小売り最大手イオンが、出資する関東の三つの食品スーパーを経営統合する方針を固めたことがわかった。19日午後に発表する。100%子会社のマックスバリュ関東と、それぞれ約3割を出資するマルエツ、カスミが来春にも持ち株会社をつくって統合する。イオンと丸紅の共同出資会社が、持ち株会社の株の過半を持つ方向だ。

 食品スーパー3社の店舗数は計約450店。年間の売上高は計6千億円規模で、業界首位のライフコーポレーションを上回る。イオンはグループ企業同士の関係を強めることで、仕入れや流通を効率化させ、コストを減らせると見込む。