AA研共同利用・共同研究課題
新出多言語資料からみた敦煌の社会
キーワード
- 敦煌文書
- 漢語
- チベット語
- 西夏語
- 古ウイグル語
- モンゴル語
- 言語横断的分析
- 仏教
- 石窟寺院
- 石窟銘文
- 壁画
関連地域
- 中国
- 敦煌
- 甘粛
- トゥルファン(吐魯番)
- 新疆
- モンゴル
- チベット
- インド
- 中央アジア
ウェブサイト
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プロジェクトについて
期間:2014-2016年度
世界有数の仏教聖地である敦煌は,中国本土の西端に位置するとともに,北アジア・中央アジア諸地域の交流の焦点であった。そのことは,敦煌地域発現の多言語(漢語・チベット語・西夏語・古代ウイグル語・モンゴル語など)の文献資料からも示される。近年の中国における敦煌研究の急激な発展に伴い,漢文資料の分析は大いに進められたが,非漢語資料をも併せ分析して敦煌社会の多文化性に着目する視点はむしろ後退している。
本研究課題では,各種の諸言語に通じた若手研究者が共同して,世界各国に所蔵される敦煌発現の未公開写本資料あるいは敦煌石窟現地に遺存する銘文資料を語横断的・通時代的・包括的に比較検討し,敦煌社会における言語・文化交流の実像を解明することを目的とする。
研究代表者 松井太(弘前大学)
プロジェクト・メンバー
研究代表者
AA研所員
共同研究員
- 赤木崇敏
- 岩尾一史
- 岩本篤志
- 橘堂晃一
- 坂尻彰宏
- 佐藤貴保
- 白玉冬
- 山本明志
研究成果
研究会
- 日時:2014年4月12日(土)13:30-18:00,2014年4月13日(日)10:00-17:00
- 場所:AA研マルチメディア会議室(304)
- 4月12日
- 松井太(AA研共同研究員,弘前大学),荒川慎太郎(AA研所員)
- 「プロジェクト全体の目標について」
- 坂尻彰宏(AA研共同研究員,大阪大学)
- 「2010-2013年敦煌冬期調査について:(附)ギメ東洋美術館図書室所蔵ペリオ探検隊関係写真資料簡報」
- 荒川慎太郎(AA研所員)
- 「西夏文題記に見られる言語特徴」
- 松井太(AA研共同研究員,弘前大学)
- 「敦煌諸石窟のウイグル語・モンゴル語題記銘文」
- 4月13日
- 佐藤貴保(AA研共同研究員,盛岡大学)
- 「2013年敦煌調査について:西夏関係」
- 赤木崇敏(AA研共同研究員,大阪大学)
- 「曹氏帰義軍時代の敦煌石窟と供養人像」
- 岩本篤志(AA研共同研究員,立正大学)
- 「敦煌医薬術数文献研究の現在」
- 岩尾一史(AA研共同研究員,神戸市外国語大学)
- 「ギメ美術館所蔵ペリオ探検隊写真予備調査」
- 山本明志(AA研共同研究員,大阪国際大学)
- 「モンゴル期の敦煌とチベットをめぐる研究状況」
- 橘堂晃一(AA研共同研究員,龍谷大学)
- 「敦煌出土のウイグル語仏典をめぐる研究状況」
- 白玉冬(AA研共同研究員,大阪大学)
- 「沙州ウイグルについての研究紹介」
- 全員
- 今後の研究会の進め方と日程の調整
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