こちらの写真の赤いバラは、フランス、メイアン社作出の
「エキサイティング・メイアン」。花の中から花が出てくる性質
プロリフェラの固定化に成功した新品種だそうですが、
このバラを美しいと感じるか、すごい!と感じるか、または
それ以外と感じるか、見る人の感想は様々なようです。
(写真は、今年、千葉県佐倉市で開催された
国際ヘリテージローズ会議の会場入り口に
飾られていた時のものです。)

このプロリフェラのバラは、ナポレオン皇后ジョセフィーヌが
世界各地からバラを集めたマルメゾン宮殿で、バラを描いた
ピエール=ジョセフ・ルドューテの「バラ図譜」(1817~24年)
の中にも見ることが出来ます。
「ロサ・ダマスケナ・ケルシアーナ・プロリフェラ」

「ロサ・ガリカ・アガタ(変種プロリフェラ)」

「ロサ・ケンティフォリア・プロリフェラ・フォリアケア」

白いお花は、グリーンアイがたくさんある京成バラ園芸作出の
「グリーンハート」。
「エキサイティング・メイアン」と共に、切り花用等に徐々に人気が
高まりつつある品種の様です。

参考文献:「バラ図譜」ピエール=ジョセフ・ルドューテ(河出書房新社)
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