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<ロボットアニメ>作品続々 復興の兆し

まんたんウェブ 5月18日(日)11時0分配信

 昨年から今年にかけて、ロボットアニメが次々と作品数を増やすなど盛り上がりを見せている。昨年も「革命機ヴァルヴレイヴ」「翠星のガルガンティア」「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」といった本格派の作品が登場したが、今年の4月は「キャプテン・アース」や「シドニアの騎士」など5本もの新作がスタート。夏にも「ALDNOAH.ZERO(アルドノア・ゼロ)」や「白銀の意思 アルジェヴォルン」といったオリジナル・ロボットアニメが控えている。すでに市場を確立した「ガンダム」や「マクロス」シリーズを除き、一時は“絶滅危惧種”と危ぶまれていたロボットアニメがルネサンス(復興)の兆しを見せている。その理由を追った。

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 ◇時代劇の域に

 ロボットアニメも「ダンボール戦機」シリーズなど人が乗らない“ホビーロボット系”は好不調の波はあっても安定した人気を保っている。ただ、ここで注目すべきは、人が乗る“巨大ロボットもの”だ。ロボットアニメは「回顧を超えて『時代劇』と同等の域に達した」というのが考えうる理由の一つだ。時代劇は昔から親しまれている人気ジャンルで、波はあるものの今なお放送され続けている。江戸時代以前を舞台とし、着物をまとい刀を差しまげを結う−−という「お約束」は流行、時代を超えた一種の様式美であり、視聴者に安心感を与える。

 一方、時代劇は、その枠の中で時代考証をリニューアルし、ドラマをその時々に合わせた味付けにしていく。そうした「お約束の中の成熟」は、ロボットアニメにも見られるものだ。1990年代半ばに、「新世紀エヴァンゲリオン」が内省的な主人公や謎に包まれた世界観によって「巨大ロボと秘密基地」の定式をよみがえらせたような新たな試みが、今のアニメでも再び動き始めている。「革命機ヴァルヴレイヴ」は、人気編集者を制作スタッフに加えて、「エヴァ」に代表される「セカイ系」の流れを取り込んだ作りになっており、「翠星のガルガンティア」は、ファースト・コンタクトの古典的SFを持ち込んで再構成し人気を集めた。

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最終更新:5月18日(日)18時2分

まんたんウェブ

 

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