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クラウド名刺管理はいよいよ世界へ——Sansanが14.6億円を調達して米国進出へ

140519sansan150メルカリKAIZEN Platformfreeeと大規模な資金調達が発表されているが、この流れはまだ続くようだ。法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan(旧:LinkKnowledge)」や個人向けの無料名刺管理サービス「Eight」を展開するSansanが、DCM、日本経済新聞デジタルメディア、産業革新機構、環境エネルギー投資、GMO VenturePartnersなどを引受先とする総額14.6億円の第三者割当増資を実施した。

Sansanでは、今回の調達を受けて海外戦略を強化する。Sansanは2013年に米国に子会社を設立。すでにノンプロモーションで試験的にサービスを展開してきているそうだが、これを5月より本格化する。

米国提供するサービスはSansan(旧:LinkKnowledge)をベースにしたものになる予定。ただし、LinkKnowledge自体は2007年にスタートしているサービスであり、販売方法も仕組みも決して今の時代に適したものとは言えない。そのため、米国ではサービス内容も国内で提供しているものとは少し異なるものにしており、課金についてもフリーミアムモデルを採用するそうだ。このサービスは、今秋をめどに国内でも提供する予定だという。

一方で、Eightについては現時点で米国展開をする予定はない。「名刺管理」と「名刺をもとにしたメッセージの送受信」という点ではLinkedInというプレーヤーもいるので、あえてレッドオーシャンに進まないということだろうか。すでに50万人が利用しているというEightだが、スキャン代行サービスを手がけるスキャンマンと組んだり、コワーキングスペースと組んだキャンペーンなどを展開したりするなど、当面は国内での認知度向上施策を続けるようだ。

ちなみにSansanとEightの違いだが、Sansanは名刺をもとにしたCRMツールという色が強く、取引先の組織図などを名刺から生成したり、商談を管理したりできる。これに対してEightは、あくまで個人の名刺管理(最近はメッセージの送受信などコミュニケーション機能も用意されているが)に特化しており、名刺を軸にしたSNS的な要素が強い。またEightに関しては現在無料で提供しているが、年内にも有料オプションの提供を検討しているそうだ。

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