USBで接続して使うKeepodという新製品が凄いと思うのだが、日本ではほとんど話題になっていないようだ。
KeepodにはOSが入っていて、どんなコンピューターにも使える。たとえ、ハードディスクが壊れた古いパソコンにもつなげることができて、安定したOSとして機能する。
取り外せば、PCには痕跡を残さず、ソフトと情報とともに持ち歩くことができる。
そして、このKeepodが凄いところはその値段で、7ドルだ。
その使い方のイメージは彼らによるとこんな感じ。
これに似た機能としては、WindowsToGoやLinuxLiveのようなものもあるが、Keepodはそれらに比べて格段に使いやすく、セキュリティ面、信頼性などの面で勝っており、それらがいわば予備の(あるいはテスト用の)システムであるのに比べて、Keepodは、普通にインストールされているOSと遜色のなく、充分メインに使えるものになっているという。
たった7ドルで、古いパソコンが、個人用のパソコンとして、共有して使える。
セキュリティや個人情報の漏洩などのリスクもない。
そのインパクトは大きい。
彼らはまず、ナイロビのMathareというスラムにパソコンを設置して、そこに暮らす人々の生活を教育環境を変えようとしている。
1500個のKeepodと中古パソコン50台を提供し、1500人の貧困層の人々にパーソナルコンピューターが使える環境を提供する予定だ。
そのために行なわれたIndiegogoでのキャンペーンは、無事目標を超えて終了している。
僕らはパソコンやタブレットをごく当たり前に使っているけど、世界の人口の約7割、50億人もの人たちは、インターネットに接続することすらできない。
彼らの言うとおり、Keepodはそれを解決する潜在能力を持っているかもしれない。
*Keepodのサイト 出荷予定は6月19日。14ドルでひとつ買えて、ひとつは寄付にまわる。 サイトの説明を見た範囲では、送料は世界一律で15ドル。日本からも注文できそうだ。
*彼らのサイトとindeigogoで得た情報のみから記事を書いています。彼らの製品を使ってみたわけではないので、僕が彼らの製品の性能を保証しているわけではありませんので、あしからず。