理事長・理事紹介
理事長 細川 佳代子
人生を振り返って思うのは、色々な方に会い、有形無形の財産をいただいたということです。心から感謝しています。それを生きている間にお返しできるかどうか、いつも考えています。
今は日本人がみんな自分のことにしか興味を示さなくなってしまいました。でも一番大切なことは、自分がなにかを持っていたら、それを持たない人のことを思い、分かちあおうとするその心だと思います。
私たちは子どものころ、当時の先進国からミルクや医薬品を援助してもらい、多くの恩恵を受けました。受けたら今度は与える。それは当り前のことだと思います。
これまでミャンマーを中心に支援を続けて参りました。その中で、私自身や私の仲間たち全員が、本当の幸せとは何か、豊かな心とは何かということを考えさせられ、大切なことを学ばせていただきました。
経済大国が貧しい国に何かしてあげるという援助ではなく、お互いで「ありがとうのキャッチボール」ができることが本当の支援だと思っております。
決して傲慢にならないように「させていただく」という気持ちが大事です。
私たちは誰もがみなこの美しい地球に生まれました。
ところが、その美しい地球にも残念ながら途上国や紛争地域があり、たまたまそこに生まれた子どもたちもいるのです。
物も、情報も、望めば簡単に手に入れることができる日本に生まれたのも、たまたまだったということを忘れないようにしたいと思います。あらゆる面で恵まれた国に生まれた私たちにできることはいっぱいあるはずです。誰もが持っている、助けあう気持ちや思いやる気持ちを、勇気を持って行動に移すことが、最も大切だと思います。
そうした行動の輪が広がって、社会は自然に良くなっていくのだと思います。
1994年の創立以来ずっと、この活動を続けさせていただいたことに、心から感謝しております。長くご支援くださっている皆様、そしてこれから新たに参加して下さる皆様、これからも「ありがとうのキャッチボール」を多くの方に知っていただき、未来へつなぐリレーを続けて行きたいと思いますので、温かいご支援をよろしくお願いいたします。
認定特定非営利活動法人
世界の子どもにワクチン 日本委員会
理事長 細川 佳代子
一日に7,000人もの子どもが、ワクチンさえあれば助かる感染症で命を落としているという世界の現実に衝撃を受け、何とかしなければとJCV設立に立ちあがった。以来、毎年ワクチン接種現場の視察にも出かけ、皆さまからの貴重なご支援が確実に子どもたちに届いていることを確認している。
公益財団法人スペシャルオリンピックス日本日本名誉会長、NPO法人勇気の翼インクルージョン2015理事長、ableの会代表、として知的発達障害のある方への支援にも力を入れている。
副理事長 早水 研
(財)日本ユニセフ協会専務理事 事務局長
日本でのユニセフ運動推進の傍ら、JCVのワクチン支援活動を進めている。日本の人々の暖かい意思がきちんと子どもたちに届くよう、世界に広がるユニセフのネットワークを活用した情報収集、現地での予防接種事業の遂行の確認まで、確実なフォローアップに努めている。
常務理事 事務局長 大石倫義
JCVの活動は「世界の子どもの命を救う」という大儀のもと、人の善意で成り立っています。寄付を有意義に使うことは事務局の責任ですが、ワクチンと感染症のことを知れば知るほど、活動の意義の大きさを感じ、更に大きなものにしてゆくことが最大の責任ではないか、と思っています。長い会社勤めの中で、労働組合の役員を経験したり、社員の社会貢献組織をリードしたり、と業務外で色々なことを経験してきました。今までの経験を生かして、JCVを更に盛り上げてゆきます。 趣味はバイクと読書。家族は、妻と子ども二人。
理事
蒲島 郁夫
熊本県知事。農協職員から東大法学部教授に、そして2008年4月には、生まれ故郷の県知事にと異色の政治学者であり政治家。JCVのNPO法人化、国税庁認定NPO取得へと、学者としての立場から活動を支え、現在も激務の傍ら理事として組織を支援している。好きな言葉は「人生は夢」。
藤森 益弘
帝京大学 冲永国際教育研究所 兼任教授。2003年のAC(公共広告機構)の作品で、JCV用にドラえもんのCMを制作。以後JCVの認知を高めるために専門家としてボランティアでサポート。
作家でもあり、小説「春の砦」「モンク」や、ノンフィクション「ロードショーが待ち遠しい」などがある。福山大学で教鞭も振るっている。
松田 明仁
ITCジャパン株式会社代表取締役会長。(財)日本ユニセフ協会の基幹情報システムの開発を担い、日本の新しい寄付文化の創造を情報システムで支えてきた。そのノウハウを生かし、JCVの募金活動をサポートするため、社を上げてバックアップしている。2005年には、ワクチン大使の竹下景子さんに同行してJCV支援先国のミャンマーを訪問。自ら現地の様子を確認し、東京蒲田ライオンズクラブをはじめ、各方面へワクチン支援活動を呼びかけている。
四藤 豊貴
前職の、株式会社日本デザインセンター プロデューサーとしての経験を活かし、 JCVの広告制作物にプロとしてアドバイスを行っている。休日には、飼っているハリセンボンの同居魚を探して関東近郊の海に潜っている。
剱持 睦子
上智大学の同窓会、ソフィア会の事務局長を長年務めた後、JCVの理事として若いスタッフの後見人として活動をサポートしている。
認定NPO法人スペシャルオリンピックス日本・神奈川会長、ableの会役員も務める。
若林 清造
前時事通信社代表取締役社長。社団法人内外情勢調査会会長、電通社外取締役、政府税制調査会委員などを歴任。公益財団法人自治総合センター理事長に。
会社人生を一応卒業し、「何か社会にご恩返しができれば・・」と思っていたところ、大きく立ち遅れているわが国の”寄付文化”、そんな中で小さな個人の善意が、貧しい国の子どもたちの命を救い、大きな国際貢献につながることを知って、JCVに参加することとなった。趣味:読書、クラシック鑑賞、猫遊び。
櫻田 紳策
国立国際医療研究センター 国際医療協力局 派遣協力課 医学博士。
東京大学医科学研究所で臨床感染症学を学び、米国国立がん研究所客員研究員や名古屋市立大学分子医学研究所、JICA拡大予防接種計画専門家などを経て現職。 アジア各地を実際に訪れて研究を続けている。
JCVの子どもワクチン支援活動には古くから共鳴し、アドバイス、指導を続けてきた。
2010年からは、本格的なアドボカシー活動に助言を与え、活発に支援の輪を広めるため、理事の任に当たることとなった。
酒井 綱一郎
日経BP社取締役 技術情報グループ統括。
TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」レギュラーコメンテーター。
著書に「ドラッカーさんが教えてくれた 経営のウソとホント」(日本経済新聞出版社)など多数。
ジャーナリストの目から、子どもワクチン支援を考え、呼びかけ、促進するために理事に就任。
一方、障がい者自立支援活動にも携わり、持続する社会貢献、世界貢献のために、自ら行動することを実践している。
伊達 百合
角川文化振興財団事務局次長。
角川書店にて、35年間、書籍編集部員として書籍造りに携わる。文庫、新書、単行本など全ジャンルを合わせて、直接造った書籍は400冊以上。文芸、ノンフィクション、学芸、教育もの、など幅広く手掛けた。
細川佳代子理事長の人柄と信念に魅せられて、子どもワクチン支援活動を手伝いたく理事に就任。初めて経験するボランティアは未知の分野。 不安とともに新しい使命感を感じている。
清水 あつ子
企業において15年にわたる社会貢献活動の推進を通じて確信したことは、ボランティア活動を通じて社員がリーダーシップや自発性を高め、社員力向上に役立ち、ひいては強い会社を作るということでした。「世界の子どもにワクチンを日本委員会」は世界の子どもたちにワクチンを届けるという広い視野をもった活動であるということはもとより、その活動を支える方法が素晴らしいと思います。NPOの活動はこれからの市民社会を支えることに対して大きな役割を果たします。市民に広く参加の機会を提供し、市民一人一人の意識を高め、活動に積極的に参加することは市民力をあげることにつながります。ペットボトルのキャップ収集活動や「僕のルール」は誰でも参加でき、身近に世界の課題に貢献できる活動です。さらに多くの市民への参加を広げることに力を尽くせれば幸いです。
監事
東郷 良尚
財団法人日本ユニセフ協会副会長。1993年の「子どもワクチン世界会議」での議論を実現するため、初代事務局長としてJCV立ち上げの立役者。1995年から2006年までJCV副理事長。現在はJCV監事として豊かな経験と高い見識でアドバイスを行っている。子どもワクチン支援活動の重要性を呼び掛け、募金収入拡大に多大な貢献をしている。
西邨 博行
税理士。JCVの活動を税務専門家の立場で厳しくチェックしている。
ワクチン支援・ボランティア活動についても、より理解を深めるために鋭意努力中。
また、現在は阿波踊りにはまっており、週末には都内各地に出没中です。大きな太鼓を抱えてバチを振り練り歩いていますので、「アッ」と思ったら声を掛けてみて下さい。