国内外で人気のバーチャルアイドル「初音ミク」が添い寝をしてくれるすごいシステム「Miku Miku SOINE(ミクミク添い寝)」が今、話題になっている。開発したのは筑波大大学院博士前期課程1年の根岸匠さん(22)。すでにバージョン3まで完成しており、さらなる進化に意欲をのぞかせる。
ゴーグルのような形をしたディスプレーを装着してあおむけになり、顔を横に向けると初音ミクが登場する。「なあに」「おやすみ」などと声をかけてくれたり、笑顔を向けたりする。左側に頭を倒して見つめていると、顔を赤くしたミクが「恥ずかしいよ…」と照れた表情に。ファンにはたまらないシーンだ。
このシステムは、仮想現実に特化した頭部装着型ディスプレー「Oculus Rift(オキュラス・リフト)」用に作られた。ディスプレー装置が頭の動きをとらえて、それに応じた画像を映し出す仕組みだ。
初音ミクのファンでもある根岸さんは「Miku Miku SOINE」を昨年8月からわずか1カ月ほどで完成させた。バージョン2では、ミクが見つめられると反応する機能を持たせ、最新のバージョン3では「おはよう」と起こしてくれる機能を加えた。現在はバージョン4の開発を進めている。
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