歩きスマホは危険だけどやってしまいがち
スマートフォン(高機能携帯電話)の画面を見ながら歩く「歩きスマホ」や歩きながらの携帯電話操作が日常の光景になり、階段から転げ落ちたり、駅のホームから転落したりするなど、さまざまな事故が報告され始めた。鉄道会社、携帯電話会社、自治体などは、この「危険行為」の防止を呼びかけている。そんな中、「歩きスマホ」を条例などで規制しようという声も出てきた。インターネット検索大手、ヤフーが調査したところ、延べ約5万人の回答のうち75%が「必要だと思う」だった。ほかの民間会社の調査でも、多くの人が賛成している。いまや行政上の罰金にあたる過料を伴う自治体の路上喫煙禁止条例は当たり前だが、同様に「歩きスマホ」が規制される日が来るのか。
様々な場所で問題となっている「歩きながらのスマートフォン」略して「歩きスマホ」ですが、正直いえば私自身もしていた時期があります。とにかく隙があればTLを眺めていたし、ソーシャルゲームはお構いなしに、ライフが溜まったり、イベントが始まったりしていたので。歩きスマホをしていると、人とぶつかりそうになったり、段差で転びそうになったりして危ないです。
またスマートフォンを使い続けていると首の位置が不自然な姿勢で固まるので、首の骨が伸びてしまって肩が上がらなくなったり、頭痛や痺れが続くという「ストレートネック」という状態になりやすいと言われています。『医者に寝落ちや移動中のスマートフォンを禁止された話 - 太陽がまぶしかったから』の時には「ストレートネック」を疑われました。
それでも『タバコ休憩に対抗しての活字休憩、有意性中毒者、意味吸引器としてのKindle - 太陽がまぶしかったから』みたいな感覚で、「とりあえず意味のある物を摂取していないと落ち着かない」なんて人は多いのではないかと思います。意味がない状態に慣れるために『デジタルデトックスのすすめ 「つながり疲れ」を感じたら読む本』を計るのも良いのですが、いきなりは難しいのです。
なので、その中間地点としてオーディオブックやPodcastなどの聴覚系メディアが役立つではないかと考えました。聴覚系メディアであれば視線が奪われないので、危険性が格段に減りますし、姿勢も自由なのでストレートネックになりにくいです。
おすすめオーディオブック
聴覚系メディアといえば、オーディオブックやPodcastが主力です。オーディオブックは本の朗読を収録した音声で、PodcastはRSSを使って自動更新される音楽やラジオのこと。どちらもiTunesで購入してiPhoneに同期できます。
オーディオブックに関してはiTunesだと品揃えが悪くて、『オーディオブック配信サービス - FeBe(フィービー)』の方が品揃えが良いので利用しています。『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』とか『自分のアタマで考えよう!』とか、文章で読むのは億劫でも「ながら」で聴くと意外に頭に残っています。MP3でダウンロードする事もできるし、専用アプリで聴く事もできます。
おすすめPodcast
Podcastで好きなのは以下の番組です。すべて無料ですが、もともとはラジオ放送している番組というのもあって質が高いです。ブログのヒントにもなります。
『ネットラジオ BS@もてもてラジ袋 | IT時代をサバイブする新型教養番組』も大好きなのだけど、iTunes Storeから登録すると更新されないので、直接登録する必要があります。一般ユーザーのネットラジオ(「おっさんのMP3」)ですが興味範囲がすごく近くて、友達の飲み会に参加しているような気分になれます。
聴覚系メディアの価値が上がってくるのかも
『http://www.ikedakana.com/entry/2014/05/15/130002』では、「コンテンツファースト化」が行われると書きました。そんな中で歩きスマホの罰則などが決まってくれば必然的に聴覚系メディアに縛られるようになっていくので、読み上げ系ソフトウェアや、先ほど紹介したオーディオブックやPodcastの株が上がっていくのだろうと考えています。
そんなわけで、「歩きスマホ」を止めるためにもオーディオブックやPodcastを聴きながら歩くようにすればマシにしていけるのではないでしょうか。iPhoneを落として高い修理費を払ったり、大きな事故を起こしてしまう前に「歩きスマホ」を止められることを願います。
デジタルデトックスのすすめ 「つながり疲れ」を感じたら読む本
- 作者: 米田智彦
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/01/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「聴覚優位」の方がモバイルという観点では良いのかもね。