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ホテル予約や飲食店検索はもちろん、旅先での人との出会いや、体験共有まで。観光におけるITの利用シーンは拡大を続けている。今後のITの進化は、観光をどう変えるのか。そして新事業のチャンスはどこにあるのか。
チームラボによるメディアアート。インタラクティブ性は今後の観光×ITにおけるキーワードだ
インターネットは普及し始めた当初から、観光・旅行業に大きな影響があると考えられてきた。特に、オンラインチケット予約などB2CのEC分野で普及してきた。
航空チケット、ホテル・旅館の予約などはネットで完結できるようになり、航空会社・ホテル・旅館のネット直販の他に、楽天トラベル、じゃらん、一休、海外ではエクスペディアなどのインターネット旅行会社の存在が大きくなってきた。観光・旅行に関する情報収集も、まずはネットからというスタイルが定着したと言っていい。
ここ数年での大きな変化としては、SNSなどソーシャルメディアやスマートフォンを利用した、旅行・観光スタイルの変化が上げられるだろう。旅先での写真をTwitterやFacebookなどで公開・アップし、SNS上でつながりのある友人などとチャットしたり、コメントし合ったりすることが普通になっている。
まとめると図1のようになる。特にSNSの登場で、ITの利用は旅行前だけでなく、旅行中・旅行後にも広がってきた。
それに伴って現在、さまざまな新サービスが登場し、注目を集めている。
他人の家に泊まれる「Airbnb」
まず、ソーシャルメディアによる宿泊先予約がある。宿泊先を、SNS(フェイスブック)アカウントを利用して見つけることもできるようになった。例えばAirbnbは、部屋を貸したい人と借りたい人を結びつけるサービス。ホテルよりもリーズナブルに宿泊できることもあり、世界各国で利用が広がっている。
ユーザー参加型で旅を作り上げる「トリッピース」
人と人を引き合わせる観光サービスもある。トリッピースは、SNSの仕組みを用いて、目的型観光のプランニングをサポートしてくれる。ユーザーがフェイスブック上で旅の提案をして、その旅に関心のある人を集め、一緒に旅を作り上げていく仕組みだ。JTBの「共感トラベラー」は、投稿したアイデアに共感が集まれば旅が実現する仕組みだが、トリッピースとの提携によって提供されている。
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