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できごと
【河村直哉の国論】日本に迷惑千万、亡国の「左傾メディア」…集団的自衛権行使への反対紙面は異様である
安保法制懇が報告書を出した翌日の16日付朝刊も、大差なかった。朝日は「憲法の根幹 骨抜きに」(2面)、「殺さない国 岐路」「戦場 知っているか」(社会面見開き)。毎日は「揺らぐ立憲主義」(2面)、「根拠なき憲法の破壊だ」(社説)、「近づく紛争の現場」「よぎる徴兵の不安」(社会面見開き)。全体として、ほとんどヒステリー状態である。「徴兵」などという言葉が、集団的自衛権の議論とどう関係するのか。
公人として無責任
個人の信条として非暴力や非戦の考えを抱くのは自由である。しかし先人から受け継ぎ後世に伝え残すべき国家について、戦後憲法を金科玉条として祭り上げ、解釈変更にすらヒステリックに騒ぎ立てることは、無責任極まりない。
集団的自衛権に戻ると、占領憲法を改正し軍隊の保持を明記するのが筋である。そのうえでの同盟であり集団的自衛であるべきだろう。だが日本の安全を脅かす海外の力が現実のものとしてそこまで来ている状態で、「集団的自衛権は保有するが行使できない」などとするこれまでの珍説をここで改めておくことは、国益上至極まともである。
この、至極まともなことを国内で騒ぎ立てる方がむしろ異常なのだ。喜ぶのは中国や北朝鮮なのである。同盟国などとともに有事に臨む、という姿勢を明確にすることは、中国などへの抑止となる。逆に集団的自衛権の行使をヒステリックに騒ぎ立てることは、中国などを利することになる。一体、左傾人士たちは国の独立ということをどう考えているのだろうか。
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