しないという理由で、中止されました。
2日間で来場する予定だった10万人以上に影響が出ています。
ポール・マッカートニーさんの国立競技場でのコンサートは、おとといときのうの2日間、予定されていましたが、本人がウイルス性の炎症で体調を崩したため、おとといの公演が急きょ、取り止めとなり、きょうに延期となっていました。
しかし、コンサートを主催する会社によりますと、本人の病状が回復しなかったため、昨夜の公演と、延期で開かれる予定だったきょうの公演についても、中止が決まったということです。
また後日、この2日間の振り替え公演を行うとしていますが、見通しは立っていないということです。
国立競技場での公演は、2日間で合わせて10万人以上の来場が予定されていました。
コンサートの主催会社によりますと、あさっての日本武道館公演と24日の大阪公演は予定どおり開かれるということです。
昨夜、福岡県田川市の祭り会場の近くで、軽自動車が、運転手がいない状態で走り出し、歩行者などを次々とはね、女子中学生を含む11人が重軽傷を負いました。
昨夜9時過ぎ、福岡県田川市で開かれていた祭り会場近くの道路で、軽自動車が、運転手が乗っていない状態で突然、走り出し、近くにいた歩行者などを次々とはねながら、数十メートル先の橋の上で止まりました。
この事故で、4歳の女の子や中学生の男女3人を含む合わせて11人がけがをし、このうち14歳の女子中学生など3人が重傷だということです。
いずれも命に別状はないということです。
現場には当時、近くの神社で開かれた祭りに合わせて、露店が並んでいて、道路は歩行者専用になっていました。
警察によりますと、軽自動車の所有者の77歳の男性は調べに対し、祭りに出していた露店を片づけて帰るため、助手席に知人の女性を乗せて、外から運転席に座らないままエンジンをかけたら、突然、車が動きだしたと話しているということです。
軽自動車はマニュアル車で、この所有者もけがをしたということで、警察が事故当時の状況などを詳しく調べています。
けさお伝えしているニュースです。
自民、公明両党は集団的自衛権などを巡る与党協議をあすから始めることにしています。
まずは武力攻撃に至らない侵害、いわゆるグレーゾーン事態への対応から検討に入る方針です。
南シナ海の領有権問題を巡って、中国とベトナムの対立が続く中、ベトナム政府はきのう、中国に対する抗議デモの抑え込みに踏み切りました。
一方で、中国による石油の掘削に断固反対する姿勢は崩さず、対立がさらに深刻になることも予想されます。
2014/05/19(月) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼集団的自衛権の行使容認をめぐる与党協議があすから始まります。グレーゾーンとは?▼大学スポーツで“文武両道”を目指し、学業にも力を入れようという動きが。なぜ?
詳細情報
番組内容
▼集団的自衛権の行使容認をめぐりあすから始まる与党協議。初会合では、武力行使に至らない侵害、いわゆるグレーゾーンへの対応から検討に入る見通しです。ポイントを詳しくお伝えします。▼学業とスポーツの両立を目指す“文武両道”。建前ではなく、本気で目指そうという動きが大学スポーツの世界で始まっています。そのわけは?▼旅のお供と言えば「駅弁」。しかし、交通事情の変化とともに変わりつつあります。最近の駅弁は?
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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