
皆さん、こんばんは。
秋葉原の国際ラジオと言うお店が、とうとう閉店になってしまいました。
今日はそのお話です。
この話はイイね!つけて拡散していただければ幸いです。
国際ラジオは秋葉原の中でもかなり歴史が長いお店で、50年以上続いているとかなんとか・・・。
インパクトはかなりのもので、薄暗い店内におびただしい数の電子部品と50年積もり積もったホコリが半々くらいで陳列されています。

そこはもう魔境そのものです。
その魔境を掘り起こしていくと、今では手に入らないベーク板タイプの真空管ソケットや、レトロなデザインのスイッチやつまみ、巻き線タイプの抵抗、大型のスチコンやタンタルコンデンサ、怪しいモーターやスピーカー・・・、今となっては手に入れるのがなかなか難しいものが発掘できます。
おまけに店のオヤジは弁当を食べているか寝てる事が多く、なんとも話しかけ辛い雰囲気を醸し出していますが、話しかけると意外と親切です。
私は駅前を通る度に、必ず国際ラジオの中を通過して、その時が止まった空間を楽しんでいました。
そんな魔境にも、変化が起きました・・・。

最近お店が閉まっているのです。
平日もいつも開いている筈が、1週間ほど前からずっと閉まっています。
親父が体調でも崩したのだろうか、それとも???
なんとなく、嫌な予感がしていました。
今日、前を通りかかるとお店が開いていましたが、いつもと様子が違います。
シャッターが中途半端に開き、向かいにはバンが止められて中の荷物をどんどん運び出しています。
中に数人の人影が居ますが、店のオヤジは居ません。

どうやら嫌な予感が的中してしまったようです。
まさに処理業者がお店の処分をしている所でした・・・。
業者の人にお話を聞いてみると、詳しい事情はわからないが、やはり閉店するとの事。
業者さん曰く、
「店の処理を任されている、売れそうな物は売って、残りは捨ててしまう事になる。」
「古い部品の価値は判らないけど、ただ捨ててしまうのは勿体無いので、買いたい人にはなるべく売ってあげたい。」
との事でした。
どうやら店に残っている物はまだ買えるようです。
早速カセットデッキのヘッドを買いました。
色々話を聞きましたが、処理の業者さんも秋葉原の歴史あるお店と言うことは判っており、
「何とかしてやりたい気持ちは判るけど、こっちも任されてるもんで、そうも行かん事情がある。」
はい、御もっともで・・・。
「それじゃぁ、買ってくれそうな人に声掛けておきますよ」と言って店を後にする事にしました。
世界の古い部品は我手中に!
と、お思いのそこの貴方!!
国際ラジオに突撃して
貴重な古い部品をサルベージしてみないか?
店のオヤジが今まで守ってきた古い電子部品がだけでも、できるだけ生かせる人の手に渡してやりたい・・・。
そんな思いでこのブログを書きました。
「次回は・・・土曜に開けているかもしれない。」との事でした。
行きたい人は週末にでも行ってみてください。
買うなら今しかね~!
くれぐれも業者さんの邪魔にならないように!
開いてなくても怒るなよ。
アキハバラデパート、旧ラジオ会館、小沢電気商会、ラジオストアー、そして国際ラジオ・・・。
時代の流れとはいえ、歴史のあるお店がどんどん消えていくのは悲しいものですね。
再開発が進んでいる秋葉原ですが、まだ時間が止まったお店がいくつか残っています。
皆さんもそんな秋葉原に足を運んでみてはいかがでしょうか?

おしまい。
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Posted at 2014/05/16 00:00:29