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経済
【ビジネスの裏側】「危険水域」に入った旧三洋・中国「ハイアールアクア」…円安直撃、立ちはだかる“日本の高品質”
さらに4月からは主力の冷蔵庫、洗濯機に加え、扇風機、掃除機、オーブントースターなど新製品を順次投入し収益改善を目指す。「売り上げを拡大していくには冷蔵庫、洗濯機だけでは少ない。商品群は広い方がいい」(同社幹部)との考えからだ。
為替リスクの軽減策については、日本国内を含めた新たな生産拠点の設置を検討しているが、見通しはまだ立っていない。まずは三洋時代に日本でヒットした「アクア」ブランドを浸透できるかが浮沈のカギを握っているといえそうだ。
かつて、三洋電機はリーマンショック後の世界的な景気悪化の影響で自主再建をあきらめ、パナソニック傘下に入った経緯がある。ハイアールに買収された三洋の洗濯機部門は今度は円安の荒波にさらされるが、果たして漂流は続くのだろうか-。
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