集団的自衛権行使容認に抗議行動 大津で弁護士や労組
自由法曹団滋賀支部や滋賀県内の労働組合などでつくる「憲法を守る滋賀共同センター」は16日、安倍晋三首相が憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認を目指す考えを表明したのに反対し、緊急の抗議行動を大津市のJR膳所駅前で行った。同支部の弁護士や労組役員ら約20人が「戦争をする国にしてはならない」と駅利用者らに訴えた。
演説に立った同センター代表の玉木昌美弁護士は「日本は憲法9条で平和国家になることを決めたのに、集団的自衛権を認めれば海外で戦争を行う国に変わる」と指摘。「憲法を守って政治を行うのが立憲主義。内閣で憲法解釈をゆがめることは許されない」と安倍首相を厳しく批判した。
参加メンバーたちは、集団的自衛権の問題点をまとめたビラを仕事帰りの人や高校生らに手渡しながら「憲法を守りましょう」と呼びかけた。
【 2014年05月16日 22時51分 】