ごきげんよう。
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1時になりました、ニュースをお伝えします。
東日本大震災の大津波で犠牲になった、宮城県石巻市の大川小学校の児童の遺族たちが、石巻市と宮城県に対して、損害賠償を求めている裁判がきょうから始まりました。
原告側が、学校は津波を予測できたと主張したのに対して、石巻市と宮城県は、いずれも争う姿勢を示しました。
宮城県石巻市の大川小学校では、3年前の大津波で、全校児童108人のうち74人が犠牲になり、このうち23人の児童の遺族たちが、学校は津波を予測できたのに、子どもたちを安全な場所に避難させなかったなどとして、石巻市と宮城県に対して、1人当たり1億円、合わせて23億円の損害賠償を求めています。
裁判はきょう午前11時から、仙台地方裁判所で始まり、原告の遺族のうち7人が意見を述べました。
このうち、当時小学3年生だった長女を亡くした只野英昭さんは、学校の管理下の子どもを、誰がどのように守るのかをはっきりさせるためにも、真実と責任の所在を明らかにしてほしいと述べました。
一方、石巻市と宮城県はいずれも、学校まで津波が来ることは予測できなかったと主張して、訴えを退けるよう求めました。
今月15日、鹿児島県の鹿児島湾で、2隻のフェリーが、社内規程に違反しておよそ200メートルまで船を接近させ、すれ違っていた問題で、鹿児島運輸支局は、安全管理が不十分だった疑いがあるとして、会社などの立ち入り検査を行いました。
今月15日、鹿児島市の垂水フェリーの2隻のフェリーが、鹿児島市と垂水市の港をそれぞれ出発して、鹿児島湾を運航中に、社内規程で定められている距離の3分の1に当たる、およそ200メートルまで船を接近させ、すれ違いました。
この問題で、国土交通省鹿児島運輸支局は、きょう、安全管理が不十分だった疑いがあるとして、海上運送法に基づいて垂水フェリーと、接近した船に対する立ち入り検査を行いました。
これまでの会社の調査に対し、接近した2隻の船長は、乗組員の定年退職を祝うために、近づいて汽笛を鳴らしたと説明しているということです。
鹿児島運輸支局は、垂水フェリーの船長や社員などから、当時の状況を聞き取ったうえで、いはんがかくにんされたばあいには行政指導を行うことにしています。
皇后さまは、皇居で育てている蚕に、餌となる桑の葉を与える、御給桑と呼ばれる行事に臨まれました。
皇室では、明治時代から毎年歴代の皇后が、蚕を育てています。
皇后さまはきょう午前、皇居の紅葉山にある蚕の飼育施設、御養蚕所で、国産の小石丸などの蚕に桑の葉を与えられました。
皇后さまは、担当の職員からことしの生育状況を聞きながら、籠に入った桑の葉を丁寧に蚕の上にかぶせ、蚕が歯を食べる音に耳を傾けられていました。
蚕は、体長が6センチ余りと順調に育っていて、今週の末ごろから繭を作り始めるということで、取れた生糸は、外国の賓客への贈り物などに使われます。
皇后さまの養蚕は、ことしは先月5日までの1か月半余りにわたって、パリで開かれた展覧会で紹介され、日本とフランスの文化交流にも一役買いました。
生字幕放送でお伝えします2014/05/19(月) 13:00〜13:05
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合
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