土と人と野菜のサイクル。

2014年5月18日 (日)
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宅配。
てげなっちょファームさんの自然栽培のおいしい野菜たち!

この他にも葉つきのにんじんや、味噌で炒めるだけで甘〜い葉たまねぎや、貴重な無農薬の甘夏や(柑橘類でワックスなしって、スーパーではほぼ売ってないからねー。)
安心して食べさせられます\(^o^)/

堆肥を使わない自然なサイクル。
微生物の力と、野菜の生命力で土を循環させる、生きもの達の畑。

例えば「この野菜は虫食いが多いから美味しい」、
確かに農薬過多の野菜より、多少虫食いがある有機栽培のほうが美味しい。
けれど、害虫は野菜に付くのではなく、肥料分に付くと言います。
害虫は肥料を施すことによって人体に有害な窒素(亜硝酸成分=アク)過多となった野菜が大好き。

ましてや一般の野菜なら、虫は堆肥や肥料が好きで寄ってくる→だから農薬を使わざるを得なくなる→土が悪くなる→だからまた肥料を施す。
という、環境にも野菜にも人体にも良くない悪いサイクルが生まれてしまう。
そして最終的にはそれを食べる私たちにしっぺ返しがくる。

私たちの体は、私達が育てて、選んで、食べたものでできている。
発ガン物質は「直ちに影響ない」かもしれないけど、20年後の体にはどんな影響を起こすのか分からない。

でも、堆肥や大量の肥料を使わなくても美味しい野菜はできるそうです。

野や山のどこにも、
肥料は使われていません。

野山でも糞尿は確かに土に入るけれど、特定の一ヶ所だけに集中して大量に入ることはないのです。
面積あたりの量が野山の自然界と有機肥料・化学肥料を使う田畑とは比較にならない。

アスファルトの裂け目で生きる雑草や植物は、どこからも養分供給をされていない。

だから植物たちの死骸や、土の中の微生物さんたちの力を借りて土を自然なサイクルに育てていければ、肥料も堆肥も使わない農業が可能になる。
害虫が大好きな堆肥や肥料を使わなければ、害虫は寄ってこない、農薬を使わなくてすむ。
有機農業を越えた農業ですね。
とても根気と労力と時間がいるけれど。

無肥料・無堆肥で野菜を作っている農家さんはたくさんいます。
でも現状、一般的に小さな販売店か、インターネット通販・宅配に限られてまいます。
でも探すといろいろあります(^^)

だけど、スーパーで売ってる野菜をこの方法で作ることは不可能に近い。
スピーディーに、大量に作るには、どうしても肥料や農薬を使わなければならないから。
このサイクルを変えていかないかぎり、日本の土はどんどん悪くなってしまいますね。
だから無肥料・無堆肥の野菜がゆっくりでもいいからもっともっと広まればいいな。
動物の生体濃縮からの環境ホルモンや放射能汚染の心配もなくなるんだから。

TPPで激安・ポストハーベストたっぷりの作物が入ってくるのなら、日本は安さ・量より「質」を目指せばいいんじゃないかなと思います。
そんなに簡単なことじゃないのかもしれないけど、
日本の農業が生き残るためには、安さより、正しく・美味しく育てられた作物に重点をおくこと。ってなればいいのにな・・。

無肥料で作られた野菜は小ぶりですが虫食いもあまりなく、苦みもなく、甘くて美味しいです!
小さい大根はぬか漬けにしましたよー。

飼育係さんたちありがとうございます!

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