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仮面ライダーG3/G3-X

登録日
:2010/09/29(水) 14:10:22
更新日
:
2014/05/09 Fri 20:34:41
所要時間
:約 8 分で読めます
『仮面ライダーG3』及び『仮面ライダーG3-X』は、『
仮面ライダーアギト』に登場する仮面ライダー。
スーツアクター:伊藤慎 押川善文(ディケイド)
序盤から三人いるアギト系ライダーのうちの2号ライダーだが、出番はもっとも早かった。
昭和・平成まで全てのライダーで唯一の完全なパワードスーツであり、
変身ベルト(っていうか変身アイテム)による変身は一切行わず、全身のパーツを全て手作業で身体に装着する。
なのでベルトはあるが単なるバッテリーだったり、そもそも『変身!』という掛け声もなかったりする。
そのリアルな強化服設定ゆえ、ファンは多い。
未確認生命体第4号、すなわち
仮面ライダークウガが元になっているという裏設定があり、
G3のデザインはクウガのマイティフォームと非常によく似ている(色が全然違うので分かりにくいが)。
『オールライダー超スピンオフ』ではクイズで出題された。
鳴滝「つまり、メカクウガだ」
【G3】
『未確認生命体対策班』が開発した〈
Gシリーズ〉の一つである第三世代型強化服。
正式名称〈GENERATION 3〉
設計者は小沢澄子。
正式装着者は
氷川誠。他にも
北條透、尾室隆弘も装着した。
装着者の身体のサイズに合わせてあるため、装着者が変更されるとその度に改造する必要がある。
かつて未確認生命体と戦っていた『4号』を元にしており、デザインは非常によく似ている。
対未確認生命体用の装備であり、全滅した未確認が万が一ふたたび現れても充分に対応できる能力を持って開発された。
しかし、新たに現れた脅威〈アンノウン〉は未確認生命体を凌駕する能力を持つため、ほとんど歯が立たないという状態に陥ってしまう。
戦闘スタイルは基本的に銃器を使った遠距離戦。だが接近戦用の武器も持つ。
決定力不足でアギトのフォローに回ることが多いが、順次装備や性能が見直されて地道にパワーアップしてたりする。
(元々、完成型では無く調整途中にあった)
目(カメラ)で見た映像をG3ユニットのトレーラーに送り、また映像の記録もできる。
ベルトはバッテリーユニットになっており、破損すると出力が低下する場合がある(この辺はG3-Xも同じ)。
中盤で
ギルスに破壊されてG3-Xにバトンタッチし、以降は終盤まで出番なし。
『
仮面ライダーディケイド』での出番はアギトの世界の過去話で芦河ショウイチが装着している光景が映るだけ。
『超・電王&ディケイド』ではディエンドの召還で登場。ウラタロスに乗っ取られた。
講談社キャラクター文庫『小説版仮面ライダーアギト』では最初から対アンノウンを視野に入れた強化服という設定になっている。
その為、後述のG3−Xには改修されていない。
スペックや武装は本編まんまの為、タイマンではアンノウンに終始圧倒されっぱなしであったが、アギトとの連携によって撃破には成功している。
本編から1年後に量産化されたらしく氷川だけでなく北条透も装着し、アンノウンと戦い続けているおり、氷川も経験を積んだ為か多数のアンノウンを撃破している。
【G3-X】
G3で得たデータを元に新たに開発された対アンノウン用のパワードスーツ。
正式名称は〈GENERATION 3-EXTENTION〉
設計者は同じく小沢澄子。
正式な装着者はG3から引き続き氷川 誠。他にも津上翔一、北條 透が装着したことがある。
G3とは違いオートフィット機能があるため、装着員に合わせたサイズ変更は必要ない。
特徴として戦闘支援用AIを搭載しているが、AIが完璧過ぎて過剰な反応をするため、
ほとんどの人間がAIと協調できずそのズレにより負担をうけ、場合によっては重傷を負ってしまうという欠陥を抱えていた。
しかし、津上翔一のように常時リラックスした“無我の境地”に至れるような人間なら、AIと協調してG3-Xの性能を完璧に発揮できる。
実際、翔一が装着してアンノウンと戦った時は一人で完勝した。
小沢の城北大学時代の教諭、高村光介の制御チップにより、AIの性能を故意に落とすことで常人でも扱えるようになった。
そのデザインや設定を見るにすでに完成していて倉庫にお蔵入りになっているG4をデチューンしたものと考える意見もある。
(後継機であるのであればG4の肩がG3のものなのはおかしいなど。ネット上にいろいろと考察があるのでググってみても面白い。)
いわゆる強化フォーム的なライダーだが、G3とは別機体のため同時に使用されたこともある。
『
仮面ライダーディケイド』ではアギトの世界に登場。開発者はG3共々、八代淘子。
凄まじい出力(車を片手で軽く吹き飛ばしてしまう)のため、制御できる装着員が皆無という状況だった。
警察、自衛隊以外に民間にも装着員を募集し、結果として正装着員に海東大樹、補欠に
小野寺ユウスケが合格した。
しかし、海東は『G4チップ』を狙って潜入しただけで、戦闘時はカメラをオフにしてG3-Xを脱ぎディエンドに変身していた。
海東が逃げたあとはユウスケが装着。ディケイド、アギトと揃って戦った。
開発者が八代であるためユウスケが装着したまま戦うのは納得なのだが、おかげでクウガとアギトの共演はお預け。
【装備】
G3、及びG3-Xが使用する武器は、総じて高い破壊力を持つため、使用するにはGトレーラーから遠隔操作で起動する必要がある。
G3の武装はG3-Xでも引き続き使用可能。
◆GM-01 スコーピオン
G3の基本武装。対未確認用突撃銃(実際はサブマシンガン)。
未確認生命体ならたやすく撃破されると言われている。
ただし、純粋な威力なのか未確認相手に致死性を持つ『神経断裂弾』を使用しているためなのかは不明。反動が凄まじいので、生身での発砲は危険。
なお、『ディケイド』では実際に未確認生命体(グロンギ)に対して使用されたが、効果がなかった。
10口径。総弾数72発。
G3-Xは右足大腿部にマウントしている。
◆GG-02 サラマンダー
スコーピオンに連結させて使うグレネードランチャー。
一撃で戦車を粉々にできる破壊力があるらしいが、アンノウンは直撃しても生きていた。
氷川「えっ……!?」
後にG3と共に強化され、下級アンノウンなら倒せるようになった。
◆GS-03 デストロイヤー
右腕を包み込むように装着する高周波ブレード。初期からの装備だが相手に当たった試しがない。
ディケイドに登場した時にも当たらない。
◆GA-04 アンタレス
サラマンダーと同じく右腕に装備する射出型アンカー。相手の捕縛に使用する。
◆GX-05 ケルベロス
GX専用のガトリングガン。特殊徹甲弾を秒間30発の速度で撃ち出す。
従来の装備を遥かにしのぐ威力を持ち、連続で当て続ければアンノウンを撃破できる。
普段はアタッシュケース状態になっており、暗証番号を入力すると『カイジョシマス』の音声が鳴ってガトリングモードに変形可能になる。
暗証番号の入力キーは1、2、3の3つだけ(あと決定キー)。1、3、2、決定の順番で押す。よく打ち間違える。
弾倉はひとつにつき120発。つまり設定上4秒で撃ち尽くすはずだが、劇中では長時間撃ちまくり。
G3-Xは背面に予備弾倉をふたつ備えている。
◆GXランチャー
ケルベロスとスコーピオンを連結し、その先端にGX弾というロケット弾を装填して放つ。
G3-Xの装備で最強の攻撃力を誇り、アギトのライダーキックと同等の威力を持つ。
◆GK-06 ユニコーン
G3-X専用のコンバットナイフ。左腕上腕部に携行している。
本編ではデストロイヤー同様、敵に当たったことはないのだが、
最終回ではシャイニングカリバーを
叩き折った
「敬虔のカンダ」と
互角に斬り合うという
、かなりの活躍をした。
同じ格闘切断武器であるデストロイヤー涙目。
というか最強のロードの持つ剣と鍔迫り合いできるってどんな材料使ってるんだ!?
◆ガードアクセラー
ガードチェイサーの左グリップ兼起動キー兼電磁警棒。G3-Xの左大腿部に備えている。
【ガードチェイサー】
G3及びG3-Xが使用する専用白バイ。白バイなので当然、赤色灯も持つ。
350km/h
左グリップ〈ガードアクセラー〉を装着して起動させる。
車体にはG3の武器が積まれており、コンソールのボタンを操作して任意の武器を取り出して使用する。
裏設定ではかつて警視庁で開発された4号のバイク〈
トライチェイサー/ビートチェイサー〉の発展型
(※人間用に能力をオミットされて調整された、同系統の技術を利用した別マシンと云うのが正しいらしい)であり
(間にロードチェイサーを挟む)、グリップが着脱式で警棒になるという共通点もある。
ただし、装備収納などでトライチェイサーやビートチェイサーよりかなり大型化しているため、
クウガのような巧みなバイクアクションで戦うことは出来ない(トライ&ビートはオフロード、ガードはオンロードバイク)。
【Gトレーラー】
G3ユニット(G3運用チーム)の使用するトレーラー。
荷台が丸々指令室になっており、G3(G3-X)の装着もここで行う。ガードチェイサーもここに積んである。
【G3-MILD】
TVSPに登場したG3スーツ。
正式名称は〈GENERATION 3-MILD〉
尾室隆弘が装着した。
誰でも使えるという装着員を選ばないコンセプトだが、おかげでかなり弱くなっておりボコボコにされた。
ダメじゃん。
G3-Xのバッテリー交換ぐらいしか見せ場がない。
なお、序盤はフルボッコされる描写ばかりで当時は
史上最弱のライダー
とまで言われたが
G3-Xになってからはパワーアップにより多数のアンノウンを撃破している(G3の名誉を挙げれば防御力は登場ライダー中でも高いらしい)。
追記・修正よろしく
- アギトを観始めてすぐの頃は、「変身というより着込んでるだけ」「しかも弱い」ということもあってあんまり快く思ってなかったのだが、アギト=ヒーロー、G3=シナリオ上での主役、とそれぞれの役割分担というか棲み分けがキチンと出来ていたので次第に好きになった。経験を重ねるにつれて次第にアンノウンとマトモに戦えるようになっていったのが良かったな。 -- 名無しさん (2013-08-31 12:31:10)
- 2号ライダーっていうのはちょっと違うな。 強化服を着込む、やや弱いってマジリアル。 G3−Xの暴走もまた同じ。 現実的な仮面ライダーに一番近いのはこいつだな。 -- 名無しさん (2013-08-31 15:48:26)
- ↑まさに仮面をかぶってるしね。本編ではユニコーンの活躍が大好きだった。まさかロードの剣と鍔迫り合いするとかね。・・・デストロイヤーは泣いていいよ -- 名無しさん (2013-10-10 18:34:06)
- 天使は機関銃でブッ殺せる!所詮、戦うのは同じ土俵ってことなのね -- 名無しさん (2013-10-10 18:53:48)
- いつからケルベロスファイヤーってかっちょいい技名が付いた? -- 名無しさん (2013-10-10 19:44:25)
- 地のエルを圧倒してた最終回は燃えたな。
……色々とおかしいのは重々承知してるがw
見返すとシナリオ的に一番優遇されてたライダーなんだよね。
劇場版でも主役だし。 -- 名無しさん (2013-11-27 18:51:06)
- ケルベロスファイヤーはPSソフトが初出だ。但し当時はガトリング射撃の名前だったが。 -- 名無しさん (2013-11-27 19:48:04)
- Xになって胸パーツのデザインが変わって、「ああ、クウガらしさを本当に排除したいんだな、この番組」って思ったもんさ。G4やマイルドも胸パーツはXと同じだったし。 -- 名無しさん (2013-11-27 21:50:55)
- 中の人が氷川さんなら、ダグバを一発殴ることはできるかも。さらに他のラスボス怪人も。 -- 名無しさん (2014-01-08 15:08:36)
- クウガとの関連設定を見るたびにこれを一条さんが着たらどうなるかを思ってワクワクする -- 名無しさん (2014-01-16 19:38:53)
- どこぞの子供向け漫画雑誌の読みきりで、G2ってロボットが暴走してアギトが倒すって話があったようななかったような -- 名無しさん (2014-01-16 20:44:52)
- 最終回のラストでG5も出てたな 第1話の弱さが衝撃的だった分ガトリング登場回のカタルシス -- 名無しさん (2014-03-07 07:26:36)
- ケルベロスの連射で十分倒せるしケルベロスに比べ扱い難いのかランチャーで倒す事は少なく使わないことも少なくなかった -- 名無しさん (2014-03-22 19:47:44)
- 20年後位の日本ならこいつを再現できるかな? -- 名無しさん (2014-04-19 17:15:37)
- 使い方次第じゃ、殺人マシーンにもなるぞこれ。アギト本編じゃ実際暴走してたし。 -- 名無しさん (2014-04-19 18:56:29)
- ↑自衛隊ではG4の量産化が検討されてたな。ぶっちゃけG3マイルドでも十分だと思うけど -- 名無しさん (2014-04-19 19:06:07)
- 小沢さんに「スーツの性能を人間に合わせて下げる」という発想が微塵もなかったのは天才故の欠落だったんだろうな。教諭に指摘された時は「考えた事もなかった」みたいな顔してた気がするし。 -- 名無しさん (2014-04-19 19:22:53)
- 相性によってはアギトの歯が立たない相手もボッコしてる人間のテクノロジーのが目覚めるか否か?程度のアギト因子より遥かに危険だと思うんだがな。この世界の人間が火を使うのも光の力の所為って考察がなかったっけ? -- 名無しさん (2014-04-19 22:03:22)
- ↑火のエルはギリシャのプロメテウスがモデルだから、「火」の行き着いた先であるアギトとGシリーズは等価の存在って奴か -- 名無しさん (2014-04-19 22:08:04)
- 翔一君が装着したG3-X=アムロが乗ったNT-1って解釈でいいのかな? -- 名無しさん (2014-05-02 15:54:08)
- ただの人間が科学の力と不屈のド根性でがんばるところはライダーマンっぽくもあるな。 -- 名無しさん (2014-05-09 20:34:41)


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