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日中閣僚が中国で会談 尖閣国有化後初めて
5月17日 21時07分

日中閣僚が中国で会談 尖閣国有化後初めて
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中国を訪れている茂木経済産業大臣は17日、中国の高虎城商務相と会談し、先に商船三井の船舶が差し押さえられた問題などに懸念を示し、企業が安心して活動できる環境を整備するよう求めました。
日中の閣僚が中国で会談するのはおととし9月の沖縄県尖閣諸島の国有化以降、初めてのことです。

茂木大臣は17日から中国・青島で始まったAPEC=アジア太平洋経済協力会議の貿易担当の閣僚会合に出席しており、中国の高商務相との会談は会合の合間の休憩時間を利用して、20分間行われました。
この中で、茂木大臣は、先に商船三井の船舶が差し押さえられたことなどに懸念を示したうえで、「中国経済が発展するパートナーとしての役割を果たしてきた日本企業が、安心して活動できる環境を整備してもらいたい」と述べました。
これに対し、中国の高商務相は、「法律にのっとって対応している」と述べる一方、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題にも言及し「問題の責任は日本にある」などと述べたということです。
その一方で、会談では、両国が今後、省エネや環境などの面で協力を進めていくため、協議の枠組み作りに努力していくことで一致したということです。
これについて茂木大臣は、記者会見し、「日中には難しい問題もあるが『戦略的互恵関係』の考え方にのっとって、両国の協力を進めて行くべきだという認識で一致した」と述べました。
日中の閣僚が中国で会談するのはおととし9月の沖縄県尖閣諸島の国有化をきっかけに、両国の関係が悪化してから初めてのことです。

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