Nスタ 2014.05.19

まずは、韓国の客船沈没事故です。
政府への批判が強まる中でパク・クネ大統領が談話を発表したんですが、そのときの表情がこちら、涙なんです。
涙を流しながら国民に謝罪しました。
国民感情に強く訴えるこの生中継でパク大統領は救助活動に失敗した海洋警察庁の解体を発表。
行方不明者の家族からは捜索に支障が出るとの声も上がっています。
今日発表した国民向けの談話で責任は自分にあると明言したパク・クネ大統領。
そして…沈没する前に船内に入り、迅速な避難誘導や救助に当たらなかったことへの非難が集中していた韓国海洋警察。
パク大統領は、救助活動は事実上失敗だったと認め、組織の解体に踏み切ることを明らかにした。
政府組織を改編し、安全業務を統合する新しい機関が海洋救助・警備分野を受け持つとのこと。
自らを犠牲にして乗客の救助を優先した乗員らの名前を読み上げ、涙を流したパク大統領。
事故後、大統領には謝罪と涙がなかったと批判も出ていた中、生中継での涙の談話発表で国民感情に強く訴えた形。
しかし…行方不明者の家族は、解体の発表で海洋警察に動揺が生じ捜索に悪影響が出ると談話を批判した。
昨日のミサでも、犠牲者を追悼する姿をメディアに公開したパク大統領。
今日、日程を短縮した中東への外遊に出発した。
来月4日に地方選挙を控える中、韓国国民は今日の謝罪と涙をどう受け止めるのか。
憲法の解釈を変更して集団的自衛権の行使を認めるかどうか、明日から注目の与党協議が始まります。
しかし、公明党の幹部からは今日も自民党を牽制する発言が相次ぎました。
今日昼、開かれた政府与党協議会。
公明党の井上幹事長は、国民が何よりも望んでいるのは景気の回復だと自民党を牽制した。
さらに…公明党の山口代表も講演で安倍総理が記者会見で現在の憲法解釈では日本人が乗っているアメリカの船を自衛隊は守ることができないなどと語ったことについて、語気を強めて反論した。
こうした中、自民党で開かれた会合では国民の理解を得るためには解散・総選挙も覚悟して、公明党との協議に臨むべきだという声も出ている。
憲法解釈の変更に慎重な姿勢を崩さない公明党を相手にどう協議に臨むのか。
自民党では、与党協議メンバーによる打ち合わせが行われた。
自民党の石破幹事長は協議について誠実に進めたいと述べながらも協議を週1回よりもペースアップしたいとの考えを示した。
明日朝8時から国会で始まる与党協議の初会合では、座長に自民党の高村副総裁を選び、政府から報告を聞いた上で公明党も理解を示しているTPP=環太平洋パートナーシップ協定をめぐる12カ国の閣僚による協議がシンガポールで始まりました。
日米両政府は先月までの日米の基本合意をバネにして12カ国全体での合意に向けて交渉を加速させたい考えです。
先月24日、日米首脳会談の際に会談して以来となるTPPの日米閣僚協議で顔を合わせた甘利大臣とフロマン通商代表。
先月下旬までの日米の交渉で豚肉や牛肉の関税を大幅に引き下げることなどで基本合意したが、アメリカ国内の畜産団体などが関税の引き下げ幅が不十分などと反発。
アメリカ側から今月上旬、パリで開かれたOECDの会議の際に日米の閣僚協議を開くことをいったんは提案してきたが、その後、アメリカ側から関係団体への説得に時間をかけたいなどを理由に閣僚協議を先送りしていたことも明らかになった。
ただ、日米交渉筋はアメリカ国内の事情によって日米の基本合意が変わることはないと指摘している。
今日午前の日米の閣僚協議では、日米間で調整が残っていた豚肉の輸入が急増した場合に関税を上乗せするセーフガードと呼ばれる輸入制限の条件について調整を進めたと見られる。
甘利大臣は今日、明日とアメリカ以外の10カ国とも二国間の協議を重ね、関税のほか、知的財産の保護や国有企業の改革などの分野でも決着を図りたい考え。
日米両政府は、日米の基本合意をバネにして12カ国全体での合意に向けて今回シンガポールで交渉を加速させたい考え。
日本政府関係者によると、アメリカの中間選挙が本格化する前7月下旬にオーストラリアで開かれる予定のG20の会合に合わせて12カ国の閣僚会合を開きTPP全体の合意に結びつける案も検討されている。
人気ミュージシャン、CHAGEandASKAのASKA容疑者が覚せい剤を所持していたとして先週土曜日、警視庁に逮捕されました。
自宅の捜索でも覚せい剤と見られる薬物が押収されたが、日本を代表する大物アーティストはなぜ逮捕されるまで転落したのでしょうか。
ASKA容疑者を乗せた車が東京湾岸署を出ました。
日本全国に衝撃を与えたASKA容疑者の逮捕。
昨日送検されたASKA容疑者は両脇を警察官に挟まれ、前を向いていたが、目はずっと閉じたままだった。
ASKAこと宮崎重明容疑者は知人の栩内香澄美容疑者とともに先月6日と12日、東京・港区の栩内容疑者が住むマンションの部屋で覚せい剤を所持していたとして逮捕された。
ASKA容疑者は知人の栩内容疑者が住む東京・港区のこちらのマンションを出てきたところ警視庁の捜査員に任意同行を求められました。
先週土曜日の朝、捜査員から聞きたいことがあると職務質問を受けた際ASKA容疑者は、こう答えたと言う。
薬物の影響か、少しろれつが回らない様子だったというASKA容疑者。
その後、抵抗することなく任意同行に応じ車の中で捜査員から覚せい剤の関係で聞きたいことがあると告げられても落ち着いた様子だったと言う。
ASKA容疑者は月に数回、週末の未明に栩内容疑者の部屋を訪れ覚せい剤を使用していたと見られている。
栩内容疑者は去年1月から東京都内のカウンセリング会社で一般事務をしていた。
勤務態度は優秀で明るく、JNNの取材に対し会社の社長は、いずれは管理職にしたいと思っていた、派手さもなく、芸能人と関係があったこともびっくりしていると驚きを隠せない様子だった。
取り調べに対し、ASKA容疑者と栩内容疑者は容疑を否認しているが、尿検査では覚せい剤の陽性反応が2人から出ているほか、ASKA容疑者からは合成麻薬MDMAの陽性反応も出たと言う。
また、ASKA容疑者の自宅への捜査では、十数回の使用量に当たる覚せい剤と見られる薬物が見つかったほかMDMAと見られる粉末が机の上に散らばっているのも見つかった。
さらには、警察の捜査を警戒していたためか尿から覚醒剤の反応が出るかを自分で検査できるキットも押収されたとのこと。
ASKA容疑者は1979年に友人のChageさんとチャゲ&飛鳥を結成し、デビュー。
「恋人はワイン色」や「YAHYAHYAH」などヒットを飛ばし、日本のポップ音楽史に一時代を築いた。
今回の逮捕を受け、所属事務所はホームページで謝罪のコメントを発表。
また相方のChageさんは昨日、ソロ公演を行った後、報道陣の取材に応じた。
昨日、東京地裁は2人の10日間の勾留を認めた。
警視庁はASKA容疑者が日常的に薬物を使用していたと見て入手ルートなどを追及する方針。
警視庁東京湾岸署です。
ASKA容疑者と栩内香澄美容疑者は淡々と取り調べに応じていて、現在も容疑を否認しています。
警視庁によると、今日の取り調べは午後5時頃までだということで、今は2人とも留置場に戻っていると見られます。
警視庁への取材で栩内容疑者が逮捕された際ASKAが白い粉を持っているのは見た、でも、それが何かは知らなかったと供述していることがわかった。
しかし、こうした供述の一方で尿検査ではASKA容疑者だけでなく栩内容疑者からも覚せい剤の陽性反応が出ている。
警視庁は、ASKA容疑者が栩内容疑者のマンションに覚せい剤を持ち込みともに使用していたと見て今後、入手ルートを追及する方針。
静岡県沼津市の海岸で生後間もない女の子の遺体が見つかりました。
今朝7時20分頃、静岡県沼津市の海岸で男性がゴミを確認していたところ、生後間もない乳児の遺体があるのを発見し警察に通報した。
警察によると、遺体は女の子で衣服をつけておらず、布にくるまれ、目立った外傷はないとのこと。
遺体があった場所は波打ち際から離れていて拉致問題などについて話し合う日本と北朝鮮の局長級による公式協議が来週ヨーロッパで開催されることがわかった。
前回3月末の北京での協議では拉致問題などについて協議を継続することで一致しており再調査で合意できるかが最大の焦点となる。
南シナ海の領有権をめぐってベトナムで起きた反中国デモが暴動に発展し多数の中国人が死傷したことを受け中国外務省は18日、ベトナムとの交流計画を部分的に停止するという談話を発表した。
一方、今回のデモで台湾系の企業が巻き添えで大きな被害を受けたことについて台北のベトナム代表は18日、被害を受けた外国企業に謝罪し賠償を行う意向を示した。
東日本大震災の津波で犠牲となった宮城県石巻市の大川小学校の児童の遺族が損害賠償を求めている裁判が始まりました。
被告の市と県は津波は予見できなかったと争う姿勢を示しました。
津波で児童74人、教職員10人が犠牲となった大川小学校。
校舎前の慰霊碑に今朝、手を合わせる原告の遺族の姿があった。
訴えを起こしているのは大川小の児童23人の遺族。
訴状で遺族は、児童が犠牲になったのは、地震後、教職員の指示で45分も校庭に待機させられたためだと主張し市と県に23億円の損害賠償を求めている。
これに対し、石巻市や宮城県は津波の危険性は予見できず、学校側に過失はなかったなどとして争う姿勢を示し、請求の棄却を求めた。
パソコンの遠隔操作事件。
こちらは先週金曜日、私たちのインタビューに、身の潔白を訴えている片山祐輔被告の姿です。
この日、報道機関には真犯人を名乗るメールが届きましたがこれは片山被告本人が送信した可能性が高いことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
片山被告は弁護士とも連絡を絶ち、行方がわからない状態です。
会見でこう呼びかける弁護人。
無実を訴えていたはずの被告が突如、連絡を絶った。
パソコンの遠隔操作事件で威力業務妨害などの罪に問われ現在、保釈中の片山祐輔被告。
遠隔操作事件の真犯人を名乗る新たなメールが報道機関などに届いたのは先週金曜日。
その内容は片山被告のパソコンをウイルスに感染させ、犯人に仕立て上げたとするもので一般には公表されていないはずの脅迫文の文面なども記されていた。
改めて身の潔白を主張していた片山被告。
ところが、このメールに重大な疑惑が浮上した。
片山被告は先週木曜日、ここ荒川の河川敷を歩いていたところを捜査員に目撃されていました。
メールが届く前日の15日、片山被告は、自宅からおよそ5km離れた東京・江戸川区の荒川河川敷を1人で歩いていた。
その姿を警視庁の捜査員が目撃していた。
しばらくの間、たたずみ、河川敷を後にしたという片山被告。
すると…捜査員が付近を捜索したところ片山被告が埋めたと見られるスマートフォンが見つかったということです。
警視庁が、このスマートフォンを押収し解析したところ、タイマーを使いメールを送信したような痕跡が残っていたとのこと。
メールが送信された16日の午前11時37分、片山被告は東京地裁で開かれている裁判に出席していた。
先週金曜、JNNの取材に対して、こう主張していた。
しかし、情報セキュリティーの専門家はタイマーを使えれば、その時刻にメールを送信することは十分可能だと言う。
片山被告の主任弁護人は今日、真犯人からのメールで片山被告が犯人でないことが明白になったとして東京地裁に裁判を中止するよう申し立てた。
しかし、その会見にも片山被告は姿を見せなかった。
一方、東京地検は片山被告が裁判のかく乱を図った可能性もあると見て裁判所に2014/05/19(月) 17:50〜18:15
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取材経験豊富な記者・竹内明とTBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えると共に「Nトク」ではホットな話題を徹底取材。

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