国民の提案取り入れ安全革新プラン策定=朴大統領
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は19日、旅客船セウォル号の沈没事故を受けた国民向け談話で、国家安全処(仮称)の新設に言及した。
談話を発表する朴大統領=19日、ソウル(聯合ニュース)
国家安全処は災害安全の専門家を中心とした新たな組織となる。朴大統領は「国家安全処が新設されれば、国民と共に災害安全専門家の提案を幅広く取りまとめ、『安全革新マスタープラン』を作る」と述べた。国家安全処を国民と専門家が共に公職社会を変化させる手本へと発展させていく考えだ。
また、先端装備と高度な技術を備えた特殊機動救助隊を設けるとした。韓国全国のどんな災害にも即刻投入できるよう、軍や警察特攻隊のように訓練を繰り返し、救助した被災者の生存率が高い「ゴールデンタイム」の危機対応力を画期的に引き上げると強調した。
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