このはてな匿名ダイアリーを読んで、普段自分がブコメするにしても、なかなか書かないような怒りのコメントを書いてしまったので、何となくこのブログでも言いたい事を書いてみます。
この匿名ダイアリーで言っていること
文系が不要ではないか
まずこの記事のタイトルに関連する点から。
私は工学部だったので、文系が不要ではないかという点だけでは、たまにそんな風に思う事もありました。
大学時代と大学院時代に研究に励み、相当な時間を費やしていた時には、文系の大学生はあまりこういった研究をする事も無く、論文も理系ほど大変ではないのではないか等と思い、うらやましく思っていたこともあります。
しかし、同じ大学でも全く研究を行っていない人や、文系の大学でも非常に忙しく学業に励んでいる人はたくさんいる訳で、自分の置かれている状況だけで考えるべきではないと思っています。
ぬるま湯につかっている
ぬるま湯につかっているという表現を、どういう意味で使っているのか正確にはわからないけど、単純に楽そうだという意味であれば、残念な感じがします。
そもそも、ぬるま湯につかっている状態の何が悪いのでしょうか、大学生の事だけに焦点を当てているのかと思えば、この記事では、文系の研究者や教員にまで話を広げています。
文系の研究者や教員で生計を立てている人がいるとすれば、現在の状況としてぬるいと他の人から見られたとしても、そこに至るまでは苦労をしてきているはずだと思います。
ぬるいポジションにいる人をつかまえて、あなたはぬるま湯につかっていられて良いですねと言っても・・と思います。
理系の学生は英語で論文を書く
一番引っかかったところがここです。理系の学生は論文を英語で書くとあります。この人がいた大学では当たり前の事なのでしょうか?
私の経験では、理系の論文でも日本語で書かれている物は山ほどあります。研究分野によって論文の日本語、英語の比率は全然変わってくるのではないかと思います。
そもそも理系大学生ってみんなそんなに英語できましたっけ?
この人の決めつけ度合いがひどいなと感じました。
全体的な傾向の話
ここまで読み進めてくると、全体的な傾向の話で文系はダメといわれても、説得力が無いどころか、この人の住んでいる世界が非常に狭いところなんだろうなと思いました。
視野が狭く、偏見の固まりでバランス感覚が無いなと。
文系理系についての個人的な感覚
人の上に立つのは文系の人のように思う
偏見かもしれませんが、人の上に立つのは文系の人が多いように思います。理由としては、単純にコミュニケーション能力の差があるからです。文系の人の方が理系の人より、傾向として、コミュニケーション能力の高さから、出世しやすいと考えます。
また、理系の人はスペシャリストを選択し、文系の人はジェネラリストになる事を選択する、その結果、マネジメント層には文系の人が集まりやすいのではないでしょうか。
理系の人の中にも、もちろんコミュニケーション能力が高い人や、ジェネラリストを目指す人(目指せる人)がいますが、そういった人は、人の上に立てる人材となるでしょう。
文系学部を選ぶ人も考えて選んでいる
文系学部を選んで楽をして、この先不安があるとしても自業自得だなんて言われても、理系だってこの先の安定が約束されている訳ではありません。数年先、数十年先はどうなっているか誰にもわからないと思います。
文系学部を選ぶ人も、理系学部を選ぶ人も個々人の特性や、やりたい仕事等を想像しながら、考えて選択をしているはずです。誰が見ても正解・適正と言える学部を、学部選びの時点で出来る人はいないと思います。間違った選択をしたとしても、まだやり直すことは出来ます。
しかし、仕事を始めてからだと難しい事はあります。
まとめ
はてな匿名ダイアリーに釣られ、ブログを書いてみました。なんとなくまとまりの無いブログが出来上がりました。
私は理系大学生でした(が、今は文系っぽい仕事をしています)。乱文雑文を読んでいただければ、私のコミュニケーション能力のダメさがわかると思います。
なので、世の中をしっかり回してくれる文系の人は、まだまだ必要だと思います。
私は、きっと人の上に立つ事はなく、残念な?中途半端な?人生を送る事になるでしょう。
おしまい。