(最終回)マルモのおきて #11−2【独身男と双子が家族!?犬がつなげた絆阿部サダヲ】 2014.05.19


(とも朗)いくよ。
ママ。
(とも朗)ごつん。
(とも朗の母)とも朗大丈夫?よいしょ。
《キャッ!》
(あゆみ)《薫ちゃん》
(あゆみ)《もう大丈夫だからね。
びっくりしたでしょ?》
(とも朗の母)痛くなかった?
(とも朗)大丈夫。

(友樹)お姉ちゃんどうしたの?
(薫)友樹おばちゃんがママって分かってどう思う?
(友樹)分かんない。
びっくりして分かんなくなっちゃった。
お姉ちゃんは?うん分かんない。

(ドアの開閉音)・
(護)ただいま。
んっおかえり。
(護)薫友樹ちょっといいか?今からおきて書くぞ。
おきて?今日のおきて?おうよく見てろよ。
書かないの?マルモ?今書く。
はなればなれでも家族だ。
離れ離れ?マルモどうしてそんなおきて書くの?離れ離れになるの?ケンカしたから?マルモ嘘つきって言ってごめんなさい。
もう言わないことにする。
だから一緒にいよう。
ねえマルモ。
マルモと一緒がいい。
ずっと一緒にいようよ。
やだよ離れ離れなんて。
マルモ。
情けねえ顔してんな。
「マルモ」じゃねえよまったく。
だって。
いいか?人間は成長します。
これから先薫はギャルに友樹はイケメンに成長します。
そしたらお前こんな狭い部屋いらんねえだろ?こんな汚え部屋うんざりしちゃうに決まってんだよ。
そんなことない。
だから早めにこんなとこ出るんだ。
さみしいのなんて今だけですぐに忘れちまう。
俺は決めたんだよ。
でも薫も友樹も住む所がないもん。
マルモがいないと寝るとこがなくなっちゃう。
だから一緒にいよう。
マルモがご飯作ってくれないとおなかすいちゃう。
だから。
お前らにはママがいるだろ?お前らはママと暮らすんだよ。
ママ?うん。
ママはお前らを捨てたんじゃない。
ママはずっと病気だったんだ。
たった1人で病気と闘ってたんだよ。
パパはママのことを応援しながら1人でお前らの面倒見てた。
死んだって嘘ついてママの病気を隠してたんだ。
でもママの病気は治った。
だからお前らはママのところに帰るんだ。
それが死んだパパの願いなんだよ。
(泣き声)そんなのやだ。
泣いても駄目だ。
お前らはママのところに。
ママなんていなくてもいいもん。
マルモと離れ離れになるんだったらママなんていらない。
友樹。
ママがお前らのことどんだけ好きだったか分かるか?好きで好きで心が病気になっちゃうぐらいだったんだぞ。
それでもそれでもお前らに会いたくてたった1人で病気を治して元気なママに戻ったんじゃねえか。
ママをいらないなんて絶対言うな。
家族をいらないなんて絶対言うな。
でも僕絶対やだ。
おきてなんて知らない。
おい友樹。
おいお前おきて守れねえのか。
おい俺たち家族の大切なおきてだぞ。
(泣き声)ムックどうしたの?《俺たちがこれから仲良く暮らしてくための約束だな》《俺たちは家族なんだからお互いに言いたいことは言う》《それでいいってこと》《家族スタンプ。
なっほらみんな一緒だろ?》友樹。
お姉ちゃんマルモ怒ってる?おきてノート破ったから怒ってるかな。
分かんないまだ帰ってこない。
僕マルモと離れ離れはやだよ。
マルモと一緒がいいもん。
ねっお姉ちゃんもそうだよね。
お姉ちゃんは離れ離れでもいいの?嫌だけどでもマルモのおきては絶対なんだよ。
おいアイス買ってきたぞ薫とも…。
マルモが考えたおきては破っちゃいけないんだよ。
家族のおきてだよ。
でも今日のは間違いだよ。
マルモのおきては今まで1回も間違わなかった。
パパが死んでいなくなっちゃったけどもうさみしくないでしょ?うん。
彩ちゃんとか親父さんとか学校のお友達とかみんなと仲良くできたでしょ?うん。
マルモがおきてを書いてくれたからだよ。
薫はそう思う。
おきてか。
マルモと離れ離れになったらもうおきて書いてもらえないね。
うんもう書いてもらえない。
でも頑張るんだよ。
最後のおきてもちゃんと守ってマルモに褒めてもらおう。
うん。
マルモと元気にバイバイしよう。
うん。
あっでもママはもう病気にならないかな。
ママはもう病気にはならないよ。
ママは離れ離れだった4年間ずっとお前らのこと思い続けたんだぞ。
誕生日のときだってカステラうまかったろ?うん。
あんなうまい物お前らのことが大事じゃなきゃ作れねえよ。
そんなママがまた病気になると思うか?運動会のときだってお前らのこと心配そうにじっと見てたんだぞ。
そんなママはもう病気になんかならねえ。
離れ離れだった間お前らとママはずっと家族だったんだよ。
俺たちもそうだ。
これから離れ離れになっても離れ離れでも家族だ。
でも家族でも離れ離れはさみしいよ。
情けねえこと言うなよ。
俺たちはこの短い間で立派な家族になれたじゃねえか。
寂しがることなんかねえよ。
俺とお前らは一生家族なんだから。
違うか?薫。
俺たちは家族だよな。
うん。
友樹本当のホントの家族だよな。
うん。
俺たちは家族だ。
それは俺たちがどこに行っても離れ離れになっても変わらねえんだ。
(薫・友樹)マルモ。
マルモ。
どうした?アイス買ってきたの?こんなときにお前嘘でしょ?お前。
一緒に食うか。
(薫・友樹)うん。
はい。
はい。
あっ解けてる。
いいんだよ。
アイスはこれぐらいがうまいんだ。
(薫・友樹)うん。
すっかり遅くなっちった。
あれ?みんな帰っちゃったの?薄情だな。
ただいまって言っても誰もいねえ。
うわっ!高木君おめでとう。
(男性)おめでとうございます。
(真島)おめでとうございます。
(男性)おめでとうございます。
えっ?何送別会?
(真島)驚きました?異動を祝してのサプライズですよ。
あっちょっ来てくださいよ。
あの乾杯しますから。
いやいやいやちょっまっまっおい。
(鮫島)はいはいはい。
(男性)ありがとうございます。
それでは皆さん高木さんの開発部への異動を祝しまして。
いいですか?ハッピー送別会かんぱ〜い。
(一同)かんぱ〜い。
ちょちょちょちょちょちょ。
いやまだ正式に決まったわけじゃないし辞令もまだ出てないし。
何言ってんのよもう決まったも同然じゃない。
お祝いは早い方がいいのよ。
最近高木さんの元気がないって真島さんが計画したんですよ。
真島が?おめでとうございます。
おめでとう。
(かな)おめでとうございます。
(凛花)おめでとうございます。
(民子)おめでとう。
みんな。
(真島)では高木さん一言お願いします。
えっあっえ〜とえっみっみんな皆さんありがとう。
ホントにありがとう。
短い間でしたけど楽しかったです。
初めてのことばっかりで。
《このたびは大変申し訳ありませんでした》おばはんに嫌み言われたり。
《ホントにすいませんでした》必死で謝ったり。
文句言われるのが仕事だなんてなかなか慣れなくて。
でもここでの経験が俺にとっては結構でかかったりして。
(鮫島)《小さなクレームからヒット商品が生まれることもある》《お客さまの声は宝の山》《大事にしないとね》鉛筆1本ノート1冊とっても使う人には真剣な思いがあって。
《男の子なんて単純でしょ?》《ノートが新しくなっただけで何か賢くなったような気がすんのかね》《急にやる気出しちゃって》
(鮫島)《文具はただの道具じゃないってことだよね》そういうことに気付いたっていうか。
高木さんどうかしましたか?いや。
(真島)またぼ〜っとして。
変に気使わないでくださいよ。
いやそうじゃないんだ。
俺異動の話が来てから何かずっともやもやしてて。
それが何なのか今やっと分かった。
俺やっぱり開発に行くのやめるわ。
(一同)えっ?
(真島)開発部行かないんですか?うんここに残る。
ちょっとどうして?俺ここに来て変われたってこと今思い出したんです。
いややっと分かりました。
相談室にいれば独り善がりじゃない発想で開発の手伝いができる気がする。
うん。
それが俺の仕事です。
ホントにいいの?いいんです。
未練ないですか?全然ない。
高木さんらしいですね。
ほっとしました。
かなさん。
(凛花)よかった。
真島君も安心したんじゃない?
(真島)いや僕はどっちでもいいですけどまあいてくれた方が謝罪訪問も楽ですし。
いやもうそれはいいですからじゃこれからもよろしくお願いしますってことで乾杯。
(一同)かんぱ〜い。
よろしくお願いします。
(かな)お願いします。
(真島)んっさあ皆さん食べましょう食べましょうねっ。
(鮫島)高木君お客様相談室って結構面白いでしょ。
はい面白いし感謝してます。
(陽介)いよいよあしたか。
はいあしたです。
でも2人とも元気で助かりました。
(陽介)ああいや俺もほっとしたよ。
めそめそされたら笑って送り出してやれねえからな。
はい。
(陽介)彩嫁に出したときもそうだったな。
「お父さん長い間お世話になりました」なんてとうとう言わなかった。
いつものように飯食って風呂入って「おやすみ」っつって寝てで次の日嫁に行った。
ちょっとそこまで出掛けてくるみたいな感じでな。
ハハハ彩ちゃんらしいっすね。
うん。
正直さみしかったけどなそんな顔できなかった。
分かります。
でもな護さみしいだけじゃねえんだよ。
子供送り出した後にちょっとだけ胸張れるんだよ。
胸?これでやっと親としても一人前なのかなって胸張れるんだよ。
胸張れるか。
うん。
まあそれも子供のおかげだな。
苦労してやっと親になってくんだ。
どっちが育てられてんだか分かんねえな。
そうっすね。
うん。
でもな彩のやつさっさと出戻ってきやがった。
あっ。
コンビニ行ってきたみたいな感じで「ただいま」だってよ。
彩ちゃんらしいっすね。
(ため息)誰かもう1回もらってくんねえかな。
もう1回だけ親として胸張りてえな。
(彩)じゃおしゃべりしないで早めに寝るんだよ。
おやすみ。
彩ちゃん。
(彩)んっ?マルモのことよろしくね。
マルモって1人だと駄目駄目だから。
(彩)うん分かった。
おやすみ。
おやすみ。
おやすみ。
ねえムック。
ムックもマルモのことよろしくね。
(ムック)分かってるよ。
おやすみ。
おやすみ。
眠れないの?
(薫・友樹)うん。
心配ないよおきてがあれば大丈夫。
うん。
うん。
よし取りあえずこれでOK。
あとは少しずつ送ってやるから。
なっ。
もうお前らいつまで飯食ってんだよ。
マルモお代わり。
駄目。
お前3杯食ったらデブキャラ決定だぞ。
後戻りできなくなるぞ。
だっていっぱい食べとかないと親分ともこれでお別れだよ。
親分短い間でしたが。
(薫・友樹)お疲れさまでした。
このご恩は忘れません。
じゃいいよ。
それ持ってっていいぞ。
いいの?親分今後ともよろしく。
(薫・友樹)お願いします。
はいよろしく頼むな。
わっ時間だ。
あっ行かなきゃ行かなきゃ。
片付けて取りあえず取りあえず片付けはいはい。
いってきます。
んっ?いってきます?あっ間違えた。
ほら行くぞ。
うん。
う〜ん犬に分かるかな。
じゃ次薫。
交代。
はい交代。
いいよ。
ヘヘいいね。
ムック。
ムックこっち。
(あゆみ)薫友樹。
こんにちは。
こんにちは。
(あゆみ)こんにちは。
これ取りあえず今日あした分の着替えとこれ身の回りの物です。
残りの荷物は後でまとめて。
(あゆみ)ありがとうございます。
色々とありがとうございました。
薫元気でな。
ママには遠慮しないで甘えていいんだぞ。
うん。
友樹。
友樹は甘ったれ直せよ。
お前男なんだからパパの代わりにママと薫守んだぞ。
分かった。
今までどおり仲良くな。
ケンカすんなよ。
(友樹・薫)うん。
あとは。
もういいか。
まあ元気でいろ。
(友樹・薫)うん。

(クラクション)あっ。
あ〜あバス来ちゃった。
よし。
あゆみさん2人をお願いします。
はい。
マルモバイバイ。
元気でね。
おうお前らもな。
うん。
あっそうだ。
はいこれあげる。
何だよこれ。
汚えないらねえよ。
ムックバイバイ。
ムックバイバイ。
(あゆみ)じゃ。
バイバイ。
あっそうだ。
おいおいおきて。
袋の中におきてノート入ってるから。
おきて忘れんなよ。
元気でな。
忘れんなよ。
マルモ!ムック。
(薫・友樹)バイバイ!またな言うこと聞くんだぞ。
(薫・友樹)ムック!マルモ!
(薫・友樹の泣き声)またな元気でな。
(薫・友樹の泣き声)《お前らうちに来るか?》《そんなに一緒がいいなら俺んち来い》
(薫・友樹)《うん》《タカギマルモ》《護だよ護。
マルモって何だよ》《おなか減った》《おっじゃ何か食って帰るか》《ごま塩》《ごま塩》《気に入ってんじゃねえよ》《この子たちと一緒に暮らそうと思うんです》《私マルモと一緒にいる》《僕も》《マルモキャッチボールしようよ》《何だよ》《お前ら球拾いに来てんじゃねえんだぞもう》《ちゃんとマルモに聞こえるように大きな声でお返事するんだもん》《バカじゃないのか?》《俺の言うことなんかお前信じやがって》《パパもママもいないけどマルモがいるからうれしいよ》《マルモがいてくれるからいい》《マルモなんか大嫌い!》《好きだから一緒嫌いだから別々なんて家族はそんな甘えもんじゃねえんだよ》《好きでも嫌いでも離れられないのが家族なんだ》《ありがとうマルモ》《マルモ大好き》
(ウエートレス)ごゆっくりどうぞ。
(あゆみ)じゃ食べよっか。
(薫・友樹)うん。
(あゆみ)うんいただきます。
いただきます。
いただきます。
ねえおばちゃん。
何?友樹おばちゃんじゃなくてママでしょ。
おばちゃんでもママでもどっちでもいいのよ。
あっでも。
呼びやすいように呼んで。
じゃママって呼びたい。
薫も。
ママって呼んでいいですか?ホント?ママって呼んでくれるの?ありがとう。
ママママは死んでなかったんだね。
びっくりしたよねごめんね。
病気大変だった?えっ?マルモが言ってた。
ママは1人で病気と闘ってたんだって。
ママ1人で頑張ってたんでしょ?そうね。
ママ一緒に闘えなくてごめんね。
薫も友樹もママが1人なの知らなかったから。
今度また病気になっても僕が一緒に闘ってあげる。
薫も。
ありがとう。
ママ知ってる?家族は何より大事なんだよ。
マルモが教えてくれたの。
ねえママ。
何?生きててくれてありがとう。
ありがとう。
(泣き声)あっそうだ。
何?僕マルモにありがとうって言うの忘れた。
ホントだ忘れちゃった。
おきてノートももらったのに。
何?それ。
おきてノート。
マルモが決めたおきてが書いてあるの。
おきてノート?みんなで仲良く暮らすための約束なんだよ。
おきてで約束するの。
全部マルモが決めたんだよ。
マルモ威張りん坊だからね。
ちゃんと守らないと駄目なの。
おきては絶対だから。
でもおきてを守ってたから毎日毎日ホントに楽しかったよ。
全部マルモの言うとおり。
ずっと仲良しだった。
ママ。
何?マルモはねすぐに怒ったり威張ったりするけどホントはさみしがりなんだよ。
泣き虫なの。
またマルモに会えるかな。
ありがとうって言えるかな。
ホントに行っちゃったんだな。
護。
護ありがとな。
おう。
んっ?護?護ってお前。
お前もしかして笹倉か?お前笹倉だろ。
(鳴き声)ワンって何だよちゃんと返事しろよなあ。
何だよそれ。
お前もうしゃべんねえつもりか?なあ。
何だよ。
これじゃ俺ホントに独りぼっちじゃねえか。
(泣き声)・
(足音)・
(ドアの開く音)彩ちゃん。
どうしたの?あっこれ2人が下に忘れてったんですけど一緒に送ってもらおうと思って。
あっありがとう。
(彩)行っちゃいましたね。
うん。
こんなに静かなの久しぶりだから何か落ち着かないよね。
あっこれまでは2人がいたけどもうこうやって勝手に入るのも変ですね。
いや俺は平気だけれども。
あっ2人がいないと顔を合わせることも減っちゃいますかね。
いやいやいやそれはどうだろう。
どうなんだろう。
あっその2人の忘れ物預かっときます。
(彩)あっはい。
あっ。
(彩)あっごめんなさい。
いや。

(ドアの開く音)・マルモただいま。
あっ!あああっびっくりした。
嫌何?何?ただいま。
ただいま。
おかえり。
ていうかお前ら何してんの?マルモが泣いてたらかわいそうだと思って帰ってきたの。
マルモと彩ちゃん何してんの?えっんっ何何って君これは。
ちょっちょっとお話ししてたの。
あの世間話?そうだよあああの世間に関して意見を交換してたんだよね。
うんそれがいわゆる世間話ですええ。
いやあれ?あゆみさんは。
あゆみさんどうした?下にいるよ。
えっ?あっ。
あゆみさんすいません。
あいつらちゃんと言って聞かせたのに。
ちゃんとあゆみさんの元に返しますから。
いいんです私が連れてきたんですから。
えっ?あの子たちを置いて家を出てから今日までの4年間ずっと私心の中で謝り続けてきたんです。
2人を引き取れることになって許してはもらえないだろうけど罪を償うつもりで大切に育てようって思ってたのに。
それがあの子たち「生きててくれてありがとう」って言ってくれたんです。
「ありがとう」って。
(あゆみ)それで焦ってた気持ちが少し楽になりました。
護さん本当にありがとうございました。
あっいや俺は何も。
あの子たちをこんなふうに育ててくれたのは純一郎だけでなく護さんだと思います。
(あゆみ)これを読んでそう思いました。
だからもう少しだけあの子たちのことよろしくお願いします。
いいんですか?「はなればなれでも家族」なんですよね。
はい。
離れていても家族なら私はゆっくり少しずつ母親に戻ります。
まあこれからはいつでも会えるんだ。
焦ることはないですよ。
親父さんおなかすいた。
(陽介)おうじゃ何か作ってやろうか。
ママの分もね。
えっママの分も?家族みんなで食べるの。
マルモもママも家族でしょ。
お姉ちゃん親父さんと彩ちゃんは?親父さんと彩ちゃんも家族でしょ。
みんな家族だ何か楽しいね和むね。
和む〜。
よし薫友樹お手伝い。
(友樹・薫)は〜い。
(彩)はい。
あっねえママママもカステラ作ってよ。
(あゆみ)えっ?『ぐりとぐら』のカステラ。
でも。
(陽介)じゃこっちどうぞ。
(あゆみ)ありがとうございます。
(陽介)その何とかってのは何がいるんだ?
(彩)カステラって卵使いますよね。
(あゆみ)ええあと小麦粉とお砂糖ありますか?
(陽介)小麦粉。
小麦粉お砂糖これじゃ足りねえか。
(彩)ちょっと足りないかも。
お前大丈夫か割れるか?割れるよ。
割れる?
(陽介)ベーキングパウダー?
(あゆみ)5個ぐらいかな。
あっホント?もう1個。
(あゆみ)うんもう1個。
ヤベえ薫友樹起きろ遅刻するぞ。
ホントだ。
遅刻。
急げ急げ。
急げほら。
(鳴き声)マルモ髪の毛縛って。
おおよしよしよし。
友樹急げ。
動くなよ薫。
急げ友樹急げ友樹。
なっよいしょ。
よしどうだ。
んっ?真っすぐだうん。
OK。
OKOKよし。
友樹もうごちそうさまして。
遅刻する。
行くぞ行くぞよしいってきま〜す。
いってきます。
はい。
はい友樹行くよ。
いってきます。
おい薫何やってんだ?早く行くぞ。
ねえマルモ。
どうした?ムック最近変だよね。
うん全然しゃべらなくなっちゃった。
何かあったのかな。
お前らにはちゃんと説明してなかったな。
ムックはもうしゃべらないんだ。
えっどうして?何で?いやでも大丈夫だ。
しゃべるムックは俺たちの心の中にいるんだから。
なっ。
うん。
うん。
遅刻するぞ。
何だしゃべるじゃん。
うんじゃいってきます。
いってきます。
んっ?何泣いてんだよマルモ。
え〜!2014/05/19(月) 15:53〜16:48
関西テレビ1
[終]マルモのおきて #11−2[再][字]【独身男と双子が家族!?犬がつなげた絆阿部サダヲ】

「おきてを守ったからずっと楽しかったよ。マルモありがとう、そしてさようなら」
阿部サダヲ 芦田愛菜 比嘉愛未 鈴木福 伊武雅刀 世良公則ほか

詳細情報
番組内容
 護(阿部サダヲ)は、あけぼの文具開発部の元上司・梅原(飯田基祐)から、開発部に戻らないかと打診される。その様子を見ていたお客様相談室の同僚は護に、寂しいけれど応援すると話す。ある日護は、薫(芦田愛菜)と友樹(鈴木福)、そしてムックに温泉旅行を提案。急にどうして?と双子に聞かれて焦る護だったが、ムックが「大人には息抜きが必要なんだよ」と助け船を出す。
番組内容2
ある日、護はあゆみ(鶴田真由)と喫茶店で待ち合わせをして、死んだ親友で双子の父親である笹倉が、あゆみに宛てた手紙を読んだ話をする。その頃、薫と友樹は温泉旅行の思い出を再びと、ムックを空の桶に入れて温泉ごっこに夢中になっていた。護はあゆみと共に自宅に戻り、2人に「大事な話がある」と切り出すが・・・。
出演者
阿部サダヲ 
芦田愛菜 
鈴木福 
ムック(犬)

比嘉愛未 
小柳友 
千葉雅子 
外岡えりか(アイドリング!!!)

滝沢沙織 
伊武雅刀 
世良公則
原作・脚本
【脚本】
櫻井剛 
阿相クミコ

【編成企画】
瀧山麻土香 
水野綾子
監督・演出
【プロデュース】
橋本芙美

【演出】
河野圭太 
城宝秀則
音楽
澤野弘之 
山田豊
【主題歌】
「マル・マル・モリ・モリ!」薫と友樹、たまにムック。
【挿入歌】
谷村詩織
制作
フジテレビ
【制作著作】
共同テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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