福島原発事故:収束作業2万人 生涯にわたり調査
毎日新聞 2014年05月17日 10時18分(最終更新 05月17日 10時21分)
東京電力福島第1原発事故後の収束作業に携わった作業員の健康調査の在り方を議論している厚生労働省の有識者検討会は16日、事故発生から2011年12月までの緊急作業に従事した約2万人について、生涯にわたって調査するとの報告書をまとめた。
厚労省が今後、調査研究を進める機関を選定する。当時、20代だった作業員もいるため、調査は60年以上続く見通し。来年度から、約2000人を対象とした先行調査を本格化させる。
これまでも厚労省は、被ばく線量や健康診断の結果のデータベース化を進めており、今後の調査でも活用する方針。(共同)