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【岩手県 大船渡市 LIVEHOUSEFREAKS 移転について】

東北ライブハウス大作戦を応援していただいている皆様へお知らせがございます。



皆様のご協力のもと、津波の被害にあった建物を賃借することができ、改修工事を経て、LIVEHOUSEFREAKS(以下、FREAKS)は2012年8月18日にオープンして以来、
営業してまいりました。


この度、FREAKSは大船渡市の復興整備計画に基づく
大船渡駅周辺地区土地区画整理事業の区画内に該当するため、
東北ライブハウス大作戦本部及びFREAKSスタッフ一同、
大船渡市と協議を進めてまいりました結果、
2014年春を目処に移転をする運びとなりました。


大船渡駅周辺地区土地区画整理事業は、
大船渡駅周辺の該当地域を平均約2mのかさ上げを行い、
地権者530人と共に新たな街づくりを目指して行われるものです。


目下、関係者一同、移転先での営業開始に向けて取り組んでおりますので、
進捗につきましてはあらためてご報告させていただきます。

応援していただいている皆様にはご心配をお掛けしてしまいますが、
FREAKSを含む3地域から全国の皆様とのつながりを大切に、
スタッフ一同、奮闘しておりますので、
引き続き暖かい応援をお願いいたします。



平成二十五年十月八日



東北ライブハウス大作戦 本部長
SPC peak performance 代表
 西片明人

梅木一・伊藤昌之・村山知弘
秋山宏道・佐藤かおり










【フリークス移転に伴う報告文】

日頃から、ライブハウスフリークスをご愛顧頂き、
誠に有り難うございます。


お陰さまでオープンから1年を迎え、
大船渡市のライブハウスとして一歩一歩歩んできているのを
実感しながら今日まで運営してきております。

ご来店頂いた方にはお分かりのことと思いますが、
ここ大船渡市は今まさに震災で傷ついた街を再開しようと日々、
解体、撤去、復旧という作業が街全体で行なわれています。

被災した市街地はこれから新しい街を作る為に、
津波が届きにくいよう「嵩上げ」という土地を高くする区画整理事業を
行なっていくのですが、ここフリークスがある場所も同様に、
来年春以降をメドに区画を整理する事が確定し、
解体することが決まりました。


フリークス立ち上げ当初は、
数年後に区画整理が始まるであろうという情報の
運営を開始したのですが、思いのほか動きが早く、
正直驚いているところではあります。
しかしながら、この東北ライブハウス大作戦が震災復興の思いを旨に
始まっている以上、街の復興の動きに素直に対応していく事が、
我々復興を願う者達のあるべき姿ではないかと思っております。

 もっと違うところに建てて、落ち着いた運営ができる形を取れていれば、
今回のような急な動きもなかったと、思うところもあります。
しかしながら他に違うところ、選択肢がなかったというのが現状で、
賃貸の形で運営していた以上、
建物の動向に従うしかないのも現状であります。

ただフリークスはこれで終わるわけではありません。
現在、地元の飲食店の皆様のご協力のもと、
事業が継続できるよう話し合い相談をしているところで、
詳しい動向は追ってお知らせするかたちになりますが、
誘致事業含め、商店会のみならず、
大船渡市もフリークス存続に力を向けてくれています。
単独で街に生まれたライブハウスが今、たった1年で、
商店会も、市も、力をむけてくれる事業にまでなることができました。

状況によっては、今までのようなライブイベントを行なえない時間が
発生することも予想されます。
ですが、「フリークス」という灯火を閉ざす事無く、
いかなる形であっても安住の地に落ち着くまで、
ラコスバーガー大船渡店共々、日々事業を続けていけるように
これから動いていきたいと思っています。
被災地では、土地も建物も無いのが現状であり、
皆様にもご理解頂ければ幸いです。


 街ができるまで、15年とも30年とも言われています。
途方も無い再開の道のりに、我々フリークスも同じ歩幅で共に
  歩んでいけたらと思っています。 


突然の報告で、皆様方に困惑をもたらしてしまった事を
  深くお詫び申し上げます。
今後もフリークス運営に邁進していきますので、
これまでと変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。



フリークススタッフ一同