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「原発周辺で鼻血」をいち早く取り上げていた自民党の国会議員(デイリーノーボーダー編集部)

2014年05月19日

k-kokkai8

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 今回の「美味しんぼ」騒動で、現職の消費者担当相として「(漫画の描写は)放射能と鼻血との因果関係があるかのように誤解される記載だった」「影響力の大きさを考えると、福島県民と子供たちの根拠のない差別や偏見を助長するようなことについては大変、遺憾だ」などと批判の急先鋒に立つ森まさこ氏など、2年前の参院東日本大震災復興特別委員会(6月14日)でこんな質問をしているのだ。
「(将来的に子供たちが原発事故が原因で病気になった場合)被害者の方が、子供たちの方が、この病気は原発事故によるものだということを立証しなければならない。これはほとんど無理なのです。(中略)具体的には、こんな心配の声も聞いています。子供が鼻血を出した、これは被曝による影響じゃないかと心配で、診察してもらった、検査してもらった、そのお金はどうなるんですか? ということです」

 さらにダメ押しで書いておくと、2011年12月2日の同委員会でも、長谷川岳参院議員が、
「放射能の危険性というものはどういうものなのか、そのことについては専門家の間で必ずしも意見が一致しておらず、そのような中で個々人が判断をしなくてはいけないというところに今回本質があると思います(後略)」
と、極めてまっとうな指摘をしつつ、参考人として呼ばれた福島の住人から、自分の娘をはじめとして、周囲に鼻血の症状を訴える子供が「非常に多かった」という発言を引き出している。

 ザッと検索しただけでも、これだけ発見できた。少なくとも野党時代の自民党では複数の議員が原発周辺での「鼻血問題」に関心を寄せ、国会で追及し、議事録に残していたというわけだ。

【DAILY NOBORDER編集部】

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