無人固定電話から世にも奇妙な通報 受話器から「ザーッ、ザーッ、ザーッ」
2014年5月19日6時0分 スポーツ報知
17日午前0時4分頃、青森県青森市駒込深沢にある別荘の固定電話から、青森県消防本部に119番通報があった。「火事ですか、救急ですか」と応答したが、受話器からは「ザーッ、ザーッ、ザーッ」という雑音しか聞こえなかったという。
消防本部は電話番号から発信場所を特定。救急車など3台、約10人の消防隊員と青森県警の署員も現場に急行。火災やけが人がいないか周囲を約1時間かけて探索したが、発信のあった別荘の周囲は草木が生い茂り、無人だった。
現場は、1902年1月に旧日本陸軍の八甲田雪中行軍遭難事件があった場所。ロシアとの開戦に備え、冬山での訓練を実施したが、参加者210人中199人が死亡し、史上最悪の山岳事故とも言われた。現場には八甲田山を背にした軍人の像もある。消防本部は「固定電話からの発信だった。原因は分かりません…」と首をかしげている。