朴大統領がミサで悲痛な叫び「私のせい」 旅客船事故
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は18日、ソウルの明洞大聖堂で行われた旅客船沈没事故犠牲者と遺族のためのミサに出席した。1000人以上が出席したミサが開始された直後、朴大統領は「私のせいです。私のせいです。私の大きな過ちのせいです」と叫んだ。
朴大統領はこの日、同聖堂で廉洙政(ヨム・スジョン)カトリック枢機卿と約20分、対話した後、ミサに臨んだ。悲痛な叫びをあげた際は、信者と共に胸の前にこぶしを当てていたという。
「旅客船事故は人災だった」という内容の同枢機卿の説法を約10分聴いた後、ミサ曲を合唱し、黙とうをささげたという。
青瓦台(大統領府)は、朴大統領がミサで犠牲者の安息と行方不明者の一日も早い発見を祈ったと伝えた。
事故は先月16日に発生した。18日正午現在の死者数は286人、行方不明者は18人となっている。
ミサに出席した朴大統領=18日、ソウル(聯合ニュース)
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