米国時間の4月13日、クラウド型統合基幹業務システム(ERP)を提供する米NetSuiteが、年次カンファレンスイベント「SuiteWorld 2014」を開催した。今年は世界各国から6500人を超える参加者がSan Jose Convention Centerに集結。オープニングキーノートセッションは、まさかの電源トラブルで1時間も開始が遅れた。
ようやくステージに立つことができた最高経営責任者(CEO)のZach Nelson氏は「その昔はクラウドでソフトウェアが電力のように供給されるようになると言っていたが、いまや電力よりソフトウェアの方が信頼性は高い」というジョークから講演を開始した。
Nelson氏は、まずはNetSuiteのビジネスが順調に推移していることをアピールした。2014年第1四半期末で5億4400万ドルの年間売り上げを予測し、2013年度の利益は1900万ドルに達している。現金も2013年第4四半期末時点で4億5000万ドルと潤沢にあり、キャッシュバランスも安定していると報告した。
「われわれはERPというクラウドでは難易度の高い領域に挑戦してきました。ERPはクラウド向きではないという世間のもくろみを、良い意味で裏切っています」(Nelson氏)
ここでNelson氏は、恒例とも言えるライバル企業との比較を行う。財務会計アプリケーション分野の市場シェアを引き合いに出し、同社は41.6%と高い伸び率であることを強調。「対するMicrosoftは5.17%しか伸びておらず、Sageに至っては0.87%しか成長していない」(同氏)。さらに「SAPはマイナス1.45%です。SAPのBusiness ByDesignはしぼんできています」との見方を示した。
現在、2万社を超える顧客を抱える。当初はITリソースをあまり持っていない中小規模の企業から利用が始まったが、現在では大手企業も多数利用するようになっているとのこと。「NetSuiteを使っている企業は、すべてが業種を問わずクラウドカンパニーになっています。NetSuiteを使うことでビジネスインフラをクラウド化し、それによりビジネスにアジリティをもたらしクラウドカンパニーになるのです」とNelson氏は言う。
NetSuiteでは1999年にウェブベースの財務会計アプリケーションをいち早く市場に提供し、その後もビジネスダッシュボードの提供、Ajax化など業界で初めての挑戦を続けてきたとする。これらは顧客からのフィードバックをもとに進化させてきた結果とした上で、2014年は新たにユーザーインターフェイス(UI)を革新すると発表した。
「フラットデザインを取り入れ、HTML5ベースでタブレットに対応します。6月から段階的に顧客は新しいUIを利用できるようになります。どんな企業でも誰でも簡単に使えるようにします」(Nelson氏)
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