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2014年05月17日

6月15日に大会とか試合とか練習とか入れようとしちゃってる人達へ



ブラジルワールドカップ開幕まで、あとひと月切りましたね。あー楽しみ。楽しみ。
ホント楽しみ。

そして日本の初戦・コートジボワール戦は日本時間で 6月15日の朝10:00 キックオフ。

問題は、この日が日曜日ということ。
日曜日の午前中…
そう、案の定、大会や試合、練習などを予定している少年サッカーチームの多いこと多いこと。
なんでだー! よりによって日本がワールドカップの初戦を戦ってる同時刻に、わざわざ試合や練習入れることないでしょうが!

見たくない大人は別に見なくたっていいんですよ。そんなのもちろん自由。
でもサッカーをしている子供達にとって、ワールドカップ、しかも日本の試合をリアルタイムで観せることの効果は計り知れないと思います。

夢を持ってサッカーしてる子供達に、夢を叶えた自国のヒーロー達の勇姿を見せること。そして自分の夢をさらに膨らませてもらう。ワールドカップ以上に、そんな機会を与えられる機会なんてそうはない。

それはリアルタイム、っていうのが絶対大事。
深夜の時間ならばさすがに「起きて絶対に観ろ!」と言えないのは分かるけど(僕は言うけど)
日曜の朝10:00なんて、子供達にとっては超のつくほどのゴールデンタイムじゃないですか。そんな良い時間にワールドカップの日本戦をリアルタイムで観られる幸せ。いい大人の僕だって、今からめちゃワクワクしてソワソワしてますよ。めちゃ早起きして決戦に備えたろ。

そんな夢のような機会に、わざわざ「市大会・区大会・公式戦」を入れちゃう少年サッカー連盟。
(オイオイ、いくつもあるぞ)
こんな夢のような機会に、わざわざ「招待試合」を開くコーチ。
こんな夢のような機会に、わざわざ「試合に誘われたからってそれを受けちゃう」コーチ。
こんな夢のような機会に、わざわざ「グランド使える日だから、練習!」て言うコーチ。

あなた達、絶対におかしいです。今すぐ、その予定は変更すべきです。
全日本予選の試合を入れてる県も、いくつかあるみたいですね。

「日程は最初から決まっていたから仕方ない」
「グランド事情があるんだから仕方ない」
という声も聞きます。いやいや、そんなの大人の事情やん。それを変更し子供達のために柔軟に動くのが大人の知恵、役目ってもんでしょう。

世界最大イベントであるワールドカップの
日本の
初戦が
子供が不自由なく観られる「日曜の朝10時」から行われるというのに

そこにあえて試合だの練習だのと予定を組むということは、大人の力を使って子供達に日本戦を否応なく観せなくさせてしまおう、ということですから。
それが、サッカー指導者として子供達に関わってる人のやることですか?

観られる環境にしてあげて、それでも「いや、俺は観ないで練習する!」ていう物好きな子供がいるならそれはそれでいいじゃないですか。そんな子は1000人に1人くらいだろうけど(笑)
何度でも言うけど、大人側からあえて「観られない環境に追い込む」意味が分かりません。

そういえば昨年のワールドカップアジア最終予選のオーストラリア戦、この試合に勝つか引き分けでワールドカップ出場が決まる、という試合でも、同時刻に練習をしているチームが身近にあって(もちろん全国にもたくさんあって)
おかしいでしょ、って異を唱えたら「そんなの自由だろ」って、偏屈なオッサンにTwitter上でしつこく絡まれた思い出がありますが。

こういう人、意外と多いみたいですね。

リアルタイムでワールドカップを観る、しかも自国の試合を。これ、子供が100試合やるよりも絶大な効果がありますよ。間違いないです。
ひょっとしたら、いやかなりの確率で「サッカー人生に大きな影響を与える」と思うし、それ以上に
「俺の人生、サッカーで生きていこう」って、自らの人生そのものに大きな夢を抱く子供達が、6月15日の昼頃には日本中でたくさん生まれてる気がする。

1985年の12月8日、トヨタカップにユベントスの一員として来日した ミシェル・プラティニ の華麗なプレーに僕はすっかり魅了され、その日に
「俺、サッカーで生きていく」と決めました。
その翌年のメキシコワールドカップ準々決勝。今でも語り草になってる名勝負、フランス - ブラジル の試合を、夜中にTVにかじりつくように観て、興奮し、感動し、涙しました。プラティニとジーコの対決。ジェットコースターのような試合展開、プラティニのザ・スルーパス…

僕の心をわしづかみにして離さなかったプラティニ。その真骨頂であるあの「スルーパス」に魅せられてから、それは今でもずっと変わらない。
昨年秋、うちの試合を観た岩谷さんに「SUERTEの特徴は、スルーパスやな」と見抜かれ「それはきっと、久保田っていう指導者がそういう練習を意図して練習させてるのか、それとも子供達のゲームに混ざった時に、そういうプレーを自然と見せてるか、どっちかやろな」と言われ、自分でもハッとしたことがありました。たぶん答えは後者。
それはきっと、僕がプラティニに心酔してサッカー人生のスタートを切ったあの頃の影響があるんだと、自分では思ってるんです。

他国のスターを見てもこれだけ多大な影響を受けられる。夢を見せてくれる。僕の頃は日本がワールドカップに出るなんて夢のまた夢、そんなの生きてるうちにはあり得ないとまで思ってた。
それが今は違う。日本がもはや普通にワールドカップの常連国になり、おそらく6月15日のスタメンのうち半分以上が海外組で占められる。
その中にはマンチェスターユナイテッドもいればACミランの10番もいて、インテルもシャルケもいる。もちろん国内組だって、柿谷などのジーニアスもいる。

ヒーロー像を、自国の選手達に抱ける時代。そんな時代になったということです。

もう一度言います。いや、何度でも言います。
そんな、子供達のヒーロー達がワールドカップの初戦を戦う同時刻にわざわざ試合などの予定を組んで子供達にそれを観せなくしてしまうのは、暴挙に近いと僕は思います。
いや、近いじゃなくて完璧に暴挙。指導者のやることじゃない。

日程が
グランドが
事情が
仕方ないよ。

なんて言う人達は、ご自分が「子供達の未来に触れている」立場にいる、ということを自覚しているんでしょうか。
今からならば充分間に合うでしょう。ひと月かけて、根回しして下さい。大人の知恵見せて下さい。子供達のために、動いてくれませんか。
心から、節に願います。どうかお願いします。

これ読んで共感して下さる方がいらっしゃいましたら、出来れば拡散して下さると嬉しいです!

あと参考までに
全64試合放送スケジュール




Posted by SUERTE juniors at 20:12│Comments(0)ブラジルW杯
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