薬物使用疑惑が報じられ、芸能界に大きな衝撃を与えた人気デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA(55)。騒動の火付け役となった週刊文春は、7日発売号でも続報し、追及の手を緩めていない。そんななか、渦中のカリスマ歌手の父親が夕刊フジの取材に応じた。「あいつはクスリなんて絶対やってない」と一連の疑惑に猛反論。“潔白の証明”として「剣の道」でつながれた父子の絆を明かした。
衝撃の一報がもたらされたのは、先週のことだった。週刊文春が「シャブ&飛鳥」と題し、ASKAが深刻な覚醒剤依存で、それをネタに暴力団関係者に脅されているという信じがたいものだった。同誌は、続く7日発売号でも「独走スクープ第2弾」との見出しで、報道後の顛末(てんまつ)やASKAが脅迫されたとされる場面の詳細を伝えている。
薬物使用疑惑が炸裂した当のASKAはいまだ沈黙を保ったまま。そんなわが子に代わって疑惑を一蹴したのが、福岡県大野城(おおのじょう)市に住む父の宮崎克己さん(83)だ。
自宅にいた克己さんに「記事に書かれたことは本当なのか?」と質問をぶつけると、「記事は読んどらんですよ。そんなもん、ウソに決まっとるからね。あれ(ASKA)に限って、クスリなんてやるわけない。心配なんてしとらんですよ! 話にもならない」と一笑に付した。
息子の潔白を確信させるのは、ASKAの知られざる剣道家としての顔だ。
「あれ(ASKA)は子供のころから厳しく育てたからね。幼稚園のときに剣道を教えた。小学2年から道場にも通わせた。雨が降っても雪が降っても行き帰りは歩き。だから今があると思っとる。歌をやり始めたのは高校を出てからで、それまではずうっと剣道をやっとった。そんな男がクスリなんかに手を出すわけないんですよ」
こう力説する克己さんも55年以上のキャリアを持つベテラン剣道家として知られる。陸上自衛隊に勤務していた20代のころから竹刀を握り、剣道七段を所持。現在、高齢者を対象にした大会に出場し続けている。
ASKAも剣道三段の腕前で、福岡の小学生時代には「No.1少年剣士」と呼ばれ、高校時代には個人戦でインターハイに出場。後進の育成にも熱心で「4年前には、わざわざ東京から出身のスポーツ少年団の指導にも駆け付けていた」(地元関係者)。
剣道つながりで、今年5月、NHKで放送された歌番組のなかで、10年来の親交を持つ現役警察官の剣士と“共演”も果たしている。
そんな息子を克己さんは「今でもときどき警察に行って剣道の練習をしとる、と言っとった。『ウソをつくな。友達を大事にせい』というのがうちの家訓やからね」と全幅の信頼を置いている。
6月に日本武道館(東京)で行われた全日本高齢者武道大会にASKAとともに出場し、親子の絆を確かめ合ったことも信頼する要因の1つだ。
「団体戦は55歳から出られると聞いて、私が『出らんか』と誘った。あれ(ASKA)が先鋒(せんぽう)で私が大将。最後に息子が勝って3位になった。何も変わっとらん」(克己さん)
7月下旬には8月10日に80歳の誕生日を迎える母のために帰省の意向を伝えていたというASKA。克己さんは「娘と(ASKAの)嫁が連絡を取り合っていて、『レコーディングで忙しい』と言っとったみたい」。
この騒動で帰省はあやしくなり、本人から実家への連絡もないという。息子を信じて待つ父を安心させられる日はいつか。