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東映本社で行われた今回のインタビュー。待ち合わせの13時より少し前、ランチから戻る社員たちで混み合うエレベーターから七森さんは降りてきた。白いセーターにジーンズ、その上に茶色の革のコートをはおったカジュアルな出で立ちながら、すらりと均整の取れた長身はやはり目立っていた。そして、かつて『仮面ライダークウガ』で演じたバラのタトゥの女、ラ・バルバ・デのクールさを彷彿とさせる白い肌が目を惹く。今回のデカレンジャーでも、テツの厳しい女上司・リサ・ティーゲル役で登場した七森さん、果たして素顔はどんな方なのか!?
……ちょっぴりドキドキしながら、さっそくお話を伺うことにした。 |
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インタビュールームへご案内しながらご挨拶すると、テレビで拝見していたよりも心持ち高めの声で、“よろしくお願いします”と答えてくださった七森さん。実際にお会いすると、怜悧・クールというよりは、フェミニンでもの柔らかな雰囲気の方で、穏やかな微笑を浮かべながら、インタビューに臨んでくださった。
特撮ヒーロー番組へのご出演はクウガ以来だそうだが、久しぶりの東映の現場にどのような感想を持たれたのだろうか。まずはお尋ねしてみた。
「4年って長いなあって思いましたね。1年間やってるとリズムが出てきて、最初感じた大変さっていうのを忘れて、段々心地よくなってくるんですよね。スタッフとのコミュニケーションとか。リズムが分かってくるとラクになってくるんです。グロンギ語のセリフは結構、大変だったんですけど(笑)、それすら段々ラクになっていって、最後のほうは日本語のセリフが逆に辛かったぐらい。グロンギ語にしてよみたいな(笑)。そっちのほうが覚えやすくなってしまって、表現の仕方もラクになってきたんですよ。 |
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そういう感じでクウガをすごく楽しくやらせてもらって、そのイメージを持ったまま4年が過ぎてデカレンジャーに出演させていただきました。今回は正義の味方なので、楽しそうだなって思いながら、特に肩肘張ることもなく現場に行ったんですけど、すごい大変だったんですよね(笑)。“あれ、こんなに大変だったかな!?”っていう」
その“大変さ”とは体力、精神の両面についてのものでした……と話を続けた七森さん。
「あと、役への入り方もそうですし、全てにおいて大変でした。今回ご一緒したスタッフさんは、全員初めてお会いする方だったんですよね。東映の現場だからといって同じスタッフだったわけではなくて、全員が初めてだったので入った瞬間、目が点になってしまって。“あれっ!?知ってる人が一人もいないぞ……”って感じで(笑)。そういう戸惑いもありましたし、実際現場での撮り方も違いますし。“あっ、全く違うんだ……”っていうのを感じました」 |
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両番組の違いを一番、具体的に感じたのは、アフレコだった。
「(アフレコは)バラ女の時も、1、2回ありましたが、まあ、無口なバラ女でしたからね(笑)。そんなにカーッとなることもなく、おとなし〜くメラメラと怒ってるって感じだったのが、デカレンジャーではアクションもありますからねぇ。“はっ”とか“ふっ”っていう声が難しくって。声だけで演じるってホントに難しいなぁってしみじみ思いました」 |
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