集団的自衛権行使「改憲経るべきだ」 創価学会が見解
朝日新聞デジタル 5月17日(土)5時2分配信
公明党の支持母体である創価学会は16日、安倍晋三首相がめざす憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認について「本来の手続きは、一内閣の閣僚だけによる決定ではなく、憲法改正手続きを経るべきだ」として反対する見解を示した。20日から自民、公明両党の協議が始まるが、学会の姿勢が鮮明になったことで難航する可能性がある。
学会は朝日新聞の取材に文書で回答した。回答では、集団的自衛権について「基本的な考え方は、『保持するが行使できない』という、これまで積み上げられてきた憲法第九条についての政府見解を支持する」と明言し、行使容認へ転換をめざす首相の姿勢を強く牽制(けんせい)した。
また、首相が与党協議を経て、秋に予定される臨時国会までに閣議決定で行使容認へ憲法解釈を変える意向を固めていることについても、学会は「国民を交えた、慎重の上にも慎重を期した議論によって、歴史の評価に耐えうる賢明な結論を出されることを望む」と強調した。
朝日新聞社
最終更新:5月17日(土)15時39分
- 安倍晋三(あべしんぞう)
-
- 所属院 選挙区 政党:
- 衆議院 山口県4区 自民党
- プロフィール:
- 1954年9月21日生 初当選/1993年 当選回数/7回
- (写真提供:時事通信社)
Yahoo!ニュース関連記事
- 「行使容認 改憲経て」 創価学会、集団的自衛権で(産経新聞)7時55分
- <集団的自衛権>創価学会「改憲経るべきだ」(毎日新聞)17日(土)19時48分
- 集団的自衛権の解釈変更に向け、消えない衆院解散論写真(産経新聞)17日(土)19時40分
- 自公協議へ影響必至=創価学会の見解表明―憲法解釈変更に異論(時事通信)17日(土)18時18分
- 集団的自衛権で創価学会「改憲手続きを経るべき」映像(TBS系(JNN))17日(土)13時25分
WEBで話題の関連記事
※Buzzは自動抽出された記事です。