米国:GMに罰金35億円…リコール巡り、過去最大
毎日新聞 2014年05月17日 00時41分(最終更新 05月17日 12時15分)
【ワシントン平地修】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が、13人の死亡事故を引き起こした乗用車の欠陥を長年にわたり放置していた問題で、米運輸省の道路交通安全局(NHTSA)は16日、GMが3500万ドル(約35億円)の罰金を支払うことで合意したと発表した。この問題を巡る米当局の処罰は初めて。
GMは、エンジンを始動する点火スイッチに欠陥があったとして、今年2月から約260万台のリコール(回収・無償修理)を実施。GMは10年前には欠陥を把握していながら放置していたとされる。リコールを巡る3500万ドルの罰金は法定の上限額で、過去最大という。
GMが問題を放置した原因などは判明しておらず、司法省なども調査を進めている。